北沢志保
きたざわしほ
「……私は一人でも大丈夫ですから。それじゃ」
『アイドルマスターミリオンライブ!』に登場するアイドルの1人。
普段はクールで大人びた言動が目立ち、真摯な仕事ぶりを見せるが、ぬいぐるみや絵本が好きという可愛らしい部分も併せ持つ14歳。
Pに対して好意を隠す気のないアイドルたちが少なくない中、徐々に信頼を寄せていく様子を見せつつも常に一定の距離感を保ってPに接しようとする稀有な存在である。
ふとした言動の端々から、社長など一回り以上年上の落ち着いたタイプの男性に対して特別な感情を向ける様子が見て取れるが……?ちなみに公式HPのキャラクター紹介で志保が誰かの腕につかまって笑いかけているラフ画が掲載されているが、この腕が誰のものかは『劇場版アイドルマスター輝きの向こう側へ!』のDVD/Blu-rayに付いてくる特製ムック本の鈴木大氏(ミリオンライブキャラクターデザイン担当)のインタビューページで明らかにされている。
……また同ボイスドラマにおいて「ごしゅPさま」という強烈な単語が誕生したが、詳細は後述で。
対人関係
765PRO ALLSTARSのメンバーとの交流としては、最初のCD「LIVE THE@TER PERFORMANCE 04」にて如月千早との印象的なやり取りが描かれている。
同ドラマパートにおいて、千早は4人のメンバー中で志保が唯一自分よりも年下なためか、あるいはある種で不器用な似た者同士であることを察してか、特に志保を気遣う描写が見られた(千早の声優、今井麻美もまた、ラジオで「千早にとって志保は特別な存在」である旨を発言している)。
GREE版イベント「ようこそ!アイドル学園天国」においては菊地真とのダブル主演での共演を果たし、「極めよ!アイドル道」では道場で稽古に励む真の様子をそっと窺いにいっていたらしいことがわかる。また、性格が似たもの同士の水瀬伊織ともよく対比され、後述の「Blooming Clover」でも助言を受けている。
同様に「白熱!アイドルユニットトーナメント」では双海亜美、矢吹可奈とのユニットで活躍。惜しくも優勝は逃すものの、準優勝という成績を残す。その後の第25弾「年またぎ!アイドル紅白歌祭り」においても、同じく3人でのユニットでフェスに挑んでいる。
シアター組の中では前述の矢吹可奈と深い縁があり、GREE版ではイベント「出演! アイドルスペースウォーズ」や「大合奏! アイドルシンフォニー」等数多くのイベントで共演し、シアターデイズでも同時にフェス限定SSRに選出され、2人で「メリー」をカバーしており、後述の「Blooming Clover」ではこの2人が主役を張っている。(詳しくは→かなしほ)
また、最上静香とはどこか仲違いする描写が多いが、根本的に嫌っている訳ではない。(詳しくは→しずしほ)
その他、個人主義で他人と自分を分けて考える志保が「目指すべきアイドル像」とまで言っているのが田中琴葉。表現をストイックに追求する部分で通じ合うものがあるのか、同室になった際に朝まで演技論を語り合ったなど、お互い尊敬し合う関係となっている。
色について
イメージカラーは白。
1stライブのグッズとして発売されたパーソナルカラーのコンサートライトにおいては、同じく白をイメージカラーとする萩原雪歩が(しばしば色の兼ね合いにより淡い水色として描写されることが多いものの)純白であるのに対し、志保のそれはややクリーム色を含む乳白色に近い色合いとして表現されている。
性格
非常にドライ、かつ現実主義的で個人主義。一匹狼的な性格であり、他人と過度に親しく接するのには不慣れな様子を見せる。一人でいる時はスマホを観ている描写が多い。
別段言動が刺々しいということはなく自分から他人を遠ざけるようなことをするわけではないが、基本的に冷めたモノの見方をし、Pを含め他者とは常に一定の距離を置いて接しようとする傾向が強い。
カオスなイベントが連発される『ミリオンライブ!』の環境においても、コミュ内等で「一体何を考えてるんですか」などとマジレスすることも多く、基本的には常識人枠の一人に収まっている。
この大人びた性格には家庭環境が影響しており(後述)、幼くして母子家庭で生活することになったため精神的にも大人にならざるを得なかったため形成されたと考えられる。
一方で、絵本や動物のぬいぐるみなど可愛らしいものが好きという一面も秘めている。
アイドルとしてのスペック
同じ14歳では伊吹翼の影に隠れているが、志保も年齢からすると不相応なほど抜群のスタイルの持ち主。身長も高く、クールな雰囲気とあいまって非常に大人びた印象が強い。
演技に関して一際強い意欲を見せる一方で、フィジカルに関しては人並み以下。映画のセリフ「できないなら、できるようになるまでレッスンすればいいじゃない」は愚直に練習をする以外に方法がないという志保の現状を端的に表している(この台詞は後にシアターデイズで可奈に受け継がれている)。
