概要
名前 | 姜維(きょうい) |
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字 | 伯約(はくやく) |
登場ナンバリング | 『1』〜『4』、『6』〜 |
勢力 | 蜀 |
所属軍 | 魏軍→蜀軍 |
CV | 菅沼久義 |
身長 | 180cm |
武器 | 月牙鏜(『1』)、槍(『2』、『6』)、三尖槍(『3』、『4』)、両刃槍(『MULTI RAID2』、『7』〜) |
一人称 | 私 |
呼び方 | あなた(目上)、お前(目下、敵)、貴様(敵)、皆(複数人)、〇〇殿(目上)、〇〇(目下、敵)、諸葛亮→丞相、劉禅→劉禅様 |
『真・三國無双』から参戦した古参で、PS2時代では断トツで無双武将最年少且つ唯一の200年代生まれだった(現在では新勢力の晋が登場し、同世代の武将も増えている)。PS2時代では三国志後盤から登場する武将なだけに無双モードで他の武将と絡む事があまりなく活躍の場面も少なかったためか、『真・三國無双5』には不参戦(その後、ファンからは再登場の声が高まり『MULTI RAID2』で復帰し、『真・三國無双6』にて、正式なナンバリングで再登場した。
ビジュアルと経歴から人気が高いキャラの1人。
キャラヲタの間では諸葛亮を慕う陸遜とは二人揃って『二伯』と呼んだり、蜀の武将同じ槍使いの若武者、趙雲・馬超と揃えて「槍族」と呼ばれているとかいないとか。
人物像
容姿
涼しげな印象がある色白な美青年としてデザインされており、髪型は多少の差異はあるものの長めの髪をひとつに束ねている。前髪は『4』以前は中間分けだったが、『6』以降は左分けのものに変化した。
『1』『2』緑基調の武人らしい服装で、下半身は紫色のものを着用。
『3』袖が半袖になり、前作よりもやや露出している。緑基調だが、灰色の部分が多く、布をたくさん使っている服装。
『4』麒麟をモチーフにした刺繍入りの武官らしい服を着ている。
『MULTRAID2』鎧の甲冑の模様は鷹をモチーフとし、腰布を巻いたスタイルになった。ちなみに鷹をモチーフとした理由は「限りない前進の象徴」だからだそうだ。また、覚醒時の衣装も鷹をイメージした羽飾りが印象的である。緑のオーラを纏っている。
『6』MULTRAID2と同様。
『7』前作同様鷹がモチーフ。前作よりもやや色が落ち着き、緑の部分が増加。
『8』斜め掛けの上着裾の模様が羽にも龍の鱗にも見え、複雑な立場を表している(魏→蜀)。腰布の裾の先は細かく破れている。制作陣は「スタイリッシュでアシメントリーなのに、どこか正統派な感じがするものを選んだ」とのこと。デザイン発案はえびら氏。
DLC衣装は、『6』の学園衣装はブレザーの制服(蜀軍の制服は学ラン風なので、姜維は転校生扱いになっている)、童話衣装は牛若丸、『7』の職業衣装は巡査(もっとも、DLCに於ける他の警察官が無双の警官、華麗なる婦警、泣く子も黙る白バイ隊員といった面々なので、ある意味真っ当とも言えるのかもしれないが…)。
性格
聡明で忠心深い。実直で責任感が強い真面目な性格。また、執念深いところもあり、何度敗れても諦めない不屈の精神の持ち主。関索たち若者の将には兄貴分な所も見せている。
活躍
天水の「麒麟児」と呼ばれる名将。主に知略に長ける。武勇も趙雲と互角に渡り合えるほど高い。
元は魏の将で、夏侯楙の配下として諸葛亮と好勝負を繰り広げた事で彼に認められ、蜀軍に加入。
諸葛亮の死後は蜀軍を指揮する立場となり、幾度となく北伐を繰り返した。最後まで蜀を支え続け、劉禅が降伏した後も反乱を起こす。
交友関係
諸葛亮
彼が蜀軍に入るきっかけを与えた人物で、「丞相」と呼び慕っている。諸葛亮側も姜維の力を十分に認めているが、未熟な面に対しては丁寧に指導してくれる。
劉禅
彼の君主。お互いに信頼はしているが、本心はそれぞれわからない部分がある。
その他
また、趙雲との特殊会話も増えてきており、『7』では遂に趙雲との一騎打ちが再現された。
バトルスタイル
『4』と『6』までは槍/三尖槍を使用。槍を使用する一般武将とほとんど同じモーション。
『MULTIRAID2』と『7』以降では両刃槍を使用。両剣のような刃が2つ付いた槍で、初出作品の都合上空中戦もこなせる。また、『7』では無影脚をジャンプでキャンセルすることができる唯一の個性があった。反面、長柄武器にしてはリーチが短いという欠点がある。
シリーズの動向
『6』復活。主に晋伝で登場する。何度も司馬一族に打ちのめされるが、それでも諦めずに戦い抜く。
『7』趙雲との一騎打ちが描かれた。夏侯楙からぞんざいに扱われていたが、それでも君主のために懸命に力を尽くし、その後蜀軍に迎えられる。晋伝での出番は相変わらず多く、何度も司馬一族に戦いを挑む。
『8』本作では初めて蜀側での北伐が描かれた。劉備や諸葛亮の志を果たすため、何度も魏に攻め込もうとするが、幾度の北伐によって国が疲弊しまう。その国の情勢をみた劉禅は休ませることも大事だと考えるが姜維はその言を聞かずに「魏を滅ぼして本当に安心できる世をつくる」と語り、黄皓らの制止も振り切って戦を続ける。しかし、疲労した国をみた劉禅が耐えきれず晋が成都に進行した際に降伏。納得のいかない姜維は劉禅に「なぜ…」と詰め寄るが劉禅から荷を下ろすよう言われる。
『無双OROCHIシリーズ』無印では蜀ストーリーの外伝で登場する。魔王再臨では「自分の実力を試したい」と蜀を離れて袁紹軍に属していたが、その後袁紹共々魏軍に加わるという、ある意味史実と逆な流れで使用可能になる。
無双OROCHI2では仲間になるまでの経緯だけでなく、前作で世話になった袁紹にすら忘れられるという、もはや「姜ナントカさん」と言われてもおかしくなさそうな影の薄さとなっている。