真・三國無双7
しんさんごくむそうせぶん
真・三國無双シリーズの7作目(三國無双から数えて8作目)のナンバリング。
キャッチコピーは無双のすべてを超える、アルティメット一騎当千
本作では前作の史実路線を受け継ぎつつも新たに「もしも、この人が生きていたら…」というIFが特徴の一つとなった。
また、クロニクルモードが廃止された代わりに将星モードが追加。
後述するようにストーリーモードにおいては「IF」が今作のテーマといっても良いほど特徴的になっており、今作オリジナルのストーリー、エンディングを楽しむことができるようになった。
また、アクション面においては全員か固有モーションとなり、コンパチが解消された(ただし、汎用武将の武器と被っている武将はいる)。他にも、乱舞3つ+覚醒乱舞やストームラッシュ、ヴァリアブルカウンターなど攻撃方法が多種多彩になり、過去作の良い部分を踏襲したチャージシステムの集大成として評価が高い。
with猛将伝も含め、シリーズの中でも高評価の作品となった。
テーマソングは布袋寅泰が担当。
ストーリーモード
また、今作ではIF要素があるため、前作のような一方方向のストーリーではなく、様々な目標や条件を達成することでその後の戦闘に影響あたえることができる。
魏では赤壁の戦い、呉では合肥の戦い、蜀では樊城の戦い、晋では許昌の戦いが分岐点となり、ここで史実ストーリー、IFストーリーに分かれる。
IFストーリーはほぼオリジナルストーリーで4勢力ともハッピーエンドだが、その形は各勢力で異なる。また、このルートの実像で、晋が未登場だった『5』以前のように各勢力が天下統一を果たす場面が復活したという見方もある。
前作ではストーリーモードで使える武将が固定だったが、本作では最高4人の中から選ぶことができ、異なるルートを進む場合もある。そのため、今作では全武将がストーリーモードで使用可能。
しかし、出番の格差はあり、史実、IFのどちらかでしか顔を見せない武将もいる。
尚、他勢力のキャラクターは単発のステージを用意されている。
IFストーリーが加えられ、正史や演義に囚われないストーリーを楽しめるようになった反面、ストーリー自体は「シネマティック」をうたっていた前作に比べるとかなり簡素化されている。特にIFを今作最大のストーリーのテーマに置いていたためか、逆に史実ストーリーはかなり薄味になっており、あくまで「IF」ありきの出来栄え。前作にあった前編・後編という一つの戦を区切るステージ制もなくなった。
本作では前作から属性の使用などが大きく変更された(無双OROCHIシリーズなどに近い形)。
将星モードを進めることで、武器素材と他の武器を消費して、所持する武器の属性を追加・強化したりすることができるようになる。
属性
属性 | 攻撃特性 |
---|---|
火炎 | 特定のチャージ攻撃で必ず発動。ヒットさせた敵が行動可能になるまでの間、レベルに応じた持続ダメージを与え続ける。 |
凍結 | 特定のチャージ攻撃に付与。地上でヒットさせると一定確率で敵が凍結し、レベルに応じた時間中行動不可になる。 |
雷撃 | 特定のチャージ攻撃に付与。地上でヒットさせると一定確率で相手の体力と属性レベルに応じたダメージを与え、稀に気絶させる。 |
旋風 | 特定のチャージ攻撃で必ず発動。ガード不可能になり、ヒットさせると相手の体力と属性レベルに応じたダメージを与える。『7猛将伝』以降はガード可能になり、ガードさせた時に限り体力に応じたダメージを与えるようになった(ガードを弾く攻撃や元々ガード不可の攻撃には効果なし)。 |
斬撃 | 特定のチャージ攻撃で一定確率で発動。相手の体力と属性レベルに応じたダメージを与え、稀に敵兵士や旅団長を一撃でKOすることがある。 |
病毒 | 特定のチャージ攻撃で一定確率で発動。属性レベルに応じた持続ダメージを一定時間与え続ける。火炎と違い、時間経過するまで効果は続く。 |
閃光 | 特定のチャージ攻撃で一定確率で発動。爆発により、レベルに応じた追加ダメージを与える。 |
荊棘 | ダメージを受けると必ず発動し、被ダメージとレベルに応じた威力の衝撃波を発して敵を怯ませる。 |
狂乱 | 体力ゲージが赤い瀕死状態の時に、レベルに応じて攻撃力が大きく上がる。 |
猛攻 | 攻撃力が大きく上昇するが、防御力がやや低下する。双方とも効果はレベルに比例する。 |