GREE版イベント第14弾「大激闘!765プロ野球」においても、半ば超人的な活躍を見せる仲間たちをよそに最後の最後でやっとヒットが打てたりと、体力面に関しては現実的な設定である。
家庭
年の離れた弟がおり、しばしば一緒にドラマを見たり、サッカーボールを蹴って遊ぶのに付き合ってあげているようだ(GREE版イベント「激闘!NAMCOアイドルサッカーフェス2013」より)。また、「Blooming Clover」では弟の名前が北沢陸であることが判明し、シアターデイズにもこの設定は輸入されている。毎年クリスマスイブには、普段多忙な母親も早く帰宅するとのことで、早々に仕事を切り上げて家族での時間を過ごしたいという発言がある。
「Blooming Clover」では母親のビジュアルも登場している。
劇場版公開記念キャンペーンの一環であるボイスドラマにおいて、忙しい母にかわり家事を担当していることが示された(明言されたのは買い出しや料理)。またプライベートで弟と接する際の、極めて素顔に近い志保の姿が描かれたのは本キャンペーンが初である。
志保がアイドルになった理由の一つは、自分が働いて生活資金を稼ぐことで家族に楽をさせたいというものであり、高槻やよいに通ずるところがある。
なお注意点として、北沢家は母子家庭ではあるが関係は良好であり、また団地住まいの模様だがそこまで貧乏というほどでもないため周防桃子や高槻家とは境遇が異なる。
渋い大人に憧れているのには、家庭に父親がいた頃はパパっ子だったことが関係しているのかもしれない。
映画記念ボイスドラマ
Pと一緒に演技のレッスンをするボイスドラマ。2つの選択肢を選んでそのテーマを志保が挑戦する。前述のごしゅPさまは「小学生メイド」を選ぶと登場する、対になる選択肢はCIAエージェント。
その内容は、小学生メイドの志保がごしゅPさまにお気に入りの絵本『もこもこネコさんとふわふわクマさん』を読んでくれ、そして志保は所謂マジックを使ってごしゅPさまのおでこに「へ・ん・た・い」と書き、魔法をかけ終わり「似合うね~!」というもの…はい、お疲れ様でした。では失礼しました。
プラチナスターライブ編(GREE版)
2014年8月からスタートしたシーズン2において、志保は最上静香がリーダーを務める「クレシェンドブルー」のメンバーの一人に選出された。
『アイドルマスターミリオンライブ!』より「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」にゲスト出演する7人に選出されており、本予告においてその姿と台詞を確認出来る。
メンバーについていけなくなった可奈を案じる天海春香に対し「もう時間がないんです!」と言い放つシーンはあまりにも有名。
外部リンク:「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ! 本予告」
※志保の台詞は00:56~
(ユニット曲については13人以下のユニットのもののみを記載)
最初のソロ曲は「LIVE THE@TER PERFORMANCE 04」より「ライアー・ルージュ」。
ドラパマートでは如月千早、所恵美、田中琴葉と共演し、また4人揃ってのユニット曲「Blue Symphony」も披露している。
「LIVE THE@TER HARMONY 03」ではユニット「クレシェンドブルー」のメンバーとして登場。ユニット曲「Shooting Stars」、そして2つ目のソロ曲「絵本」が新たに持ち歌に加わることとなった。
「LIVE THE@TER DREAMERS 02」ではDaの歌姫こと北上麗花と共にデュエット曲「piece of cake」を披露した。
「LIVE THE@TER FORWARD 03」ではユニット「スコーピオ」及び「Starlight Melody」のメンバーとして登場。ユニット曲「リフレインキス」「Starry Melody」を披露した。
「M@STER SPARKLE 02」では3つ目のソロ曲「CAT CROSSING」が新たに持ち歌に加わることとなった。
「MILLION THE@TER GENERATION 02 フェアリースターズ 」ではユニット「フェアリースターズ」の選抜メンバーとして登場。ユニット曲「FairyTaleじゃいられない」を披露した。
「MILLION THE@TER GENERATION 07 EScape」ではクール系美少女ユニット「EScape」のメンバーとして「Melty Fantasia」「I.D ~EScape from Utopia~」の2曲を披露。ボイスドラマでもアンドロイドの役を演じる。
