ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

2020年NHK大河ドラマ織田信長に仕え、本能寺の変で主君・信長を討った戦国武将・明智光秀を主人公とする。

脚本は池端俊策、主演は長谷川博己


戦国武将のみならず幕府・朝廷・寺院・市井の人々など、様々な勢力の権謀術数渦巻く戦国時代を舞台に、光秀と信長の二人を中心として、なぜ光秀は信長を討つに至ったのかが実に濃厚な人物描写と心理描写で描かれていく。


本作は学術考証において最新の研究に基づいた描写を優先することがコンセプトとして明示されており、定番設定であっても近年になり否定されている要素は大胆に廃されている。

これまでは「信長を殺した悪人」「狡猾な裏切り者」といったイメージが強かった主役の明智光秀は勿論のこと、織田信長斎藤道三松永久秀今川義元羽柴秀吉足利義昭といった戦国武将達のほとんどの人物が従来のイメージから大胆にひっくり返された姿で登場している

中でも本作のクライマックス本能寺の変へと至る光秀と信長の関係性については、従来のほとんどの作品のような不信や怨恨とは真逆の、最も信頼しあう関係性ゆえにすれ違いが大きくなっていく形で描かれ、本能寺の変の両者の心情描写も非常に特徴的なものとなっている。

この光秀と信長の関係性が信頼しあうゆえに解釈違いで敵対してしまう男達というBL的な関係性とも取れることから、回が進むごとにいわゆる腐向けとしても注目を集めることとなった。


また、昨年の『いだてん〜東京オリムピック噺〜』に続き4K画質で撮影されており、NHK大河ドラマの戦国時代としては初の4K作品となっている。

先述の最新の研究により判明した当時の織物等の色彩と、4K画質をより活かす画面作りとして、従来の時代劇・大河ドラマと比べても色鮮やかな衣装が本作の見どころの一つとされている。


放送開始の遅延と放送の中断(後述)に見舞われたが、話数は短縮せず越年放送が決定、2021年2月7日に『麒麟がくる』最終回、2月14日から『青天を衝け』開始予定と告知された。

なお、これにより正月スタートが崩れることとなったが、その調整は『青天を衝け』側の短縮により、翌々年の『鎌倉殿の13人』から正月スタートに戻ることになった。


登場人物編集

明智家編集

美濃の国衆である明智荘に暮らす若武者。主君・斎藤利政の嫡男・高政とは幼いころからの友人。

野盗の襲撃から里を守る日々を送っていたが、野盗の1人が銃を使っていたことに衝撃を受け、主君・斎藤利政に銃の購入を直訴堺で三好長慶の家臣・松永久秀と知りあい意気投合。久秀から銃一丁をもらい受ける。

道三の知己を得てからは従妹の帰蝶の再婚話やその夫の信長・および道三の命などにより京と尾張・美濃を往復しては知見を広めていくが、その横で広がっていく斎藤家の分断を止められずに道三と高政の板挟みとなり、道三と叔父・光安を長良川の戦いで失って後、母・牧、妻・煕子、従弟・左馬助らを連れて明智荘より去る。

朝倉義景の依頼を受けて京に赴いた後、義龍と名を改めた高政と再会、道三の目指した国造りを語りあい、理解したことにより彼と和解する。

その後は帰蝶を通じて信長と知り合い、彼に請われて家臣となるも、敬愛する足利義輝の死、次期公方方となった義昭と信長との衝突、さらに信長の暴言や暴挙に振り回され苦悩する。


光秀の正室。美濃の土豪妻木氏の娘で光秀とは幼い頃に出会う縁があった。


光秀と煕子の長女。父親思いの娘。


光秀と煕子の三女 (作中では人物関係から次女)

