概要
家名。
信濃国(現長野県)小県郡に発祥すると伝わる戦国・江戸大名家が最も有名であろう。
天文年間に真田幸隆が甲斐武田家に仕えて勢力を拡大する。幸隆の三男・昌幸はその子信幸、信繁(幸村)らと共に、武田・上杉・北条・豊臣・徳川ら強豪の中で、時には従い、時には対峙し、遂には上田城を築いて東信濃随一の武将に成長した。
特筆すべき点としては、寡兵で天下の徳川軍勢に2度も勝利したことと(ただし、家康はこの場にはいない)、徳川家康本人の首級をあと一歩のところまで行った真田幸村の活躍が目覚ましい。
そのため、表現媒体等では専ら主人公属性が付加されたり、尋常ならざるを得ない能力(チート仕様)を手に入れたりしている。
ただ、実際の真田家の勢力図と活躍などから議論の的になることもしばしある。
人物一覧
※太字は当主。
- 真田幸隆(攻め弾正)
- 真田信綱(武田二十四将)
- 真田昌輝(武田二十四将)
- 真田昌幸(表裏比興の者)
- 真田信尹(旗本真田家の祖)
- 真田信幸/真田信之(信濃の獅子)
- 真田信繁/真田幸村(日本一の兵)
- 恭雲院(幸隆正室)
- 山手殿(昌幸正室)
- 小松姫/稲姫(信之正室・本多忠勝の長女)
- 竹林院(信繁正室)
創作上の扱い
真田太平記
池波正太郎作の時代小説。真田信之(演:渡瀬恒彦)、真田幸村(演:草刈正雄)真田昌幸(演:丹波哲郎)を中心に、配下の忍者などの活躍を詳細に描き、戦国時代の史実と創作を巧みに織り交ぜた、武田滅亡から江戸時代までの真田家の闘争を描いた長大作品。沈着冷静な兄信之と、それを尊敬する勇猛な弟幸村が描かれる。
真田丸
2016年に放送された三谷幸喜脚本の大河ドラマ。「大企業にもまれながら必死にサバイバルをしてゆく」中小企業の役員として描かれる。
戦国無双
かなり多くの真田家及び関係者が出演する。
ゲーム戦国無双シリーズにおける看板武将として真田幸村が第一作目より参戦。
シリーズ独自の設定として、武田信玄に仕えているという設定が付加されている。
その後『戦国無双猛将伝』にて信之の正室稲姫とその父本多忠勝が参戦。
兄である真田信之は一般武将扱いであったが、PC(プレイアブルキャラクター)である幸村や稲姫との専用会話・固有台詞が用意されていた。
その後『戦国無双4』に信之が無双武将として正式参戦し、真田兄弟が揃い踏みとなった。
『戦国4』のメインビジュアルにて、対峙する兄弟が確認できる。
さらに『戦国無双 真田丸』に長姉・村松殿が非戦闘キャラクターとして新たに登場した。
殿といっしょ
また、信之が結婚した後は小松姫も登場している。
戦国BASARA
幸村は『戦国BASARA』シリーズの第一作目である「戦国BASARA」から、信之と昌幸は番外編である「戦国BASARA 真田幸村伝」から参戦している。
(幸村伝の序盤では、幸村は幼少期の弁丸の姿で登場している。)
なお、BASARAの場合は信之と本多忠勝と小松姫の繋がりが描かれていないため、関わりがあったか謎である。
関連タグ
真田兄弟(派生タグ)