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真田幸村(戦国無双)

さなだゆきむら

コーエーテクモゲームスから発売された『戦国無双』シリーズ及び関連作品の登場人物。
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概要編集

身長185cm
設定年齢18歳
武器十文字槍
声優草尾毅 / 斉藤佑圭(少年期)
無双奥義・無双皆伝の文字『勇』『焔』
肩書日の本一の兵 / 真田の太陽(少年期)

第一作から登場する無双武将(プレイアブルキャラクター)の一人。

史実にて大坂の陣で活躍した豊臣軍の武将・真田信繁(真田幸村)をモチーフにしたキャラクター。シリーズ(~4、および同作ベースの派生タイトル)の主人公格であり、ゲームパッケージ表紙などを飾ることが多い。


真田家の当主である真田昌幸の息子。兄弟姉妹として姉・村松殿、兄・真田信之がいる。ただし、父や姉兄の参戦は『4』以降のタイトルであり、それ以前は父やその先人ら真田一門の経歴を踏襲して「武田家の武将」としてストーリーや人間関係が構成されていた。


人物編集

容姿編集

身長は185cmと中々の長身だが、本作の男性武将の中では比較的中背である。

力強い目元が印象的な凛々しい顔立ちの青年。髪はやや茶髪寄りの黒、基本的に短髪で『2』までは中分けだったが『3』以降はハネが強調された無造作ヘアに変化している。


シリーズを通して服装は赤い具足姿で、当世具足と中世具足を織り交ぜたデザインをしている。額当てには真田家の旗印である「六文銭」が描かれている。ナンバリングによっては羽織や鎧にも同じ銭紋が描かれていることも。『2』の設定資料集によると「コンセプトはスタンダードの格好いい」とのこと。


『4』以降は兄の信之とともに少年期の姿も描かれている。


派生タイトルである『真田丸』では青年期の姿がこれまでとは髪型も含めてガラリと変化した他、新たに壮年期が追加。髭を生やし、青年期にはなかった渋味や威厳が増している。


せんむそ真田丸


無双OROCHI2の特別衣装では真・三國無双シリーズの顔である趙雲の6衣装を着用。マフラーなどの元々の色がエメラルドグリーンだったのに対し、幸村に合わせて赤色に変更されている。ただ、銀色の部分は同様。


性格編集

信義を重んじる誠実で真面目な熱血漢。戦場では勇猛果敢な武人だが、普段は穏やかで物腰柔らかな好青年である。ただし、『2』に限りスタッフの意向でやや後ろ向きで暗い性格になっている。


一方、その優しさ故に非情な決断も求められる戦国の世においては、武将としてお人好し過ぎる面もある。特に交友関係を結んだ直江兼続石田三成に関しては、彼等との友情を重んじて心配するあまり、止めようとするどころか自らの人生を犠牲にしてしまう選択を選んでまで肩入れしてしまう事さえある。

関ヶ原の戦いで三成率いる西軍についてしまった事が、最も顕著に表れている(結果的に、兄の信之と決別する事になった上に、その後は罪人に近い人生を歩む羽目になり、最終的に破滅的な末路を辿るまでに至っている)。


会話イベントでは若干天然ともとれる発言もあり、『3』では朴念仁扱いされている。天然については『無双OROCHI2』における稲姫との陣中会話でそれが顕著に出ているが、義姉も天然だった。更に『4』では甲斐姫「天然鈍感男」扱いされてしまった。


『真田丸』での壮年期には、生来の勇猛ぶりに父譲りの知略まで加わり、歴戦の勇士たる風格が強まり、発言に威厳や強い自信を感じさせる。

真田を生き延びさせるために尽力してきた父の影響により、死に花を咲かせるといった自暴自棄な事は考えておらず、最後まで生き残ろうとする事を諦めていない。


戦闘スタイル編集

使用武器は十文字槍。

攻撃タイプはシリーズ通して「チャージ攻撃」タイプ。ガードを崩すチャージ3、連続攻撃・広範囲攻撃のチャージ4を始め、使いやすい技が多く初心者向け。特殊技は突進技、馬を呼び寄せる(『2』のみ)。


真田丸では壮年期になると「チャージ攻撃改」タイプ。ガードを崩す技も多いわ間接技で広範囲攻撃、全方位攻撃で死角もカバーし、全キャラの中でも突出して高い性能を誇る。


交友関係編集

シリーズを通して、ストーリー開始時は武田信玄の配下として登場している(史実では信玄没当時の幸村は六歳にも満たない年齢のハズだが父の昌幸の役割も兼ねているためだと思われる)。

