概要
2025年1月17日発売予定の真・三國無双シリーズ最新作。
機種はPlayStation5、Xbox、SeriesX|S、Steam。
体験版は11月22日に配信予定。
『真・三國無双5』以来、久々に庄知彦氏がプロデューサーとして携わる。
今作では、名前からも分かるように『原点回帰』がテーマとなっており、『真・三國無双6』以降のように無双武将を増やす方向性ではなく、ゲーム性の進化と今までにない濃厚かつ壮大なストーリーを楽しんでもらう形となっている。黄巾党結成から赤壁の戦いまでを描き、反董卓連合軍解散後劉備・曹操・孫堅の3ルートに分かれそれぞれのエンディングを迎える事になる。
過去のナンバリングタイトルとはかなり異なった方向性から『真・三國無双9』というタイトルではないが、インタビューによると「位置づけは外伝ではなく、ナンバリングと同等」とのこと。
また、今作ではナンバリングのように多くのプレイアブルキャラを操作するのが売りではないため、メインで使用するキャラクターは記憶喪失の名もなき青年(デフォルトネームは無名(中国語表記だと无名)ただ一人となる参照1参照2)。
このキャラクターは外見固定でキャラクリエイトは出来ないが、「過去がある、物語の中核を担うしっかりと柱となる主人公とそのイメージが必要だった」ため、あえて明確に性格がある主人公を設定したとのこと。
戦闘について
合戦ではかつてないほどの戦場の臨場感と共闘感を楽しめるものとなっているとのことで、従来のシリーズよりも敵将などの攻撃頻度は高めになっている。
アクションについては『1』~『5』の操作感をベースにしつつそれにプラスして『8』や『戦国無双5』の要素も採り入れている。
無双武将について
これまで登場した無双武将から意図的に減らすようなことはしていないが、時代にそぐわない人物(主に赤壁以降に台頭する武将)は登場しない。固有武将は全員で47名(直近のナンバリングである『8』の丁度半分)。
また、今回はキャラクター性よりも三国志を描くことに比重をおいており、今までデフォルメされたキャラクターも元の要素を残しつつ、アレンジを加えているとのこと。
キャラクターの声優に関しても、キャラクターによっては変更がある(現時点では張角の声優が、川津泰彦氏から竹内良太氏に変更されている)。発表直後に急逝した松野太紀が演じた凌統については既に収録済みのものを使用しており、本作が遺作になるみられる。
前記の張角の他、曹操(岸野幸正→阿座上洋平)、劉備(遠藤守哉→野島裕史)、張飛(掛川裕彦→福原耕平)、趙雲(小野坂昌也→田邊幸輔)、董卓(堀之紀→乃村健次)、貂蝉(小松里歌→上田瞳)が変更されたのが公式HP上で確認できる。
前述の通り、基本的にプレイ出来るのは主人公のみため、これまでの無双武将キャラはいわゆる「顔つきNPC」的な立ち位置となる。しかし、一部の武将は主人公と共に戦い、条件を満たせば一定期間プレイすることが可能となる(下記の随行武将を参照)。
キャラクターデザインは描く年代が前半であることから、無双武将の外見も全体的に従来より若めになっている(髭がなくなった曹操や髭が従来よりは短い関羽が分かりやすい)。また、真・三國無双シリーズでは初めて経年変化が取り入れられるとのこと。ただしこの変化はあくまで立場の変化による衣装の変化でビジュアルそのものが老けたりは基本的にしないとのこと。
※一応、『真・三國無双8』では劉備が入蜀後に髭がつく仕様があった
随行武将
無双武将の中でも特に主人公と深い関係を築き、主人公の相棒的な存在となる武将。前述の通り、一定時間主人公と交代する形で彼らを操作することが出来る。攻撃力や殲滅力は主人公の比ではないほどに強力なため、戦闘においては切り札的な立ち位置。各勢力(魏呉蜀)3人ずつの計9名。
曹操陣営(魏)
孫堅陣営(呉)
劉備陣営(蜀)