概要
道教に伝わる武神・哪吒太子の保有する宝貝で、中国の格闘用武器『圏』の一種。普段は彼の腕に嵌ったブレスレットの形をしているが、投げることでどこまでも飛び相手の頭を叩き割る。
藤崎竜版『封神演義』では、下記イラストのバッファローハンマーのようなガントレット型に変更され、しかも両腕に備わっている。一撃で山をも打ち崩す威力を有する。
武器としての圏
圏は直径約30cm程度の金属製の環であり、環の一部を片手で握って殴打する打撃武器である。
握る部分以外の外環を刃にして斬る武器としたり、前述のように投げることもあったという。
他国の武器であるチャクラム(戦輪)と混同されがちだが、 圏は殴る武器であり、チャクラムは投げる武器である。ただし、それぞれが互いのメインの使い方を派生種とする形で運用されたためか、両者の区別は曖昧になっている。
以前は「刃が付いていたらチャクラム、付いてなかったら乾坤圏」という考え方もできたが、いろいろな種類の派生武器が出てくる中で、特に創作作品では明言されていない限り、どちらの武器かを判断することは困難と言える。
とりあえずは、それを投げつけて戦っていたらチャクラム、持って戦っていたら圏と覚えておけばよいだろう。
関連キャラクター(漫画・アニメ等)
漫画
関連キャラクター(特撮)
仮面ライダーシリーズ
関連キャラクター(ゲーム)
- ザクロ<鏡圏>(フラワーナイトガール)
- ※チェリーセージもチャクラムと圏の中間のような武器を使う
関連イラスト
関連タグ
ジャマダハル:斬る武器とした場合はこちらとも類似する。