概要
真・三國無双シリーズとはコーエー(現:コーエーテクモゲームス)が発売しているアクションゲーム無双シリーズの一種である。
開発は一貫してオメガフォースが担当。『信長の野望』や『三国志』といった、決して万人受けしなかったコーエーの社風を一変させた作品で、『2』に至っては初めてミリオンヒットを記録(『4』まで売り上げ100万本を達成)し、日本を代表するゲームメーカーへと押し上げた作品でもある。
シリーズを通して『三国志』や『三国志演義』を元に、独自のアレンジやif展開などを加えた舞台となっている。近年は『横山三国志』や『蒼天航路』などと言った三国志関連の他作品の影響も受けている。そのため、様々な点において元ネタと相違なる点(登場武将の生年や没年のズレ等)がある。これは『戦国無双シリーズ』に関しても同じである。看板キャラクターは趙雲や呂布が務めている。
『真・三國無双シリーズ』の元である『三國無双』は、PS1において3D格闘として発売されている。こちらは1対1の対戦格闘型ゲームであり、システム等々で本作とは大きく異なる点がいくつかある。海外では『Dynasty Warriors』と呼ばれ、三國無双から続けてのナンバリングが割り振られている。最新作である『8』は海外では『9』扱い。シリーズの大半の作品がプレイステーション系列の機種用として開発され、移植や同時発売で他の機種の系列でも発売される事もある。
操作キャラ1人に対して複数の敵を圧倒的な強さで蹴散らす、いわゆる「一騎当千」のアクションは様々なユーザーに影響を与えており、一人または少人数で多勢を薙ぎ倒す様をこの作品の名称から転じて「無双」と言うようにもなった。
また、後に発売された『戦国無双シリーズ』『TROY無双』の作品を「無双シリーズ」と称しており、その形は単独作品だけでなく『無双OROCHIシリーズ』『無双☆スターズ』の自社コラボや『ガンダム無双』『北斗無双』『海賊無双』などの版権作品コラボが制作、発売されている。
また真・三國無双は|魏、呉、蜀、晋(『6』から)にいる武将とその他合わせて80人以上のキャラクターが存在し、イラスト等の表現に於いてもバリエーションに富んでいる。基本的にナンバリングが更新される度に衣装が刷新される(一部除く)。
『5』では初めてキャラの数が減った(新規追加武将が一人もいない+数人ゲーム内からほぼ存在抹消扱い)が、『MULTI RAID2』や『6』で徐々に復帰していき、『7』において全武将が復帰した。『4』までは派生作品で新規の無双武将が登場する事はなかったが、『5』の派生作品である『MULTI RAID2』で蔡文姫が新規の無双武将となって以降は、本編以外でも新規参戦武将が出るようになった。
なお、伏犠と女媧は『2』シリーズのみの登場となり、『3』以降は三國無双シリーズから離脱し、以後は設定と新たな固有モデルを得て『無双OROCHI』シリーズの武将となる(『MULTI RAID2』でも別設定となって一時復活)。MASA氏を初めとする、中華テイスト溢れたデジタルロック調のBGM面の評価も高い。
ロゴ
ロゴの形は基本的に共通(厳密にはシリーズから外れる三國無双を除く)。真が中心で、それを囲むように上に三國、下に無双、さらにその下にナンバリングが配置され、切れ目が入っている(この切れ目はオープニングなどでも最後につく)。
2~5までは文字の部分に「SHM・SANGOKUMUSOU」の表記があった(Empiresシリーズには表記無し)が、6以降は無くなっている。
シリーズ | 全体の配色 | 数字の色 |
---|---|---|
無印 | 銀(全て同色) | |
2 | 金(文字間は深緑) | 赤 |
3 | 銀(文字間は深緑) | 外枠が赤の銀 |
4 | 銀(文字間は深緑) | 外枠が赤の銀 |
5 | 金(文字間は赤茶) | 朱色 |
6 | 金(全て同色) | 赤 |
7 | 銀(文字間は黒) | 炎 |
8 | 金(文字間は黒) | 赤 |
作品
ナンバリング
- (『三國無双』 1997年2月28日発売)
- 『真・三國無双』 2000年8月3日発売
- 『真・三國無双2』 2001年9月30日発売
- 『真・三國無双2猛将伝』 2002年8月29日発売
- 『真・三國無双3』 2003年2月27日発売
- 『真・三國無双3猛将伝』 2003年9月25日発売
- 『真・三國無双3Empires』 2004年3月18日発売
- 『真・三國無双3ハイパー』 2005年4月1日発売
- 『真・三國無双4』 2005年2月24日発売
- 『真・三國無双4猛将伝』 2005年9月15日発売
- 『真・三國無双4Special』 2005年12月22日発売
- 『真・三國無双4Empires』 2006年3月23日発売
