※史実の張郃についてはこちら
概要
名前 | 張郃(ちょうこう) |
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字 | 儁乂(しゅんがい) |
登場ナンバリング | 『2』〜 |
勢力 | 魏 |
所属軍 | 袁紹軍→曹操軍→魏軍 |
CV | 幸野善之 |
武器 | 鉤爪(『5』では槍、『8』では鏢) |
身長 | 194cm |
年齢 | 29歳 |
一人称 | 私 |
呼び方 | あなた、皆さん(複数人)、〇〇殿(味方)、〇〇(敵)、夏侯淵→将軍 |
概要
『真・三國無双2』から初参戦した無双武将(プレイアブルキャラクター)。
紳士的な物腰と艶のある魅力を持つ武人。はじめ「黄巾の乱」に際して拳兵し韓馥に仕える。その後、袁紹に仕えるも、「官渡の戦い」で袁紹を見限り曹操に降伏。以後は魏軍にて活躍し張遼、楽進、于禁、徐晃と並び「魏の五将軍」に数えられる。
人物像
美しい容姿
「美しさ」に拘ることもあってか顔立ちも非常に端正であり、長い睫毛に切れ細の目元、高い鼻、男性とは思えない妖艶さを持つ。腰まで届くほどの艶やかな美しい黒髪に加え、髭や体毛といったムダ毛が全くない色白な肌も相まって、その顔だけみると女性と見間違う人も多いだろう。
しかし、五将軍に数えられるだけあってか、その中性的な顔立ちに反してかなりの長身で、同軍の夏侯惇や徐晃、典韋たちすら上回る。一方で、その身体は均衡のとれた美しいプロポーションを保ち、スラリと長い脚線美の持ち主でもある。
衣装は作品によって異なるが、概ねポニーテール風の後ろ結びに、肌の露出の多いタイトな装いが多い。なお、髪の長さに関しては全武将一だったりする。
髪型
『2』ポニーテールだが、途中で髪をふたつに分けてそれぞれを紫のゴムで結んでいる。頭には孔雀のような髪飾りをつけている。
『3』ポニーテールで結んだ髪の下の部分をまた紫のゴムで結んでいる。頭には蝶の髪飾りをつけている。
『4』髪型自体は前作と同様。頭の髪飾りが花のようなものに変化。
『5』一つに結んだ髪を結び目に折り返して簪で留めている。また、シリーズで唯一の7:3右分け(というより9:1分け?)
『6』長い髪をポニーテールで束ねている。多分過去最高の長さ。
『7』今までよりも低い結び目の一つ結びで孔雀の簪をしている。
衣装
全体的にアシメントリーな服装。
『2』まさかのほぼ裸と初登場からぶっ飛ばした衣装。右肩に羽型の鎧…というかつけ物を着用。
『3』前作とは打って変わって割と着込んだ衣装(脇の一部分と腕をやや露出させている程度)。蝶を意識した紫基調の服装。
『4』美しい臍を露出する形になり、左肩を大胆に出すなど前作よりも露出度アップ。全体的にレースが増加し、首元には花で留めているマフラーを着用。
『5』キャラの外見が大いに変わったことで有名なナンバリングであるが、彼は外見が変わった…というより更にぶっ飛んだ。肌は白くなりすぎた(というより化粧?)上、化粧(目の上に不思議な赤いメイクをして、目にはアイシャドウをしている。)をしている。レースがさらに増し、踊り子のような服装に。鍛えられた美の筋肉をみせるかのように胴の左側が露出。そしてデカい!
『6』露出度がかなり上がり胴の右側はほぼ裸状態。レースは減少し、シルエットがスッキリした。後ろには蝶の飾りがある。
『7』露出度が大幅減少。恐らく1番露出度が低い。首元のみ露出しており他は全て着込んでいるため、少し将軍らしくなった。開発陣によると洗練された優雅さを出したようだ。
性格
物腰柔らかな紳士であると共に、美の求道者。
一言でいってしまえば「ナルシスト」だが、従来の自己愛に傾倒した人物とは異なり、他者(老若男女、ときには敵味方すら問わず)に対してもそれぞれの「美」を認知し、敬意を示すこともあるなど柔軟な思考の持ち主。美周郎と評される周瑜や傾国の美女、絶世の美女と呼ばれた甄姫や貂蝉、大喬など、男女勢力問わず彼らの美しさを讃えており、『無双OROCHI』シリーズでも戦国一の美女と呼び声高いお市や、美少年の森蘭丸にまで感心が及んだことがある。その他、その立派な髭から「美髯公」と評されている関羽にも美しさで勝負を挑んだこともあった(本人には呆れられたが)。
また、彼の提唱する「美」とは、外見的な美しさにとどまらず内面についても視野に入れられており、実際、官渡の戦いで袁紹を見限ったのも、彼の高慢さから他者の言葉に耳を貸さず無作為に兵を消耗させる戦略を「美しくない」と失望したためで、逆に覇道の先を見据えた高い理想を掲げる曹操たちを「美しい」と羨望し、彼らに帰順した。
こんな性格から周りには変人として扱われることも多いが(主に甄姫などから)、戦況を分析し、ときには妙案を閃かせるなど、割と冷静かつ常識的な思考も持ち合わせている。
華麗な戦闘スタイル
魏陣営では甄姫に並ぶ初のスピード特化型の武将。
彼が参戦するまでは魏には典韋や許褚の様な鈍足のパワータイプと夏侯惇や曹操の様なバランス型しかおらず、全体的にヘビーな印象が強かった。
それを鑑みれば、甄姫と共に魏に新しい風を吹き込んだ武将ともいえる。
鉤爪
凡そのシリーズでの張郃の専用武器。
