概要
※史実の陸遜についてはこちら
名前 | 陸遜(りくそん) |
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字 | 伯言(はくげん) |
登場ナンバリング | 『初代』~ |
勢力 | 呉 |
所属軍 | 孫権軍 |
声優 | 野島健児 |
武器 | 双剣(~『4』、『6』)、細剣(『5』)、飛燕剣(『7』) |
身長 | 171cm |
設定年齢(4まで) | 17歳 |
一人称 | 私 |
呼び方 | あなた、皆さん(複数人)、〇〇殿(味方)、〇〇(敵)、孫権→殿、孫尚香→姫様、諸葛亮→諸葛亮先生 |
呂蒙の弟子で、呉を支える若き軍師。
今日におけるライトユーザーに対しての陸遜人気を作り出したキャラクターでもあり、シリーズ中でもかなりの女性人気を誇っている。
(諸葛亮とともに呉蜀の外交を取り持っていた史実からか)諸葛亮に尊敬の念を抱いている。
人物像
容姿
爽やかな顔立ちをした美少年。パッチリな瞳とやや丸みのある輪郭が幼さを醸し出している。『4』以前は割と色白な方だったが『5』以降は褐色系の肌色になった。『5』のみ刺青をしている。
体型は史実とは違い、やや小柄だが『4』などの露出の高い衣装をみたら分かる通り、意外にも筋肉質なところはある。
『初代』~『4』では帽子がトレードマークであったため、通常衣装では髪型が全く分からない状態だった(『3』の別バージョンの衣装では髪を露出させているが、特に目立った特徴もないショートカット)。『5』~『7』では帽子を外し、髪を露出させるようになった。『8』では帽子が久々に復活。
前髪はは基本的に左分けだが、『6』のみ右分け。『5』と『6』では一部分を三つ編みにした髪型。
衣装は『5』を除きすべて燕尾服。また、腹部を筆頭に肌を露出する衣装が多い(シリーズによっては着込んでいることもある)。
『三國無双』
以降のシリーズとは違い青い帽子と服装(勢力カラーがなかったため)。
『真・三國無双』
赤い帽子と燕尾服を着用。腕が露出している。
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『真・三國無双2』
赤い帽子なのは前作同様だが、羽などがより豪華になった。衣装も腹が若干露出しているが、前作より着込んだものに。
『真・三國無双3』
赤い帽子を着用。羽もあり、唯一長い二本の布がある。衣装はシリーズ中一番着込んでおり、首元、腕、腹がすべて見えない唯一の服装。
『真・三國無双4』
前作よりも金の部分が多くなった赤い帽子を着用。衣装は前作とは打って変わり、腕や腹が大きく露出している。
『真・三國無双5』
燕尾服ではなくなった。軍師らしく落ち着いた服装になり、色の基調も赤から黄色と橙色になっている。袖は七分袖。
『MULTIRAID』の覚醒衣装は(火計を得意とするだけあって)炎の化身をイメージしたもので、鳳凰のモチーフも取り入れられている。
『真・三國無双6』
赤基調の燕尾服復活。袖は前作同様七分袖だが、腹元がかなり露出してい他、手袋を着用。
DLCの学園衣装では男子生徒の制服を着用。制服なのに燕尾服。
同じくDLCの童話衣装では『不思議の国のアリス』の時計ウサギの格好。目が赤くなっている。
『真・三國無双7』
赤色の燕尾服なのは前作同様だが若干落ち着いた服装になり、腹の露出も抑えられた(チラ見え程度)。袖は半袖になり、前作同様指が見える手袋着用。
DLCの職業衣装ではギャルソンの格好。
『真・三國無双8』
『4』以来の帽子が復活。『4』以前に比べて帽子の面積が狭くなっており、髪の毛が露出している。
衣装は恒例の赤色の燕尾服。皮の部分が多くなっている他、何気に偶数作品で初めて臍を隠している。露出度はシリーズの中で見てもあまりない方。制作陣いわく篭手やチャップスで今風と呉らしさをプラスしているらしい。
性格
誠実で礼儀正しく、上下関係、敵味方問わず誰にでも敬語を使用(ただし初期のシリーズでは無双乱舞でタメ口だったり、一部の台詞で命令口調だったりした)。戦に対しては、常に偉大な先達の姿をみて学ぼうという心構えの元臨んでいる。真面目で実直な性格だが、そのせいか空気が読めない部分があり魯粛や呂蒙の黒歴史に触れたり、呂蒙を「野性的な顔」と言い放つなどなかなか失礼なこともいう(さすがにこればかりは、本人達も呆れていた)。
また、いつからか火計が得意の策となり、都督対抗戦で呂蒙に対して披露した際には普通にやることがバレていた。初期シリーズではそこまで酷くはなかったのだが、ファンが「放火魔」と渾名を付けたのを機に、開発陣もそれを意識したのか徐々に火に関する発言が多くなっており、朱然が登場して以降はさらに悪化している。