鉄壁 | 防御力が大きく上昇するが、攻撃力がやや低下する。双方とも効果はレベルに比例する。 |
乱撃 | レベルに応じて、無双乱舞の威力が上がる。 |
連撃 | CHAIN数とレベルに応じて、すべての攻撃の威力が上がる。 |
神速 | レベルに応じて攻撃速度が上昇する。ストームラッシュや無双乱舞には効果なし。 |
連鎖 | レベルに応じてCHAINの持続時間が延長される。 |
疾走 | レベルに応じて、敵が韋駄天靴を落としやすくなる。 |
治癒 | 攻撃をヒットさせる毎に、体力が僅かずつ回復する。ストームラッシュや無双乱舞には効果なし。 |
高揚 | 攻撃をヒットさせた時の無双ゲージ回復量が僅かに上昇する。 |
開眼 | 攻撃をヒットさせた時の覚醒ゲージ増加量が僅かに上昇する。 |
誘爆 | 攻撃ヒット時に一定確率で、衝撃波が発生して追加ダメージを与える。 |
誘雷 | 攻撃ヒット時に一定確率で、雷が発生して追加ダメージを与える。 |
爆花 | ダメージを受けると、一定確率で衝撃波による反撃が発生する。 |
雷花 | ダメージを受けると、一定確率で雷による反撃が発生する。 |
相揚 | 装備武器2つの相性が同じだった場合に攻撃力が上がる。 |
相堅 | 装備武器2つの相性が同じだった場合に防御力が上がる。 |
怯懦 | 攻撃した敵をおびえ状態にし、行動不可にさせることがある。 |
気絶 | 攻撃した敵が一定確率で気絶するようになる。 |
蝸牛 | 攻撃した敵の動きを遅くすることがある。 |
凱歌 | 敵を撃破するとレベルに応じて体力が回復する。ストームラッシュや無双乱舞・覚醒乱舞にも有効。 |
咆哮 | 敵を撃破するとレベルに応じて無双ゲージが回復する。ストームラッシュや無双乱舞・覚醒乱舞にも有効。 |
勝鬨 | 敵を撃破するとレベルに応じて覚醒ゲージが上昇する。 |
突風 | 吹き飛ばしで巻き込んだ敵への追加ダメージが上昇する。 |
激昂 | 体力ゲージが赤い瀕死状態でなくても強制的に、無双乱舞の威力が上がり火炎属性が付加される『真・無双乱舞』になる。属性レベルがない。 |
裂帛 | 受け身成功時に気合を飛ばし、近くの敵を怯ませる。属性レベルがない。 |
小槌 | 攻撃をガードされる毎に所持金に1追加。属性レベルがない。 |
頑強 | ガード弾きの攻撃でガードを崩されなくなる。一部武器の特殊ガードにも対応。属性レベルがない。 |
方円 | 後方からの攻撃もガード可能になる。一部武器の特殊ガードにも対応。属性レベルがない。 |
背水 | 瀕死時に起き上がると攻撃力2倍。属性レベルがない。 |
忍耐 | 瀕死時に起き上がると防御力2倍。属性レベルがない。 |
脱兎 | 瀕死時に起き上がると移動速度UP。属性レベルがない。 |
ジャンプ
✕ボタンを押すことでジャンプできる。梯子などの近くで押すと登ることが可能。
ヴァリアブル攻撃
R1ボタンで発動武器を変更する際に攻撃する。また、本作では敵も発動するようになった。
馬呼び
L2を押すことで馬を呼び寄せる。また、本作から押し続けることでそのまま(走りながら)乗馬することが可能になったほか、近くに馬がいる際にL2を押すことで乗ることが可能になった。そのため、馬ジャンプ(✕ボタンで馬に乗ろうとするも失敗してジャンプしてしまうこと)の心配がなくなり、✕ボタンで馬に乗る必要性もなくなった。
無双乱舞
前作同様単発の無双乱舞。前作では、無双乱舞1、無双乱舞2の二種類だったが、本作では無双乱舞1(〇ボタン)、空中無双乱舞(✕ボタン→〇ボタン)、無双乱舞2(R1押しながら〇ボタン)の三種類が使用可能。
魏に2人、呉に2人、蜀に3人、晋に3人追加された。更に、『4』以降出ていなかった左慈が復活。これにより『5』でリストラされたキャラがすべて復活を果たした。猛将伝では魏に1人、呉に1人、蜀に1人に加え、他に2人追加された。他のキャラ追加も『4』以来である。Empiresでは魏に1人追加された。
※太文字は新キャラ。
- この作品を発売した直後に司馬懿の声優であった滝下毅氏が逝去。猛将伝ではライブラリー出演という形になり、Empiresでは息子の司馬師を担当していた置鮎龍太郎氏が兼任することになった。
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