- 『真・三國無双5』 2007年11月11日発売
- 『真・三國無双5Special』 2008年10月2日発売
- 『真・三國無双5Empires』 2009年5月28日発売
- 『真・三國無双6』 2011年3月10日発売
- 『真・三國無双6Special』 2011年8月25日発売
- 『真・三國無双6猛将伝』 2011年9月29日発売
- 『真・三國無双6with猛将伝』 2012年3月19日発売
- 『真・三國無双6Empires』 2012年11月8日発売
- 『真・三國無双7』 2013年2月28日発売
- 『真・三國無双7猛将伝』 2013年11月28日発売
- 『真・三國無双7with猛将伝』 2013年11月28日発売
- 『真・三國無双7猛将伝』 2013年11月28日発売
- 『真・三國無双7Empires』 2014年11月20日発売
- 『真・三國無双8』 2018年2月8日発売
- 『真・三國無双8Empires』 2021年12月23日発売
- 『真・三國無双ORIGINS』2025年発売予定
派生作品
- 『真・三國無双』 2004年12月16日発売
- 『真・三國無双ADVANCE』 2005年3月24日発売
- 『真・三國無双 2nd Evolution』 2006年3月23日発売
- 『雀・三國無双』 2006年3月23日発売
- 『真・三國無双DSファイターズバトル』 2007年4月5日発売
- 『真・三國無双NEXT』 2011年12月17日発売
- 『真・三國無双VS』 2012年4月26日発売
- 『真・三國無双 英傑伝』 2016年8月3日発売
MULTRAIDシリーズ
- 『真・三國無双MULTIRAID』 2009年2月26日発売
- 『真・三國無双MULTRIAID Special』 2009年10月1日
- 『真・三國無双MULTIRAID2』 2010年3月11日発売
- 『真・三國無双MULTIRAID2 HDVersion』 2012年7月26日発売
モバイル・スマホゲーム
- 『Mobile真・三國無双』 2008年1月21日サービス開始(無双モバイルのサービス終了に伴い、既に配信停止している可能性あり)
- 『真・三國無双(スマートフォン版)』 2021年3月11日サービス開始
提供終了タイトル
- 『100万人の真・三國無双』
- 『真・三國無双ブラスト』
- 『真・三國無双 SLASH』
- 『真・三國無双Online Z』
- 『真・三國無双 斬』
武将登場シリーズ一覧
真・三國無双のキャラクター一覧を参照。
エディット武将
『真・三國無双Empires』などでは、顔や衣装、使用武器などを組み合わせて様々な武将を作る事ができる。二次創作も相まって、pixivには多くのエディット武将イラストが投稿されている。
詳しくは「エディット武将」の項目を参照。
一般武将
プレイアブル化されていない武将を差す。いずれも共通の顔や体、兜等の装備を組み合わせてかたどられており、ナンバリングタイトルでは固有のモデルはない。当然ながら無双武将と比べて個性も薄かった。
しかしシリーズが進むにつれて、モブキャラでありながら個性が成り立つ武将たちも目立ち始め、そのモブ武将の活躍が影響し次回作にてプレイアブル化する武将も出ている。
また、『真・三國無双ブラスト』ではプレイアブル化されていないモブ武将たちにも、もれなく固有の姿が用意されていた。『8』では夏侯姫などのキャラもこの時の姿をほぼそのまま流用して参戦している。いずれ登場する新武将たちもブラストでの姿を元に参戦する可能性が高い。
舞台
2017年2月には戦国無双に続いて舞台化し、2020年には「真・三國無双」20周年記念として赤壁の戦いIFが公開された。詳しくは舞台真・三國無双を参照。
関連イラスト
関連タグ
題材 | 三国志、三国志演義、創作三国志、中国史 |
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会社 | コーエー、コーエーテクモ、オメガフォース |
シリーズ | 真・三國無双シリーズのタイトル一覧 |
関連作品 | 三國無双、猛将伝 |
系列作品 | 無双シリーズ、戦国無双シリーズ |
派生作品 | 真・三國無双MULTIRAID、舞台真・三國無双 |
コラボ作品 | 無双OROCHIシリーズ、無双☆スターズ |
DLC衣装 | シネマティック学園無双、昇竜戦隊タイガーファイブ |
グループ・NL | 真・三國無双シリーズのグループ・カップリングタグ一覧 |
BL | さんむそ【腐】 |
表記ゆれ | 真・三国無双、三国無双、三國無雙、三国无双 |
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