※この記事では藤崎竜の『封神演義』の宝貝(パオペエ)について説明する。
概要
登場する仙人や道士が用いる武器であり、使用することで奇跡的な力を発揮することができる。
形状は剣や槍・鞭など古来よりの武器の形状をしている物もあれば、近未来的なビーム砲やロボット。指示棒や扇子といった日用品まで様々な種類の宝貝が存在する。
宝貝は用いる人の精気を吸い取り奇跡を起こすので、生まれつき道士の素質の無い者が使用するとたちまち精力を吸い尽くされ、干からびてしまう。
また強力な宝貝や、宝貝を複数装備するとたとえ道士の素質があったとしても大量に精気を吸われてしまう。
スーパー宝貝という規格外が存在する。
※「例外」となる宝貝
百霊藩(ひゃくれいはん) |
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藤崎氏の漫画版封神演義を原作としたワンダースワンのゲーム「仙界伝」および漫画版の歴史の道標との戦い終結後を描いた続編ゲーム「仙界伝弐」に登場するオリジナルキャラ・呂雄(仮)の使用する宝貝。
宝貝単体での詳しいビジュアル描写はされていないが、「布のような形状」と作中テキストで言及されており、このイラストで呂雄が纏っている白いマントがその部位ではないかとみられる。
「魂魄を司る」という特性を備えており、こと肉体を失って魂魄だけになった存在に大しては絶大な干渉・制御力を持っている(魂魄を光の塊に変えて制御するなど。魂魄だけでも妖怪としての力を失わず自由に動き回れる妲己に対してはその特性を完封できる最大のカウンターともなる)ため、死してなお凄まじい力を持つ仙道や妖怪たちの魂魄を途方もない数ほど封神台に強制収容する作中の封神計画においては、封神台にそれをなさしめるためのコアとして組み込まれていた。
戦闘においては、その周囲に存在するであろう魂魄のエネルギーを無数の光の砲弾に変え、流星雨のように相手の頭上から降り注がせて攻撃する。
なお、この宝貝は「最初の人」が地球に入植後、「外宇宙から」地球に落下してきた宝貝であり、「スーパー宝貝やその技術の流れを汲んで作られていった地球産の宝貝たちとは根本からルーツが異なる」という例外品である。「仙界伝弐」の終盤でも、その特性が鍵を握ることに…。