信長に細川藤孝の嫡男・忠興に嫁ぐよう命じられる。


町医者・望月東庵の助手。幼い頃に桔梗の紋が入った美濃の武士に命を救われた難民の少女。伊呂波大夫に拾われた後、東庵のもとで助手を務める。

織田信秀の体調を探ることを東庵に強制したことにより、人質として稲葉山城に留め置かれる。

幼いころに火事にあったこと、桔梗の紋が入った武士に助けられたことを明智家の人々に語ったことにより、その武士が光秀の父・光綱であったことを知る。


三河国の農民、野盗に囚われていたところを光秀に助けられ、礼の品をもってきたことで光秀と昵懇の間柄になり、清州城潜入にも同行する。

正体は水野信元が放った忍びであり、陰ながら竹千代を護衛、後に家康と光秀を仲介する。


光秀の母。美濃土岐源氏の一族としての誇りある生き方を光秀に説く。

明智荘出生涯を終えることを望んだが、領民の明智母子が返ってくるのを待つという言葉を聞き、光秀・左馬助らと越前に落ち延びる。

駒の話から、夫・光綱が幼いころの彼女を助けたことを知り、”麒麟”の故事を光秀に語っていたことを思い出す。

本能寺の変の原因の一つである怨恨説が否定された本作では、織田家の重臣となった光秀を見届けたのち穏やかに明智の里に帰っていった。


  • 明智光綱

光秀の父。物語開始の時点にすでに亡くなっている。

駒の回想により、火事にあった駒を助けた武士であることと、光秀の回想から”麒麟”の故事を語った人物が、どちらも同じ光綱であることが語られた。


光秀と帰蝶の叔父で、早世した兄・光綱に代わって明智荘を守る国衆。

高政に背いて道三側についたことにより、居城・明智城に高政軍を迎え撃つ準備を進めるが、その直前、甥・光秀、嫡男・秀満ら多くのものを逃がし籠城する。


光安の嫡男。光秀とともに明智荘より落ち延びる。

越前から京、近江坂本、本能寺の変にいたるまで十兵衛の側近として仕える。


明智家家臣。明智荘の田畑を守るため、多くの住民とともに残留する。

十兵衛が足利義昭のもとで働き、美濃に帰ってからは側近として仕える。


明智家重臣。稲葉良通の横暴さに辟易して出奔、十兵衛のもとに身を寄せ仕える。

ドラマには直接関係ないが、江戸幕府三代将軍・徳川家光の乳母・春日局の父である。


斎藤家編集

美濃国守護代。前守護・土岐頼芸を追放後、頼芸の甥・頼純を擁立し、娘・帰蝶を娶わせるが、織田との内通を理由に頼純を毒殺し、美濃の実権を握る。

織田家嫡男・信長と帰蝶の縁談を条件とした和睦にて帰蝶を再嫁させ、聖徳寺での会談を経て信長を気に入るが、後継ぎの高政の反目を招く。

深芳野の死去後は高政に家督を譲り出家・道三を名乗るが、次男と三男を殺されたことで挙兵。長良川河畔でおよそ10倍の高政軍と対決し敗死するもその際「勝ったのは道三」と高政に親殺しの汚名を着せることに成功する。

  • 小見の方(演:片岡京子)

利政の正室で帰蝶の母。光秀の祖父・明智光継の娘であり光秀は甥にあたる。

第一話では病の床についており、光秀は銃の購入だけでなく名医を美濃につれ帰ることを条件に、利政から路銀を借りている。1551年に死去。

利政の側室、高政の母。

土岐頼芸の側近くに仕えたのちに利政の側室になったことや頼芸の甘言から、高政は自分の父が頼芸ではないかとの疑念をもってしまう。

金で動く父・利政を嫌悪する高政に家督を継ぐまでは我慢して従えと指示、高政の逆意を容認する姿勢を見せる。1555年に水死。

道三の嫡男。幼き日ころからともに学問を積んだ友人として、光秀を信頼している。

頼芸の策略を機に出生に疑念をもち、帰蝶の再婚による織田との同盟を経て元より折り合いの悪かった両親との関係が悪化。母の死をきっかけに父を隠居に追い込むと異母弟の孫四郎・喜平次兄弟を殺害後、「わが父は土岐頼芸」と宣言し、父との対立を決定的にする。

守護代としての手腕は確かな物だが父や信長への対抗意識が強く、長良川の戦いで父を殺害した後は今川や信勝と組んで信長の包囲網を築いていく。

頼りにしていた光秀にも見限られ、敵対する明智荘に大軍を差し向ける。

京の都で信長に刺客を差し向けようとするが、松永久秀が動いたことにより断念。

その裏に光秀が動いていることを察し彼と再会、話しあうことで父・道三が目指した国造りを理解し、亡き父・道三、旧友・光秀と和解、その2年後に死去する。

  • 斎藤孫四郎(演:長谷川純)

