たとえ、無垢な花が煤けてしまうとしても。
概要
戦国無双シリーズのナンバリング第五弾。
2021年6月24日発売。対応機種はPS4、Switch、PC。
なお、Switch版のみ常時30フレームレートなので購入時は注意。
PS5でもプレイ可能でロード時間はPS4でプレイする時よりは短くなる模様。ただし、マスターグレード版の発表は完全させることに注力したことを理由に発売の予定はないとの事。
ナンバリングとしては『戦国無双4(2014年)』から7年ぶり、移植作を除いたシリーズ全体では『戦国無双 ~真田丸~(2016年)』から5年ぶりの発売となるシリーズ最新作。
2021年2月にプロモーションが公開され、本作では織田信長、明智光秀の二人を主人公に添えると共に、これまでのシリーズを重ねて形成されてきたキャラクター像を一新し、ストーリーも新たに再構築されることが発表されたことで、シリーズファンの間で大きな話題を呼んだ。外見や背景もも今までよりもややアニメがかったものになっている。
本作では、日本の戦国時代の幕開けとされる応仁の乱から始まり、信長の青年期を中心に物語が展開されることが発表されており、登場するプレイアブル武将については新規を含めて総勢27人。
その後、発売前のYoutube公式生配信において、特殊NPCとして登場予定だった10名が追加でプレイアブル化することが発表された。
前述の通り、プレイ出来る無双武将は27人で前作から大幅減少しており、これまでシリーズの顔でもあった真田幸村等を初め、時代にそぐわない無双武将はプレイアブルとして登場する事はない。この点に関しては、これまでの戦国無双シリーズのファン達にとって大いに不満がある様で、一部では「(タイムスリップさせるなどして)DLC参戦して欲しい」と、期待を抱いている者もいる模様。
過去作から無双武将の減少、既存キャラのキャラクターデザイン及び武器の一新、アニメ調への絵柄変更など今までのシリーズからの変更点の多さにシリーズファンが戸惑いを隠せない一作となった。その一方で、その試みを評価しているファンも少なからずおり、特に過去作ではネタ成分が強かった今川義元が威風あるキャラクター像に変更されている点などは好評。また、織田信長の人物像も過去作の掴みどころのない魔王から人間味のあるキャラクターに変化しており、より彼のストーリーに感情移入出来るようになっている。
ストーリーは主人公の信長、光秀が活躍した時代に限られているため、過去作よりも扱っている年代は短めではあるが、その分過去作では描かれなかった戦も多くあり、ステージ数でいうと戦国無双4を上回っているほど。新鮮な気持ちで楽しむことが出来る。ただし、話の都合上2人のルートが結構被っていることもあり、(ミッション等が違うとはいえ)同じ戦場を繰り返す必要があるのは欠点というべきか。また、一新して作り直した割にはオリジナル要素も少なくなく、特定の戦闘やストーリーにおいて違和感があるものも存在する。
以上の点を踏まえると、戦国無双シリーズのファンよりも新規の方が意外と入り込みやすい作品になっている…かもしれない。
ゲームシステム
システム面でも、これまで登場した既存PCを含めアクションが一新され、真・三國無双シリーズと同じく各キャラに同一系統の武器が割り振られ(一部例外有り)、且つ全ての武器を装備することが可能となった。そのためキャラ別のアクションタイプは廃止され、その代わりキャラのメイン武器の装備することにより固有アクションが発動するようになった。△ボタンで出る神速攻撃は引き続き使用可能だが、神速強攻撃が撤廃され直接通常攻撃に移行するようになっている。なお、上述の追加発表されたPCについては固有アクションは設定されない。
また、新たな要素として閃技が追加。R1+○✕△□で強力な攻撃や自己強化等出来る。神速が効かない槍兵や盾兵、ガード不能のタメ攻撃を出そうとしている武将に有効なのでこれを駆使して戦うことで戦闘を有利に運べる。
プレイアブルキャラクター一覧
本作は無双武将と固有武将が存在する。どちらもプレイアブルだが、後者はモーションが汎用。
(人物詳細はリンク先を参照。)
また、信長と光秀には壮年期の姿もあり、真田丸でも見られたキャラクター達の容姿が時代によって変化する“年齢”の概念は、今作でも引き継がれている。
勢力説明
🟣織田
⚪️光秀とその関係者(上杉・斎藤など含む)
🟠秀吉とその関係者
🔵家康とその関係者・今川
🔴武田
🟤毛利
🟡足利将軍家
⚫️雑賀
キャラクター区分
- 【無】…無双武将
- 【固】…固有武将
主人公
後の天下人
各地の大名
織田
光秀の関係者・斉藤
秀吉の関係者
- 🟠竹中半兵衛【無】
- 🟠黒田官兵衛【無】
- 🟠中村一氏【無】
- 🟠百地三太夫(戦国無双)【無】
家康の関係者・今川
武田
毛利
足利将軍家
個別記事が存在しない武将・人物の紹介
※ピクシブ百科事典内にキャラクターの個別記事もしくは元となった人物の個別記事がないキャラクターのみ当記事で紹介。
【】……無双奥義発動時の漢字
『』……無双秘奥義発動時の漢字
- 中村一氏
甲賀忍。
雇い主だった六角家が織田に敗れた後、秀吉に拾われ仕官する。無愛想だが、自身を救った秀吉への恩義は誰よりも深い。みつきとは幼少期から共に忍者修行を受けた仲。
フードのような頭巾から涼やかな顔を覗かせる青年忍者。武器は二丁拳銃。
- 岡部元信
歴戦の武将。絶対的な忠義を持つ古き武士。信長・家康とは幾度と刃を交える。
信長からは「因縁の相手」と呼ばれ、家康からは「岡部殿」と敬服されている。
外部リンク
関連動画
関連タグ
麒麟がくる:本作とタイアップしているNHK大河ドラマ。本シリーズは過去にも『軍師官兵衛』、『真田丸』とタイアップしている。