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※史実の劉備についてはこちら

概要編集

名前劉備(りゅうび)
玄徳(げんとく)
登場ナンバリング『1』~
勢力
所属軍討伐軍(義勇軍)→連合軍→曹操軍→陶謙軍→呂布軍→曹操軍→袁紹軍→劉備軍
遠藤守哉(1〜8)、野島裕史(ORIGINS)
身長174cm
年齢31歳
武器雌雄一対の剣(『1』)、尖剣(『2』~『4』)、双剣(『5』~)
一人称私、俺(ORIGINS)
呼び方あなた(目上)、お前(目下、敵)、貴様(敵)、皆(複数人)、〇〇殿(目上)、〇〇(目下、敵)、関羽→雲長、張飛→翼徳

真・三國無双から登場した蜀ストーリーでの主人公。元々は貧家の出身で前漢の中山靖王の末裔と称する。「桃園の誓い」で、関羽・張飛と義兄弟となり、彼らとともに黄巾の乱で義勇軍として参戦。その後各地を転々とし、終に蜀の地を得て三国鼎立を成し遂げ、蜀の初代皇帝となる。


人物像編集

外見編集

中年くらいの見た目で、優しい風貌をしている。『1』~『4』までは短い口髭と顎鬚が特徴的だったが、『5』以降は妻である孫尚香と見た目を釣り合わせるためか髭がなくなり一気に若々しい印象となった。『8』ではストーリー中盤までは髭がない状態だが、成都攻略後に髭が生える。「自分の耳を見ることが出来た(くらい耳が大きい)」という逸話から福耳なのも特徴の一つ。

髪ははっきり見えることは少ないが、全シリーズモミアゲが大きな特徴となっている。また、『5』~『7』はオールバック。


真・三國無双真・三國無双2

皇帝としての彼を意識した衣装で、蜀カラーである緑の他には金色が使われている。頭部は恐らく帽子をしているが、お団子頭となっている。


真・三國無双3

前作までに比べると鎧成分が増え、シルエットもスッキリとした形となった。色は前作と同様緑と金色主体。髪型も前作と同様お団子頭。


真・三國無双4

劉備殿

方向性は前作と同じだが、やや金が使われている部分が増加。頭は白いふさふさ付きの帽子が特徴。


真・三國無双5

今までの派手さは抑えられ、シリーズの中でも控えめな印象を受ける。一応黄緑のマフラーとマントを着用しているが、地味な格好と髭なしの外見が相まって拠点兵長とネタにされることが多い(開発側としては国を持つ前の放浪している彼をイメージしたと思われる)。

こちらは夷陵後も生き延び、五丈原にも登場する。


真・三國無双6

6劉備

外見は前作同様若々しいが、君主としての貫禄が表れているかのような衣装になった。頭部には白いふさふさがついた冠をしており、衣装は前作同様マントも着いている。金色の装飾で豪華さを出しているものの劉備の質実剛健さを表すために光り過ぎないものを使用している。


真・三國無双7

開発陣曰く、髭を生やすか生やさないか迷った結果、衣装に髭がない方が似合うということで最終的に髭なしになった。

頭部はお団子頭を少し露出させており、前作まで同様マントも着用。


無題

DLC衣装ではタイガーファイブの司令官の格好。


真・三國無双8

帽子が久々に復活。髭も中盤から復活するため原点回帰したような印象を受ける。元々庶民の出ということを意識して他の君主より地味めにデザインされているが、マントなどで風格を出しているとのこと。

平服では他の君主と異なり、地味めの衣装となっている。


性格編集

概ね演義に沿ったキャラ付けであり、己の信じる大徳の理念の下、仁の道を切り開く為に行動し、最終目標として漢王朝の復興の大義を成そうとする。

情に厚く強きを挫く聖人君子。理で動く曹操とは反対に、情で動く人物で喜怒哀楽が良くも悪くも表に出やすい。その情で民や兵の心を動かす、という部分が彼の最大の強みで優秀な部下が集まる所以もそれである。ただし、それ故に優柔不断になったり、激昂することが玉にきずである。義弟を失った際には特に悪い方向に進み、私怨だけで呉との戦を起こし、結果的に多くの兵や民を傷付けてしまう結果となった(その事についてはあとに理性を取り戻した際に猛省し、諸葛亮や趙雲にも謝罪している)。