裏表のない白い性格、…かと思われがちだが、『無双OROCHI2』で石田三成に「人を騙す人物には思えないからこそ騙せる」と黒い発言をした。さすが中身は策士である。
経歴・特技など
呉の四姓の一つである陸家出身で知勇に長けた武将。初期は陸家再興のために孫呉に付いて戦っていた。呂蒙亡き後、大都督となり持ち前の頭脳で孫呉、孫権を支え続けた。夷陵の戦いでは他の諸将より経験も浅く年齢も若かったため、総司令官という立場に就いたことを批判されたが、実力でその諸将たちを認めさせている。夷陵の戦いでの大火計のイメージもあって火を使った策をよく使う。
交友関係
呂蒙
陸遜の師。陸遜は呂蒙のことを尊敬しており、呂蒙も陸遜に期待を抱いている。『4』以降の都督を受け継ぐシーンは涙ものである。
このような関係とは裏腹?に甘寧や凌統に負けない漫才を披露することも
孫権
陸遜にとって仕えるべき君主。君主と配下の関係であるが、信頼関係は厚い。史実での悲劇も起きていない。
朱然
火計仲間。火のことについて語る仲であるが、火への情熱はどうやら朱然の方が上のようだ。これには流石の陸遜もドン引き。噛み合ってないコンビ。
諸葛亮
蜀の軍師。史実にて外交での交流があったためかシリーズ初期から「諸葛亮先生」と敵ながら尊敬の念を抱いている描写や掛け合いが多い。
バトルスタイル
『初代』〜『4』武器は双剣でトリッキーな動きが多く、素早さと身軽さを生かした動きが得意。
『5』武器が細剣に変わりモーションも少し軍師っぽくなったがトリッキーさは相変わらずで身軽さも健在。伝書のおかげで火計が自分で起こし放題になり、本物の放火魔と化した。
『6』双剣に戻ったがコンパチ。固有モーションでは火を使った攻撃を繰り出し、敵を燃やす、
『7』〜『8』飛燕剣(双剣に残像が追加)に変更された。過去最高に動く。残像とのコンビネーション攻撃が特徴で空中で回転しながら斬りまくる攻撃もみせた。相変わらず素早くトリッキー。『8』では名前こそ飛燕剣だが、『7』とは攻撃方法が全く異なりデザイン以外は双剣と言っていい。
シリーズの外見・動向
『初代』初登場。
『1』この頃はステージ数が少なく、陸遜が活躍する後期は殆ど描かれないため、扱い的には微妙だが、夷陵では史実通りの活躍をみせる。
『2』ストーリーでも呂蒙との会話が増加している。
『3』ムービーで火を使っているのでさらに放火魔のイメージを定着させた作品でもある。
『4』本作では周瑜や呂蒙といった先輩との関わりが大幅に増え、より未来を背負う若者という部分が強調されている。
『5』無双モードでは最初は自分の願い(江東陸氏の再興)を叶えるのが最優先だったが、呂蒙に論され孫権の気持ちを大事にすることを学ぶ。最終的には三勢力が手を取り合うという結末に至った。
『6』ストーリーモードでは樊城の戦いから登場。残りわずかな命の呂蒙から沢山のことを学んでゆく。夷陵の戦いでは史実同様、若輩者故に皆から信頼されていなかったが、活躍をしていくうちに認められていく。また、空気の読めない部分が見え隠れするようになり呂蒙に対してサラッと酷いことを言ったりもする。
『7』本作では都督リレーが意識され、そのアンカーを務めることに。IFルートでも他の先輩都督と協力して大いに活躍する。しかし、空気の読めない部分は相変わらずで、今度は魯粛に対しても嫌味を言っていた。
猛将伝では相棒の朱然が無双武将に。彼と都督のことでいざこざが生じてしまう。
『8』徐盛、朱然、丁奉らと共に魏との戦い前に参戦。自身のストーリーは赤壁からと以前よりも早めの登場。歴代の都督を見習いながら徐々に成長していき、樊城では次期都督に相応しい活躍を見せた。呂蒙の異変にいち早く気づくが、指揮を下げないために内緒にしていた。呂蒙の死後は大都督となり数々の戦いを指揮する。石亭の戦いでは周魴に偽りの投降をさせて曹休を欺いた。その後、孫権に帝となることを提案し、孫権はその通り帝となる。合肥新城の戦いでは奮戦するも満寵らの奮戦によりなかなか落とせず、戦いには勝利したものの撤退。その事を孫権に謝罪するがもう一度江東へと立ち戻って再起を図ることを決めた。
自身のエンディングでは飛び込み大会が実施されることとなり、朱然や徐盛、丁奉が華麗に飛び込むのを孫権と共に見ていたが、孫権から「お前もどうか」と提案される。後に下がりながら断ろうとした結果足を滑らせて落ちてしまい、その結果優勝したが本人曰く溺れかけたらしい。
二次創作
いずれの作品においても、夷陵の戦いなどで火矢を放ったり、部下に火矢を撃たせたりといった火計を使用する描写があるため、「放火魔」として扱われている。また実行役の武将がシリーズ通して朱然であるため、朱然も着火役(チャッカマン)扱いされている。
また、姜維とは字と「諸葛亮に敬意を持っている」という共通点から「二伯」と呼ばれる。