イカジャガーヤミー
いかじゃがーやみー
「俺は勝ちたい、仮面ライダーに・・・あっ」
CV:銀河万丈
第27話:『1000と映画と戦闘員』(仮面ライダーシリーズ第999話)
鴻上会長に呼び出された火野映司とアンクはシリーズ通算1000話を記念した映画『仮面ライダーオーズ対ショッカー』の制作および出演依頼をうける。
ちなみに監督は伊達さん。(報酬1000万円目当て…)
一方、1000回も怪人が仮面ライダーに負けている事から、今度こそライダーを倒したいショッカー戦闘員・千堂院にカザリがセルメダルを投入し、卵から成長体で誕生した。誕生直後は一般人の女性ライダーにも負けるほど頼りなかったが、その後のライダー戦でオウムヤミーと共にライダーを圧倒。しかしオウムヤミー敗北後、墨を吐いて逃亡。アンクはカンカンに怒っていた…
「鳥系ヤミーの手がかりをっ!」
第28話:『1000と仮面ライダーと誕生日』(仮面ライダーシリーズ第1000話)
前回、負傷した仮面ライダーバースこと伊達明だったが映画製作の面白さに目覚めて映司と共に映画製作を続行。
一方、千堂はカザリの力を借りて新しく戦闘員ヤミーを製造。
戦闘員ヤミー誕生後も更に新しい卵から、今までの敵組織の戦闘員ヤミーが大量に出現。
(一部ハリセンボン演じる女性戦闘員。ネタ披露後「もう帰る」と退場)
ついに仮面ライダーオーズとバースに襲いかかる。
戦闘員ヤミーをタジャドルコンボに全滅させられ、疲弊したオーズを拘束するも泉比奈が持ち前のバカ力で巨岩を投げつけ彼を救出。
後藤慎太郎も自らの石頭を使った頭突きでカザリからバースを助ける。
そして1000回記念の大盤振る舞いで、バースがセルメダル1000枚を使用して登場したバースCLAWS・サソリの攻撃を受け、川へ逃亡するもシャウタコンボに陸に戻され、サソリの集中砲火により爆散した。
カザリに利用されていた愚かな自分に気が付いた千堂は、オーズと「これからも戦っていこう」と固く握手を交わし、夕日に向かってポーズ。映画はこれにて終了。
次は仮面ライダー40周年記念ですよーっ!(BY:鴻上会長)
内容的には『激走戦隊カーレンジャー』系(公式が病気)といった感じの物語であった。
ジャガーの口からイカの触手が出ており、その下にヤミーの顔がある。右手がイカの触手のソードになっている。
また、ショッカー戦闘員が宿主のため、腹部にショッカーのベルトをしている。
「イカ」に「ジャガー」という組み合わせは、初代仮面ライダーの幹部怪人「イカデビル」と、V3第1話に登場した怪人「ハサミジャガー」の影響かと思われる
(ハサミジャガーも両腕が刃物になっているなど、ヤミーとの共通点がある)。
合成怪人はショッカーではなくゲルショッカーが元祖である。このヤミーによく似たイソギンジャガーという怪人が「仮面ライダー」に登場する。イソギンジャガーの登場回は石ノ森章太郎が監督を務めており(石ノ森は被害者役として出演もしている)、特別編の怪人であることも共通している。実際に篠原保はイソギンジャガーを意識してイカジャガーヤミーをデザインしたと証言している(ただし制作側はイソギンジャガーを意識してデザインを発注した訳ではなかったらしい)。
イカソードによる斬撃、撤退用のイカスミ、イカの触手による相手の拘束などイカ部分によるものが多い。また、水上をジェットスキーのように素速く移動できる。無論水中戦もこなす。
「仮面ライダーを倒したい」という欲望から生まれたためか、対ライダー戦では中々の戦闘力を見せる。その一方で、一般人相手には弱かったり、スルメが焼かれるのを見ると怯むという弱点もある。
第27話でヤミーと戦う女性ライダーが森下千里(『仮面ライダー龍騎』の浅野めぐみ役、『仮面ライダーカブト』の北斗修羅役)と千秋
第28話の野次馬が若槻千夏、女性戦闘員ヤミーがハリセンボンだった
(皆名前に「千」の字が付く)。
銀河万丈氏が仮面ライダーシリーズに出演するのは今作が初であるが石ノ森ヒーロー作品に出演するのは、サイボーグ009のジェロニモ・ジュニア/005以来である。