体に合わせて何気にデカイ武器。独特な動きが多く、バク宙をするモーションも多い。全体的に華麗で優雅。スピードも速く使いやすい。
槍
『5(無印版)』にて使用。
所謂コンパチで、個性がない。リーチがあるため使い勝手自体は良い。
『6』の固有モーションではエフェクトに紫の蝶が出ることが多い(以前もでていたが)。
全体的に素早く使いやすいモーション。
ちなみに見落としがちではあるが、『7』の空中無双乱舞の仕様が特殊で、総合ダメージが呂布の地上無双乱舞2の威力と同等という隠れた高火力の持ち主だったりする。
また、移動スピードも7empにおいては全無双武将の中でもトップで150。次点は陸遜の147。146の俊足型エディット武将より速い。
交友関係
夏侯淵
張郃が「最も美しい」と評する将軍。2人で踊ったりするなど微笑ましい。お互いに信頼している関係。
曹操
袁紹を裏切った後に仕える君主。実は張郃は曹操のことをよく理解している。曹操も張郃の趣味に興味を示している…ようにもみえる。
袁紹
張郃の最初の君主。袁家の煌びやかさと高貴さに見惚れており、美しいと評している。しかし、官渡の戦いでは部下を上手く使えない彼を見限るが、シリーズによっては官渡の戦い勝利後そのまま付き従う場合も。
甄姫
袁紹軍の頃からの付き合い。張郃は勝手に「袁紹軍に咲く二花」と言っているが、本人はやや迷惑そう。また、彼女が吹く笛の音に合わせて踊る時もある。
『5』では彼女との会話が曹操軍へ行くキッカケとなっている。
各シリーズでの動向
『2』初登場。まだ声は低いが、「敵の陣形は美しかったですか?」ときくなど最初からぶっ飛ばしている。
真無双乱舞発動時の「フハハハハハハ!」と狂気に満ちた笑い声や、「醜い砦を、屍で飾りましょう!」というセリフ等から当初は残忍な側面が見え隠れしていた。
『3』前作同様敵の美しさを気にするムービーがあるが、地味に部下の兵士が成長している。
本作以降、前作に有った残忍さを思わせるセリフは廃され、ひたすら己の美に傾倒する自己陶酔変態野郎に変質していった。
『4』現在の張郃のキャラを定着させた作品。このあたりから声が高くなり、舞を披露するなどぶっ飛んでいたキャラが更にぶっ飛んだ。更に夏侯淵を巻き込む始末。
そして自らの体から蝶の幻影を放出。司馬懿をドン引きさせた。
『5』外見がすごい割に武器は普通の槍に変更。あまり美しいとはいえない…
と思いきやspecialにて鉄爪が帰ってきた。モーションの美しさが更に増していた上に、広範囲・高火力・高速の凶悪な強攻撃を手に入れ、修羅だろうがなんだろうがこれを連発するだけで敵を華麗に殲滅できる…更に個人の無双モードも追加された。ムービーでよく飛んでいる。また、司馬懿のクーデターには何故か力をかし、共に曹操並びに曹操の配下を撃退した。何してんだコイツ。
『6』衣装は若干マシになったが、モーションは更に美の極みへ…
またまた夏侯淵を巻き込む。楽しそうだからいっか。袁紹軍から曹操軍へ寝返るムービーがあるのだが、曹丕に追い詰められてなぜか喘ぐ。定軍山では夏侯淵を捨駒にした曹操に対して怒る夏侯惇をいさめた。クロニクルモードの列伝では甄姫、蔡文姫、周瑜、貂蝉、諸葛亮、劉禅と音楽に優れたメンバー(劉禅に関してはまぁ彼の隠れた力を見抜いていたのかも)を集めて舞踏会を開こうとする始末。最初は断られていたが結局力ずくで入部させる。
『7』外見が見直されたのか今までとはうって変わり露出度の低い衣装に。武将らしさが出てきた。更にポニーテールも一つ結びへ。
美しさは全く衰えておらず、美しい者をみつけるたびに美しさで勝負する(外見的にはおっさんで美しいとは程遠い関羽すらも美髯公という理由から美しいという始末である)。まぁ、こんな彼だが夏侯淵の死に怒り出す夏侯覇を抑え、諭すなど、今回も人格者としての素晴らしさをみせた。
余談だが、魏のプロモーションムービーに彼だけ出ておらずアップした次の日、すぐに修正版に差し替えられた。
『英傑伝』ピックアップされる場面はない。が、相変わらず変人。大喬に対して彼女を褒め称えるも「早く解放してほしい」と言われる始末。
『無双OROCHIシリーズ』無印では遠呂智軍の将として登場するが遠呂智に従うことに不満を持っている(外伝ステージで曹丕に魏の将として処罰するぞ、と言われて使用可能になる)。
こちらの作品では、孫市に敵として遭遇した際に「美女かと思って期待して近づいてみれば男とは……ガッカリだな」と言われた際には怒るでもなく「な…何を…」と照れるという珍しい反応を見せている。
魔王再臨では元上司の袁紹と戦うステージもある。
無双OROCHI2では董卓軍に囚われているところに、討伐軍が攻めてきたところで仲間になる。その後姜維を救うための戦いに参加するが、役割が姜維を無事に通過させるための囮とはいえ劉禅に舞を披露してるようにしか見えない事で、この作品における姜維の影の薄さに拍車をかけてしまう要因の一つにも見えなくもない。
また、男の森蘭丸に対して美の事を熱弁。反応に困る。更にさらに夏侯淵を「貂蝉にも勝る美」と評す(その後、実際に夏侯淵が「俺と貂蝉どっちが美しいか」ときいて酷い目にあった)。大丈夫か。
また、雰囲気がよく似ている佐々木小次郎と妙に気が合っている。