信じていたの 小さな頃に
絵本の中にいた お姫様は強いもの
曖昧さ回避
- 本の種類の一つ。→絵本
- アイドルマスターシンデレラガールズの、絵本作家になるという夢を持ったアイドル。→森久保乃々
楽曲情報
概要
『アイドルマスターミリオンライブ!』に登場する、北沢志保の2曲目のソロ曲。
正式名称は「絵本」。
2014年9月24日発売の「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 03」に収録されている。
常にクールかつドライに振る舞うが、実は絵本のようなかわいらしいものが好きという童心も内に秘めている志保。本曲はそんな夢を見た志保が、家族という守るべきものを守るために笑うことをやめるも、一人で進むことができず行き詰まっていたところで仲間の大切さを思い出し、笑顔を取り戻すという、まさに一人の女性の"物語"を綴ったバラード曲となっている。
曲名カード
GREE版
もう、知っています。私は何かを守っているつもりで、ずっと守られていた。大切に…。
私、ちゃんと笑えてますよね? …よかった。
2015年12月21~31日に開催された「年末の風景3」ガシャで入手できる「ゆったりゆず湯 北沢志保」を覚醒させることで入手できた。
シアターデイズにも「ゆったりゆず湯 北沢志保」の覚醒後として実装されている。
シアターデイズ
思っていることを言葉にするのは、簡単じゃないし。
うまく伝わっているか、不安もあるけど……それでも、伝えたいの。
わたしはひとりじゃないって、気づかせてくれてありがとう……。
2021年1月11日より開催された「SONG FOR YOU!ガシャ VOL.12」にてSSRの恒常カードとして実装。SSR「フェスタ・イルミネーション 徳川まつり」も同時実装されている。
付属する衣装は「プリンセス・ストーリー」。造形やカラーリングは大方GREE版を踏襲したものとなっている。
覚醒前では生まれて間もない弟の陸を抱いた幼少期の志保が佇んでいる。覚醒後には今の志保と小さくなった分身が描かれており、その周りにはGREE版やシアターデイズで登場したカード、楽曲にまつわるアイテムがふんだんに散りばめられている。わかりやすいところでいえば3本の薔薇や眼帯あたりだろうか。「夢色トレイン 箱崎星梨花」にも似た演出が採られている。
ライブなど
初披露は2014年のリリースイベント。
周年ライブでも2ndライブのDAY1や、3rdの福岡公演と幕張公演で披露され、7thライブReburnでは香里有佐氏(桜守歌織役)と雨宮氏の2名で歌唱された。
シアターデイズ
2021年1月11日に実装されたメインコミュ第78話「その手をひらけば」を見ることでプレイ可能になる。タイプはFairy。
バラード系の宿命なのか重要な所で曲がカットされてしまっているが、MVではこの事を逆手に取った演出がされている。コミュでは、りっくんが高熱を出した際に志保が母親のある行動に気付いてしまい…。
スペシャルアピールは曲の最後。MVは通常は笑う事をやめた所で曲が終わるが、スペシャルアピール又はアナザーアピールを見る事ができた(=ここまでフルコンボ)場合だけ、笑顔を取り戻すことができるという演出になっている。
「だってあなたはプリンセス」初出のドールハウスを模したステージを使用しており、そのドールハウスの部屋の中に置いてある開かれた絵本は恐らく新規制作と思われる。
難易度
コース | 2M | 2M+ | 4M | 6M | MM |
---|---|---|---|---|---|
楽曲Lv | 3 | 9 | 6 | 10 | 15 |
ミリシタメインコミュ楽曲の系譜
Brand New Theater! (39人ライブ)(第77話「百万の星々」/全員)
↓
絵本(第78話「その手をひらけば」/北沢志保(2回目))
↓
WORLD WIDE DANCE!!!(第79話「先ゆく風になれ」/菊地真(2回目))
MV
余談
「ミリオンライブ!」には1文字の楽曲はないため、必然的に本曲は「恋花」と並びミリマスで曲名が最小文字数(2文字)の楽曲である。なお読みでは「えほん」となり「こいはな」よりは短くなるためこちらも最小文字数と考えられるが、これに関しては「To…」辺りをどう解釈するかで話が変わってくる。
