「あぁぁ~」
概要
カザリとの結託が鴻上光生にバレた真木清人が、カザリ自身へのコアメダル集中を急がせたため、苛立った彼にセルメダルを投入されて白ヤミーの状態で誕生。真木の姉の墓石に抱きついたり、街の(若い)女性に片っ端から抱きつく行為を繰り返して成長。
欲望の種類はヤミーの行為から、おそらく幼少時の自分を育てた姉への「慈愛と母性への欲求」と真木は分析している(しかし、墓石にヒビを入れたり、女性を負傷させているので、その実は自分を棄てた姉への憎悪という可能性もある)。
歩くとタラちゃんや鉄腕アトムのような足音がする。どことなく赤ちゃんの笑い声やキヨちゃんの声のようにも聞こえるのは宿主や欲求ゆえだろうか?(実は作中の所々で赤ちゃんが泣き出す時の声にも似ている時があるという指摘もあり、正に真木の中に眠っていた愛憎と童心の具現化と言える)
仮面ライダー図鑑によれば欲望の種類は「傲慢」に属するらしい。
容姿
水生系と重量系の合成ヤミーのように見えるが、成長する時の描写から、水生系と猫系の合成ヤミーであることがわかる。
そもそもパンダ(というか熊)は哺乳類の中でも食肉目という部類に属しており、食肉目は別名ネコ目とも呼ばれる。
この事からカザリの管轄がネコ科ではなくネコ目であるとも推測出来る。パンダは熊猫とも書くため、そこからの連想なのかもしれないが。
一見するとツギハギされたパンダの着ぐるみに見える(歩く時も変わった音がする)が、左耳がシャチの鰭、左腕がシャチの頭部になっている。
また、パンダの左目部分がヤミー特有の笑い顔になっており、遠くから見ると可愛らしいが、近くで見ると不気味極まりない(戦闘後逃げられた時伊達明は「ちょっと可愛いから油断しちまったぜ…」と言っていたが恐らくは彼なりの不快感を解消するための粋なジョークであろう)。
常に「アァァ~」と呻き声を発している(他に、バースとの再戦時トラックに飛び乗り伊達から逃げた時、「バ~イ」と言って手を振っていた)。声優はノンクレジットのため現在不明だが、野太い声と子供の声が混じり合った感じになっている。
シャチとパンダの共通点は、どちらも体色が白黒ということしかわからないが…
能力
シャチ部分の鰭をいくつも作って飛ばしたり(鰭を輪のように整列させて操るといった芸当も出来る。)、パンダ部分の怪力と右腕の爪で戦う。また、パンダがモチーフのためか中国拳法らしき妙な動きも見せた。左腕はシャチの顔になっている為、これで噛み付き攻撃を行うものと思われる。
作中では女性に抱きついていたが、最初に抱きついた墓石にヒビが入っていた為、被害にあった女性は最悪骨を折られた可能性が高い。
HBDでは、引っ掻き攻撃に「シャチパンダパンチ」という名前が付いている。ルートによっては、オーズ・タカウバの電気ウナギウィップを口と左手で受け止める器用さを見せる。
最期
真木の姉に瓜二つの白石知世子に目をつけ執拗に狙うが、駆けつけた仮面ライダーバースとオーズタカジャバに圧倒され、バースのブレストキャノンで爆散した。
飛散したセルメダルは、アンク(ロスト)により衰弱したアンクのセルメダルの借り賃として伊達に譲与された。
なお、真木が宿主であることを、ライダー達は最後まで知らなかった。
超バトルDVDでも登場し、そちらではバイソンヤミーとタッグを組んでオーズと戦った。こちらは普通に喋っており、CVは高塚正也が担当。
関連タグ
カンフーパンダ:同じく拳法使いのパンダ。
スカウティングパンダレイダー:数少ないパンダモチーフのライダー怪人繋り。
テイコウペンギン:シャチパンダヤミーより恐ろしいシャチとパンダが登場する作品。