また、くのいち女忍者)と行動することが多く、彼女が登場しなかった『2』以外はどのステージでもたいてい一緒にいる。

前田慶次とも各作品で何かしら交友があり、慶次からは何かと気にかけられてか、ときには苦境から救われたり、またあるときは手合わせを願われたりしている。(ちなみに2の幸村のストーリーのプロローグは4コマ漫画でかなりネタにされていた)


『2』以降は新たに参戦した直江兼続石田三成とも親交を深めており、ぶっきらぼうな三成も、幸村の前では割と素直で態度も穏やかになる。キャラクターソングまで作られており、ファンの間ではこの三名を通称「義トリオ」と呼んでいる。因みに幸村を演じる草尾氏も同キャラソンのコメンタリーでこの呼称を使っている。

一方、ある意味で自己中と言える兼続や三成の起こした騒動に巻き込まれてしまい(あるいは放っておけず、自分から首を突っ込んでしまう)、災難に見舞われる事も多く、関ヶ原の戦いが代表的な例と言える。


『3』では義姉・稲姫島左近とのやりとりだけでなく、くのいちの復活で交友関係が広くなった。稲姫とは性格に似た面も多く(誠実・熱血・天然…など)実の姉弟のように仲がいい。左近は「武田信玄から兵法を学んだ」という俗説を敢えて盛り込み、シナリオ初期に武田軍に所属している。くのいちは第一作目と性格がだいぶ変わり、幸村への想いを胸に秘めつつ彼の従者として尽くしている。


『4』では兄・信之が参戦。本作では真田兄弟を中心としたストーリーが展開されたこともあり、兄・信之との交流は深く描かれた。一方で同じく本作から参戦した大谷吉継とは、史実において彼の娘(竹林院)と婚姻したため岳父にあたるが、本作ではその経緯自体が存在しないためか、特別深い関わりは描かれていなかった。その後『真田丸』では吉継の生き様が後の幸村に影響を与えるなど両者の関係性が深められている。


幸村の生涯を中心に物語が描かれた『真田丸』では、父・昌幸や姉・村松殿、忍びの佐助といった、幸村に縁あるキャラクターが多く追加された。また、浅井長政お市の娘である茶々とは幼少期に安土城で知り合った幼馴染というオリジナル設定も追加され、彼が晩年に大坂方に味方する経緯が強調された。

一方で、昌幸の参戦によりこれまで幸村が主君として仕えた信玄との関係が父へと正式返還され、直接的な関係性は希薄化してしまった。代わりに信玄の後継者で父の親友でもある武田勝頼とは幼少期に遊んでもらうなどの形で親交を深めている。


他タイトル編集

真・三國無双』シリーズとのコラボタイトル『無双OROCHI』では、三國シリーズの主役格・趙雲との共演が実現。『2』では共にパッケージを飾った。OPでもしっかり共演している。両者共に誠実・熱血漢という性格の一致もあり、お互いの実力を讃え高め合うという友好的関係を築いている。


更にはコーエーテクモの各タイトルがコラボしたオールスターゲーム『無双スターズ』では、石田三成・井伊直虎と並び戦国無双シリーズの代表キャラクターとして参戦。『OROCHI2 Ultimate』から更に幅広いジャンルのタイトルキャラクターとの共演を果たした。


『OROCHI3』ではオリュンポスの神であるペルセウスに扮したアースガルズの神ロキと深い友誼を交わし、彼が本性を現して敵同士になった後も友と接し続け『OROCHI3 Ultimate』において、彼がアースガルズを離反するきっかけとなった。


JRAとのコラボ『ダービー無双』では名馬オルフェーヴルに騎乗して参戦。「お家騒動ダービー」でPCを務め、兄・信之のドリームジャーニーと、その岳父・忠勝のシンボリルドルフとレースを競った。


余談編集

声優編集

幸村の担当声優である草尾毅氏、2014年から少年期の幸村を担当する斉藤佑圭氏は2015年に入籍しており、夫妻で同じキャラを演じるという珍しい例となった。


人気編集

『3Empires』発売時に実施された人気投票では第2位という好成績を残す。

第一作から参戦している武将で10位以内にランクインしたのは彼と伊達政宗の二名のみである。

(因みに1位は石田三成、3位はガラシャ


関連イラスト編集

青冥之鷹幸村と桜

幸村幸村


関連タグ編集

戦国無双シリーズ 戦国無双のキャラクター一覧

武田真田 西軍

主人公 赤備え 天然

真田兄弟 1567 義トリオ


真田遼:声優・名字・鎧の色・炎と共通項が多い。


「真田幸村」関連誘導用編集

 ┗戦国無双

    ┗ポケナガ

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