試聴動画
Blooming Clover
志保が主人公の一人となっているこのコミカライズにおいては、直接登場するわけではないが、2~5巻の長期において志保の家庭の事情などが大きく取り上げられており、「絵本」の歌詞の内容を非常に良くなぞった内容となっている。既存楽曲の中では、(少なくとも5巻までにおいては)ストーリーに最も影響を与えた楽曲と言っても過言ではないかもしれない。
以下では歌詞とそれに対応する作中の内容を説明する。より詳しいことは「北沢志保(Blooming_Clover)」を参照。
※物語の根幹に関わるネタバレを多数含みます。閲覧には注意。
- 「信じていたの 小さな頃に 絵本の中にいたお姫様は強いもの」
父親失踪前(8歳以下)の頃から、志保はテレビでキラキラ輝くアイドルに「まるで絵本の中のお姫様みたい♥」と強い憧れを抱いていた。(第13話)
- 「守られること 守りたいこと 夢なんて見るだけじゃいつまで経っても叶わない」
しかし後に父親が失踪。家庭を支えるため志保も家事などを手伝うようになり、暮らし向きも安定したが、次第に「家族みんなで旅行ができたら…」「母が値段を気にせず好きなものを食べてくれたら…」「弟にプレゼントを買うことができたら…」と小さな夢を見るようになる。しかし中学生の身ではどうすることもできないと諦めていたところに、765プロの新人オーディションの張り紙を発見し、後にオーディションを受ける。(第5話)
- 「守るべきものがあって 私は強くなりたいから 笑うことをやめたの すべてが叶うその日まで」
かつて父親が失踪したのは自分が守られるだけの弱い存在だったからでは?とも思っている志保は、強い自分になることにもこだわりを見せる。プロデューサーから給料は「新人のうちは少ないが 一人前になれば相応に」貰えると聞き、自分の大切な家族だけは幸せにするために、一人前になるまではステージ上と家族の前以外で笑うことをやめることを決心する。(第5話)
- 「独りよがりとだれかが笑う」
作中で特に誰かに嘲笑されたという訳ではない(強いて言えば第4話で横山奈緒に「もっと楽に生きたらええのに ほんま不器用やんな」と評されている)が、自分の目的のためには「独りよがりと笑われたってかまわない」という決意をしている。(第5話)
- 「でも本当は気付いてた 私はどこで間違えたの?」
第4話で同期とのオーディションを制し、次回公演でのステージデビューを射止めた志保だったが、直後に疲労の蓄積などが祟り卒倒、大事をとりデビューは一旦延期となる。その代わりに、歌唱技術が大きく劣っていたものの周囲の助けを得て改善を見せていた矢吹可奈がデビューすることになり、周囲を顧みず一人で戦っていた結果このような事態を招いた自身と比較して「私は間違っていたのかな…」と病床で呟く。(第5話)
- 「強く握りしめすぎて 大事なものを壊してた」
上述の通り早く一人前になることにこだわり過ぎて結果的にデビューが遠のいてしまう。(第5話)
また、志保は家族に幸せをもたらすためにアイドルを始めたのであったが、弟の陸に「志保がアイドルをやりたいがために家を出て行きたがっているので自分がしっかりしなければならない」と思われかえって負担を強いてしまう結果となり、更に苛立ちが募った結果陸を怒鳴り泣かせてしまうという最悪の結果を招いてしまう。(第12話)
- 「長い旅の途中でこれ以上独りじゃ進めない 迷子のように立ち尽くした私にそっと微笑んだ」
上述の経緯からアイドルを辞めることを決意し、一度は行方をくらましたが、かつての憧れが甦り劇場前の広場で雨の中立ち尽くす志保。そこに可奈、更にユニットメンバーの箱崎星梨花と高坂海美が現れ、彼女らに救われる形でアイドルを続けることとなる。(第13話)
- 「独りじゃ強くなれないこと 笑うことを思い出した 絵本の中で見た笑顔」
ライブのMCにて、独りで全てを背負いこめるほど自分は強くなかった、今自分がここにいられるのは仲間や周囲の助けがあったからと語る志保。そのライブで「家族を笑顔にする」という目的にも達した志保は、ライブ後、可奈にとびきりの笑顔を見せるのだった。(第18話)
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