「エキスだ!エキスだ!パワーアップだ!!」
概要
CV:西尾徳
第14話「マグロが消えた日」に登場。
身長230.8cm、体重238kg。
マンモス型改造人間で、全身は体毛で覆われている。三神官曰く「最強の怪人」で、6万年前に生み出されてから何度も活躍してきた歴戦の猛者。
口から出す強力な冷凍ガスと、鼻から撃つ氷柱を武器として使う。他に、戦車の装甲もぶち抜く鋭い牙と長い鼻、マンモス特有の怪力が武器。
設定上は、肉を失い骨格だけになっても継戦可能という凄まじい生命力を持つとされる。
この怪人から回の初登場時に名前のテロップが表示される。
活躍
カニ怪人を倒した仮面ライダーBLACKへの直接の刺客として登場。
三神官の最も恐ろしい作戦「南光太郎が通りがかりそうな道に巨大な氷柱を刺しておき、それに気を取られた隙に背後から不意打ちする」作戦に失敗した為、仕方なくBLACKと対決。既にカニ怪人を倒し戦力を上げたBLACK相手に戦闘は終始劣勢であり、その場は逃走する。
その後、怪人の戦力を強化する黒松教授特製の「タウリンエキス」により強化され、タウリンエキスの生成に不可欠なマグロの脳味噌を求めて最強怪人の癖に黒松教授と共にマグロ泥棒を行う(この組織は慢性的な人手不足なのだ。そして、なぜ標的にタコやイカよりタウリン含有量で下回るマグロを選んだのか、財界のトップ大宮幸一もゴルゴムメンバーに引き込んでいる三神官が秘密裏に横流しさせなかったかは不明)が、使用済みのマグロを放置して腐らせたせいでBLACKに潜伏場所を知られてしまった。
最期
タウリンエキス(ただし未完成)により強化され、BLACK相手に優勢に戦うがやはり肉弾戦では押されていく。秘密基地に逃亡し、前述の台詞を言いながらタウリンエキスをガブ飲みするが、後を追って来たBLACKに応戦したはずみに秘密基地を破壊してしまった。
改めてBLACKに挑むが新技「パワーストライプス」により得意の冷気攻撃を封じられ、左の牙をライダーチョップで折られライダーパンチとライダーキックの連続攻撃で倒された。
骨格だけでも戦える生命力の持ち主と言えど、骨一本残さず消滅してはどうしようもなかった。
最強の怪人
このようにマンモス怪人はBLACK相手の格闘戦では終始劣勢だったため、最強の怪人という触れ込みの割には名前負けしているように見えてしまう。前後の話で登場したカニ怪人とイワガメ怪人が共に強靭な防御力を活かしてBLACKを苦戦させていたことも、この印象を強くしてしまう要因にあると思われる。
しかし、冷凍攻撃はいわゆる「防御無視」であり、BLACKのように冷凍攻撃を封じる技を持つ相手でなければ一方的に無力化できる強力な攻撃手段である。さらに言えば、BLACKが冷凍攻撃を封じた「パワーストライプス」は上記の通り新技であり、そのような技を使ってくることはBLACKを作り出した大神官ダロムはいざ知らずマンモス怪人にとって想定外の事態であった可能性が高い。
そのため、もし怪人同士で対決させればトゲウオ怪人と同様に、他の怪人を凌ぐ最強の怪人にふさわしい活躍を見せてくれる事を期待できるだろう。
余談
第14話ではED曲「Long Long Ago, 20th Century」が劇中にも存在する楽曲として歌われている。
また、作中での扱いから、マンモス怪人が一種の単位としてファンの間で親しまれている。
マンモス怪人1人分の戦闘力につき、1マンモスという認識らしい。
単身、調査に乗り出した寿司屋の大将・熊倉太助はマンモス怪人相手に金属バット一つで立ち向かい、最大の武器である冷凍ガスを抜かせたのにもかかわらず、金属バットが凍結し、怪人に投げ付けられた木箱で負傷する程度で生還している事から熊倉の戦闘力やガッツの方を評価する声もあったりする…同じ光太郎が主人公の作品でも出る作品を間違えているような…。
熊倉の子供・太郎を演じた青戸昭憲氏は15年後に敵怪人を演じている。
関連タグ
吸血マンモス、ミミンガー、ゾゾンガー、エレファントオルフェノク、エレファントアンデッド、ガメル、アリマンモス、マンモスマギア、マンモス・デッドマン、エレファント・デッドマン、マンモスマルガム:同じくマンモス(ゾウ)の怪人である。
ヤモゲラス、サーペントアンデッド、ダミー・ドーパント、スイーツ・ドーパント、コックローチ・ドーパント、イカジャガーヤミー:同じく一般人相手にそこそこ善戦されてしまった怪人。
カブキノイド:ニコニコ動画で最弱怪人候補タグが貼られる。ツイッターでも、「ついに0.4マンモスぐらいのやつが」と評される。
マンモン(デジモン):同じく骨格だけでも動けるマンモス仲間。