ただの聖人君子ではなく、人間味のある人物という部分が彼の魅力と言える。


活躍編集

庶民の出で、最初は関羽張飛と共に義勇軍として黄巾の乱に参戦。その後も民を救いたい一心で戦に参加するが、中々戦乱は治まらず劉備本人も地を追われ、逃げ続けるハメになってしまう。転機となったのは徐庶との出会いで、彼が新野の戦いを勝利に導いたことから軍師の大切さを知り、彼の紹介で諸葛亮の元を訪ねる。その結果、臥龍を自軍に引き入れることに成功し、赤壁の戦いでは孫権軍と連携し、遂に曹操軍に打ち勝つ。その後も諸葛亮や優秀な部下の活躍によって立つ地を手に入れ、曹操や孫権と渡り合える大国を作り上げる。


対人関係編集

関羽張飛編集

頼れる義弟2人。黄巾党を討伐する際に「生まれた時は違えど死ぬ時は同年同月同日に」という誓を交わす(桃園の誓い)。途中で関羽は曹操に恩を返すために一時曹操軍に加わっていたが、それでも劉備は関羽を信じ続けていた。更に、関羽が樊城で討死した際には怒り狂い、趙雲や諸葛亮の制止すらきかないほど感情を爆発させるのがシリーズ恒例となっている。また、近年のシリーズではそれに加えて張飛が暗殺され、暗殺者が呉へ逃亡するというのも加えられ、更に劉備を苦しめることになる。

同日に死すという誓をたてた彼らだが、結局劉備が最後に残ることになった。


曹操編集

劉備と正反対の乱世の奸雄。お互い相容れない部分はあるが、互いの力量を認めている。


諸葛亮編集

劉備が飛躍するのに大きく関わった天才軍師。彼への信頼は絶大で、劉備は死ぬ間際に彼に遺言を伝える。


孫尚香編集

初期シリーズでは殆ど関わりがなかったが、3猛将伝を皮切りに夫婦としての描写が追加。近年のシリーズでは2人の政略結婚もストーリーに影響することがある。政略結婚ではあるが、それ以前から孫尚香の方は劉備に好意を寄せており、互いに愛し合う中である(年の差は気にしてはいけない)。

ただ、劉備の方はどちらかというと鈍感で、乗馬をしようという話になった際に孫尚香が「馬は2頭必要?1頭に2人で…」と言っても「馬が足りないならこちらで用意する」という返答をして彼女を呆れさせていた。


劉禅編集

劉備の息子。しかし劇中では親子関係のわりに絡みは多くない。

6の特別会話で親として劉禅を諭す姿が見られるが、「なら民に任せてみては?」と、暗愚っぽさを隠さない息子に「誰にも言ってはならぬぞ」と諫めている。


バトルスタイル編集

真・三國無双~真・三國無双4

長剣、尖剣を使用。スタンダードな剣技を使用していた。


真・三國無双5~

双剣を使用。2つの剣でスタイリッシュに戦う。威力は低めだが、攻撃手数が多く、動きも素早い。『6』以降は主に雷を纏った攻撃を仕掛ける。


他作品での動向編集

無双OROCHIシリーズでは良き臣下に恵まれた者同士で徳川家康と親交があり、無双OROCHI2のオープニングムービーでは成都の街を歩きながら会話しているシーンがあり、DLC配信ステージでも共闘することもある。

ただ、一作目では遠呂智軍に捕まってるため蜀ルートをクリアしないと使用可能にならない上に、どのステージでも敵としても味方としても登場しない(一部ファンからはピーチ姫と呼ばれていた)。

その反動からか、続編の魔王再臨では蜀ルートの主人公ポジションについている。

次作の無双OROCHI2では加入時期がかなり遅い。一応終盤のステージでそれなりに出番はあるものの、推奨ステージが1つもない。どちらかというと不遇な部類であり、Ultimateでも出番が増えたとは言い難い。

無双OROCHI3では序盤の出番は多い方。この作品では神格化武将以外はほぼ空気と化しているのでそれを鑑みれば、十分優遇されてると言える。



関連タグ編集

真・三國無双シリーズ

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