「THE@TER CHALLENGE 03」ではメイド役を演じる「誰ソ彼ノ淵」のメンバーで「クルリウタ」「DIAMOND DAYS」を披露する。
「MILLION THE@TER WAVE 11 オペラセリア・煌輝座」では演技派ユニット「オペラセリア・煌輝座」のメンバーとして「Parade d'amour」「星宙のVoyage」の2曲を披露。ボイスドラマでは主人公のアシュリー・ノリス役を演じている。
「M@STER SPARKLE2 01」では新たなる4曲目のソロ曲「Purple Sky」を披露する。
「MILLION THE@TER SEASON SHADE OF SPADE」ではユニット「SHADE OF SPADE」のメンバーとして登場し、ユニット曲「スペードのQ」及び「ESPADA」を披露。
更に「FINAL」では「オレンジ・エピソード」の歌唱メンバーに加わった。
「アイドルマスターミリオンライブ!(ゲッサン版)」第4巻の限定版CDではユニット「クレシェンドブルー」の新曲「Flooding」を披露した。
「アイドルマスターミリオンライブ! Blooming Clover」第5巻特別版CDではユニット「Clover」の4人で「Clover Days」を披露している。因みに可奈と一緒に歌うオリジナル曲は全体曲を除けば7年目にしてこれが初だったりする。
その他、「LIVE THE@TER SOLO COLLECTION」「LIVE THE@TER SELECTION」にはいくつかの楽曲の志保のソロバージョンが収録されており(詳しくは→アイドルマスターミリオンライブ!のCDシリーズ)、またBlooming Cloverの限定版CDではいくつかのASの楽曲をカバーしている(詳しくは→Blooming_Clover)。
興味のある方はぜひ、ランティスの公式試聴より聞いてみて欲しい。
【公式試聴】
「LIVE THE@TER PERFORMANCE 04」より
「LIVE THE@TER HARMONY 03」より
「LIVE THE@TER DREAMERS 02」より
「LIVE THE@TER FORWARD 03」より
「M@STER SPARKLE 02」より
「MILLION THE@TER GENERATION 02」より
「MILLION THE@TER GENERATION 07」より
「Melty Fantasia」「I.D ~EScape from Utopia~」
「MILLION THE@TER WAVE 11」より
アイドルマスターミリオンライブ!(ゲッサン版)
初登場は第7話(単行本2巻)。初登場回ながら、授業でやった程度のテニスで静香と張り合おうとするなど良いのか悪いのか分からない仲は健在。未来やこのみ達に静香の居ない所で助言もしていた。
本格的にストーリーに絡むのは第17話(単行本4巻)から。9月のフェスに向けたユニットとして「クレシェンドブルー」が組まれ、メンバーとぶつかりながらも成功に向けてレッスンを続けていく。
そして当日。自分達の出番の直前に降り出した雨。その雨をも味方にし、新曲「Flooding」を披露した。
アイドルマスターミリオンライブ! Blooming Clover
矢吹可奈と共に主人公として登場。弟の陸との関係など、志保の家庭事情や人格について深く言及がされている。
詳しい内容は→北沢志保(Blooming_Clover)を参照。 (ネタバレ注意)
コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る志保と静香のある日の練習風景
ミリオンの3rdライブがありましたが、アイドルの練習風景とかそんなものを志保中心で妄想しようというものです。最初は話を繋げようと思ったのですが時系列を考えるのが面倒になったので細切れにすることにしました。まず静香とのお話を。2,638文字pixiv小説作品- 北沢一家
北沢一家 #1 - 志保、泊まる
追記: テニスラケットを使ってスノーシューズ代わりとする場面は、やはり無理があったので修正しました。 最近、アイマスの北沢志保というアイドルに興味を持ち、二次創作小説を書いて見ました。 志保は父親がいないという設定ですが(母子家庭)、志保の父親について自分の妄想を書き上げてこうかなと思っております。笑 でも、受験で忙しいので、不定期投稿になると思います。ご了承ください。 この小説では、志保はミリシタ世界観準拠の39プロジェクトに参加し、アイドル活動を始めてから、1年が経ったという設定です。 (要するに、志保は小説の時点である程度Pに心を開いている、という設定です。) おまけに、うp主は、ミリマス始めて間もないので、志保のキャラを完全に理解したわけではありません。 よって、小説における志保の性格や言動の描写が原作設定と違う可能性がありますので、ご理解をお願いします。7,937文字pixiv小説作品 - アイマス単発
