概要
コーエーテクモ発売の戦略アクションゲームである戦国無双シリーズの外伝作品であり、シリーズを通して主人公格となっている真田幸村の生涯を集点に置いた作品。
プラットフォームはPS4、PS3、PSVITA。2016年11月23日発売。
同年に放送されているNHK大河ドラマ『真田丸』とのタイアップ作品でもあり、DLCには同ドラマをイメージした各キャラクターの特別コスチュームと真田信繁(幸村)の馬が配信されている。
詳細
本作では、史実上における真田信繁(幸村)の生涯を題材に、プレイヤーは彼の48年に渡る人生を追体験していくことになる。
「城下町」を起点に、そこに住まう人々との交流や近隣地域の探索、物資の調達や鍛錬などを通して、来たるべき合戦に備え自身および勢力を強化するという、これまでになく視野の広い世界観によるゲームシステムが組み込まれている。
新規に登場する無双武将(プレイアブルキャラクター)も、とくに幸村との接点の多い人物を中心に追加されている。
加えて本作では従来のシリーズではなかった「年齢」の概念が導入され、登場する各キャラクターに“幼年期”、“青年期”、“壮年期”といった形で時代に合わせた外見の変化が存在する。
幸村の幼年期~壮年期
ストーリー
前作である『4』の「武田の章」と「真田の章」からは、より史実に寄り添う展開となっている。
特に「真田昌幸」「武田勝頼」「徳川秀忠」を登場させることで、史実に近いストーリー形成を成している。
1.史実の通り真田昌幸の初陣とされる「第四次川中島の戦い」から始まる。
『4』では、武田信玄に真田幸村と真田信之が仕えてたように描かれているが、史実ではまだ生まれておらず、直接仕えた記録は無い。
実際に仕えた真田昌幸と、またその父である真田幸隆と2人の兄である真田信綱や真田昌輝を登場させることで史実に沿うように展開を描いている。
2.『4』では、「三方ヶ原の戦い」の徳川家康を追いつめるシーンで、真田幸村と真田信之が徳川家康を攻めているが、史実では両兄弟はそもそも幼年で元服前であり、参戦したという記録は無い。
本作においては史実の通りに参戦しているとされる「武藤喜兵衛(真田昌幸)」が徳川家康を追いつめて史実に沿う通りに。
3.『4』では、「長篠の戦い」に、真田幸村と真田信之が参戦しているが、こちらも史実では両兄弟は幼年であり、参戦したという記録は無い。
本作においては史実の通り真田昌幸とこの戦いで討死にする2人の兄真田信綱と真田昌輝を登場させて史実通りとなっている。
4.織田信長による「甲州征伐」に際して、真田昌幸は武田勝頼を居城の岩櫃城への逃亡を促した史実があり、真田昌幸の武田信玄と武田勝頼への忠義は強かったものと言われており、本作でも同様に描かれている。
また史実の通り武田勝頼は岩櫃城では無く小山田信茂の岩殿城へ逃亡しており、本作でも史実通りとしているが、その理由を武田家の滅亡に真田家を道連れにしないための勝頼の思い遣りという新解釈で描いている。
5.『4』では、「大坂の陣」の家康を追いつめるシーンで真田幸村と真田信之の一騎打ちが描かれているが、史実では真田信之は参戦していない。
本作においては実際に参戦し援護している徳川秀忠との一騎打ちへと変更されている。
新規参戦キャラ
関連イラスト
関連タグ
戦国BASARA真田幸村伝:戦国無双真田丸のBASARA版ともいえる作品。発売年も同じ。