概要
ゲーム「真・三國無双シリーズ」の舞台。前に舞台化された戦国無双はストーリー重視だったが、今回は「無双」を意識した殺陣が大きな見どころ。上映時間の半分以上はアクションで構成されており、演者はとにかく動く。荀彧や満寵といった軍師たちも原作以上に派手に戦っている。また、冷気を放って敵を凍らせる曹操、炎を纏った剣で敵を薙ぎ倒す孫権、風や雷を駆使して攻撃する諸葛亮といったように原作の技を意識した攻撃も多数。無双乱舞もしっかりある。
ストーリーは正史や演義とは異なるがゲーム内の台詞が多く散りばめられている。
基本的にシリアスにストーリーが進む原作と比べると演者たちのアドリブなどによるコミカルなシーンがチラホラある。特に魏軍はほぼ毎回楽進が半ばキャラ崩壊のミュージカルを繰り広げるため、舞台版の中では1番コミカルな軍になっており、呉軍がわりかし真面目な傾向がある(原作だとむしろ逆の印象が強い)。
衣装は第1弾が真・三國無双7のもの。それ以降は真・三國無双8のものを採用。
OP(メインBGM)は全シリーズ「THE EPIC<敵陣突破>」を使用している。初出が真・三國無双7のDLCのBGMで自分で選択しない限り聴く機会がない曲なのでもはや舞台のイメージの方が強いかもしれない。
舞台
公演番号 | 公演タイトル | 公演日 |
---|---|---|
第1弾 | 舞台「真・三國無双」 | 東京:2017年2月11日~19日公演 |
第2弾 | 「官渡の戦い」 | 東京:2018年4月26日~5月1日公演、大阪:2018年5月5日~6日公演 |
第3弾 | 「赤壁の戦い」 | 東京:2019年2月7日~2月17日公演 |
第4弾 | 「赤壁の戦いIF」 | 東京:2020年8月20日~24日公演 |
第5弾 | 「荊州争奪戦IF」 | 東京:2021年9月3日~8日公演 |
第1弾は反董卓連合を描いているが、以降のシリーズ以上にオリジナル色が強い脚本となっており、ゲームですら見られないような展開が繰り広げられている。
第2弾(官渡)と第3弾(赤壁)は大筋は8のストーリーだが、所々にオリジナル要素をいれている。
第4弾(赤壁IF)は8DLC郭嘉IF、第5弾(荊州IF)は8DLC周瑜IFを元にしているが、こちらも若干ストーリーに違いがみられる。
第4弾と第5弾は肖像権に厳しいジャニーズ事務所の演者がいるためか円盤化されていない。
第3弾までは㈱ADKアーツ製作、第4弾以降は「舞台 真・三國無双」製作委員会製作が製作。
会社が変わったためか第1弾~第3弾までと第4弾、第5弾では微妙にテイストが異なっており、第4弾でそれ以前のキャストがほぼ一新され(元)アイドルの演者が多くなった。
舞台版キャスト
第1弾と官渡の戦い(第2弾)に登場する晋の人物は物語の進行役を務める。
魏
呉
蜀
晋
他勢力
キャラクター出演表
武将 | 第1弾 | 官渡 | 赤壁 | 赤壁IF | 荊州IF |
---|---|---|---|---|---|
曹操 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
夏侯惇 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
楽進 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
李典 | ○ | ||||
郭嘉 | ○ | ○ | |||
張遼 | ○ | ○ | ○ | ||
曹丕 | ○ | ○ | |||
荀彧 | ○ | ○ | |||
甄姫 | ○ | ||||
満寵 | ○ | ○ | ○ | ||
蔡文姫 | ○ | ○ | |||
荀攸 | ○ | ||||
曹仁 | ○ | ||||
孫堅 | ○ | ||||
孫策 | ○ | ○ | |||
周瑜 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
孫権 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
孫尚香 | ○ | ○ | ○ | ||
甘寧 | ○ | ○ | ○ | ||
凌統 | ○ | ||||
魯粛 | ○ | ○ | |||
小喬 | ○ | ○ | |||
陸遜 | ○ | ○ | |||
呂蒙 | ○ | ||||
黄蓋 | ○ | ||||
劉備 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
関羽 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
張飛 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
趙雲 | ○ | ○ | ○ | ||
諸葛亮 | ○ | ○ | ○ | ||
周倉 | ○ | ||||
月英 | ○ | ○ | |||
司馬昭 | ○ | ||||
王元姫 | ○ | ||||
賈充 | ○ | ||||
呂布 | ○ | ||||
貂蝉 | ○ | ||||
袁紹 | ○ | ||||
張郃 | ○ | ||||
計 | 15 | 14 | 18 | 22 | 19 |