黒松教授
くろまつきょうじゅ
演:黒部進
暗黒結社ゴルゴムに賛同する科学者。白髪交じりの貫禄のある人物。
表向きの肩書きは、東都大学医学部教授・同附属病院院長、及び聖和大学医学部の部長。
ノーベル医学賞の候補者でもあり、バイクレーサー等もその名前を知っているほど有名。
何故、地位も名誉も技術も持っている人が怪しげな団体に協力する(これは黒松に限った事ではない)かといえば、「超人的な能力や5万年単位という途方もない長命を持つ怪人に改造してもらうため」である。
要は長命欲しさに自分が怪人になろうとし、そのために多くの人命を弄んだ、正しくマッドサイエンティストというべき人物。
右手の取り外しが可能で、右目も機械化されている。
とはいっても戦闘向きの物ではなく、あくまで人間改造やその為の機械を操作しやすくするためのもののようだ。
三神官の暗黒超力の副作用で獣(恐らく狼だと思われる)のような姿になる事もあるが、結局ビルゲニアに処刑されたため怪人態を披露する事はなかった
失敗が続いたために当てにならない研究で怪人を死なせたという理由で三神官に処刑されかかるが、直後に剣聖ビルゲニアの顔盗みの術を受ける(要は顔だけ盗まれて、本人は死亡した)。
その後、奥多摩の山中で変死体で発見されたと新聞に報道された。
…しかし、ノミ怪人とトカゲ怪人に関しては三神官がさっさと撤退命令を出してれば助かったんじゃないかとも言える。
そう考えると黒松教授が処刑されることになったのはそうした三神官の失態を押し付けるためのいわゆる「トカゲの尻尾切り」、もしくは八つ当たりであると取ることができる。
そうでなくても最終的にはビルゲニアの作戦のために犠牲になったのは事実であり、自分が怪人になるという野望のために多くの罪のない人々を犠牲にしてきた黒松にとっては、三神官やビルゲニアの都合で命を弄ばれるという末路は因果応報と言えるのかもしれない。
尚、ノミ・トカゲ怪人はともかく、マンモス怪人については、研究成果を基に「これで大丈夫」と太鼓判を押し、結果はダメだったので、怪人が生還したとしても責任を問われたと思われる。