中国の四川省にある大都市で、省都である。人口は約1,600万人。
内陸だが豊かな平原の中にある都であることから、古来より『天府の国』と呼ばれてきた。
史跡が多く、独特の食文化を持つ観光都市でもある。
IT産業が発達し、高層ビルの建築、地下鉄の開業も相次ぎ、中国有数の近代都市へと様変わりした。
ちなみに例の偽ガンダムが飾られていた「国色天郷楽園」があるのはこの自治体である。
歴史
蜀は崩壊するが、その後も時代では成都は戦乱に見舞われることが少なかったため、多くの文人たちが中央から成都に逃れ、豊かな文化が育まれた。
しかし明末期、農民反乱軍の首領で大西皇帝を称した張献忠が成都を攻めて支配し、彼の独裁によって成都はもちろん四川省の人々は殺戮されてしまう。
清の時代まで荒廃したが、それから100年以上かけて移民によって復興された。
中国東部と西部を結ぶ交通の要衝で、2000年代以降、西部大開発によって工業化している。
保守的な重慶に対し開放的な市民性で知られ、中国一フレンドリーな都市として紹介されたこともある。そのため、日本を初め海外との交流も活発でパンダ人気を広めたのは成都といっても過言ではなく、市内にパンダの保護地区や研究所がある。
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