望月杏奈、続々々々ショートショートを書かれる
望月杏奈謎シリーズ、アニマス再放送記念。ショートショート集。大昔にユーフォニアムをやっていたので「響け!ユーフォニアム」は毎週の楽しみだったりします。 前回:http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5165186 前々回:http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5131039 前々々回:http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5064033 前々々々回:http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5042262 あらすじ:特になし3,487文字pixiv小説作品 - EScape
EScape 第6話 それから
今まで更新が滞っていたのは、調子こいてシナリオの仕事とか引き受けていたからです あと、今回は短いです あ、シナリオとか小説の仕事募集していますのでガンガンお仕事振ってください メールアドレスはsat890522@gmail.comです あと、ミリシタが忙しかったり…… あ、ミリシタ1周年おめでとうございます!!5,262文字pixiv小説作品 - アイドルマスターミリオンライブ!歌物語
ライアー・ルージュ~優しいウソ~
『ライアー・ルージュ』を歌う時、北沢志保は一つの『ウソ』をつく。 それは伝えたいのに伝わらない、届いてほしいのに届かない素直な気持ち… 彼女が『ライアー・ルージュ』を歌う時の気持ちを、年上の男性への片思いを歌った歌詞に合わせて想像してみました。4,179文字pixiv小説作品 煌輝座の決闘
前回のあらすじ! シホと同室のコトハくんは部屋に女物の下着が落ちているのを見て愕然とした。ちょっと好きになりかけていたルームメイトの男子が女性の下着をつける趣味があるなんて…! 隣人の禁忌に触れちょっと興奮しかけるコトハくん。シホが部屋に入ってきた所で互いに小さな悲鳴を上げた。 シホが実は女性で目的があってこの学校にやってきた事を知るコトハくん。安堵の反面彼女の下着を手に取って眺め続けていた所を見られたという事実に再度死にたくなるコトハくん。 一方その頃学園のプリンスカオリさんは、最近コトハくんと同室になったという男の子の事が気になっていた。彼が実は彼女で、自身が持つ証文を盗みに来たことなどつゆ知らず。 マツリくんはそんな憂い顔のカオリさんを見て今日も地球は平和だなと思った。 ※ミリオン全く知りません ※会話が多いです ※妄想設定含みます ※本編はギャグではありません ※コトハくん√です 上記を念頭に置き寛大な気持ちでお読み頂けると嬉しいです。11,978文字pixiv小説作品静香「可奈の誕生日をお祝いしたいんだけど!」志保「……は?」
可奈「クロカンブッシュ〜♪美味しいシュ〜♪志保ちゃんの手作り嬉しいでしゅ〜♪」 可奈の誕生日をお祝いしたかったのによくわからないものが出来上がってしまった。ともあれ、おめでとう可奈〜!1,868文字pixiv小説作品- ミリマス抱き枕シリーズ
静香「抱き枕になるにはどうしたらいいのかしら」
続きました、抱き枕二つ目です。 千早のシーンをカットした苦肉の策。 リクエストを受けたひとつを加えて次作で終わる予定です。8,032文字pixiv小説作品 - シホとコレット
シホとコレット⑧ 幻覚
8話目。 戦闘シーンが状況の説明文のみで埋まってしまう。 振り返ってみたけどアイドルヒーローズって必殺技に名前あるなって。シホは追加キャラだから原作で技名ないわけだけど、オリジナルで名前つけてみよっか 【注意】このシリーズにはキャラクターにオリジナル設定があります。又、一部口調、その他あなふやな部分は全てねつ造であるため、全てを許せる心の広い方向けです。7,066文字pixiv小説作品 - アイドルマスター-Next Generation-
第32話「令嬢の一喝」
末っ子の悔し涙、高飛車娘の我が儘、気丈な若手女史の鼓舞。 「アイドルマスターミリオンライブ-Next Generation-」第32話です。 タグで盛大にネタバレしているとある人物の客演回。 個人的に、アイドルに本気で向き合った子ほど、大人になってアイドルを引退する決意も迷わないんじゃないかって思ったりするのです。 劇中曲:「地球ミラーボウル」歌:水瀬伊織 「フタリの記憶」歌:北沢志保44,767文字pixiv小説作品