利政の次男。庶兄・高政が家督を継いだことに不満をもち、同腹の姉・帰蝶と謀反を起こそうとしていたころを高政に察知され、弟・喜平次とともに兄に殺害される。

義龍の息子で、

道三の孫にあたり

帰蝶の甥、

光秀の従甥にあたる。

家臣から器量のなさを見限られ、美濃稲葉山城から追放される。

作中では名前のみの登場だった。


斎藤家家臣編集

道三の有力な家臣であるが、国主としての道三の資質を疑い高政に接近している。高政とともに織田信秀との和睦に反対し、帰蝶が信秀の嫡男・信長のもとに嫁がなせないよう、和睦賛成派の光秀に圧力をかける。

利政と高政との戦いのおりにも高政方についたが、高政(義龍)の死後、後を継いだ龍興を見限り、信長の配下につく。


織田家編集

うつけの噂を取る信秀の嫡男。

両親や弟・信勝からは恐れられているが、肉親の情に飢えているため、人の顔と名前を忘れないという特技を持つ。斎藤利政との同盟で正室として迎えた帰蝶を母のように思い、パートナーとして信頼を置くようになる。光秀の事も桶狭間の件で称賛を受けたことを機に信頼するようになる。

弟・信勝の謀反を2度許したが、柴田勝家の密告により信勝の更なる謀反の計画を知り、肉親の情を捨てて弟を殺害する。

将軍・義輝の招きに応じ上洛、謁見し今川に圧力をかけることを依頼するが、義輝には大名を抑える力も能力もないことを知り失望、尾張と摂津の領地替えを要求して帰国する。


本作の信長は「どこまでも愛に飢えているのに、高い才覚と怪物性ゆえに他人を正しく愛し愛される方法を教えてもらえず、学べなかった人物」として描かれているのが最大の特徴である。

誰かに「褒められること」や「喜ばれること」が自身の活動の強い動機になっており、時おり見せる容赦ない言動はこれに起因している。

自分のことを褒めてくれる帰蝶のことを「あれは母親じゃ」と言い、同じように自分を褒めてくれる十兵衛を父親のように慕う。だが、その情愛と自己承認欲求から暴走しがちであり、特に本能寺直前には帰蝶の制御すら及ばなくなるほど悪化してしまった。

本能寺の変においては、光秀謀反の知らせを聞くと密かに笑い「そうか十兵衛が...ならば、是非もなし」とつぶやく。その後自らも反撃に加わるも劣勢を認めると奥の間に閉じ籠り自害。だが、その顔はどこか嬉しげで、見ようによっては赤子か胎児のようでもあった


斎藤利政の娘で光秀の従妹。高政の異母妹。

最初の夫である頼純を父に毒殺され、同盟を経て信長に再嫁する。

信長に嫁いだ後は夫のサポートの傍ら父・利政譲りの冷徹さ・抜かりの無さを開花させてゆき、信長を敵視する高政との関係が悪化し、同母弟二人を失う。

父と叔父の死後、兄を見限った光秀の越前行きを手助けした。

その後も光秀と共に信長を支え続けたが、徐々に暴走に歯止めが掛からなくなると支えることに疲れ果ててしまい、久秀討伐の直後頃に美濃に隠遁する。


織田弾正忠家当主。

美濃国守護・土岐頼純と密約を結び美濃を攻めるが道三の手腕により返り討ちに遭う。

今川との戦いで毒矢を受け体調が悪化、美濃との同盟を経て帰蝶を嫡男・信長の正室に迎える。嫡男・信長の資質が自身の長所と欠点をあわせもっていること、廃嫡する意思がないことを帰蝶に語ったのち死去する。

信秀の正室で信長と信勝の実母。信長は幼少期の頃から御前の大事にしていた小鳥を逃したり茶器を割ったりするなどしており、彼女は信長の行為や自分に向けていた感情の真意を理解することができず、彼を気味悪がり信勝を溺愛していた。

信勝を殺害した信長に憎悪の言葉をたたきつける。

信長の同母弟。兄・信長に謀反を起こそうとして2度許されたが、3度目の謀反に斎藤高政がかかわっていることを知った柴田勝家に見捨てられ、兄に殺害される。

信秀の庶長子。安祥城城主。

今川との国境を守っていたが落城、今川方の軍勢に襲われ囚われるが、織田家に囚われていた松平竹千代(後の徳川家康)と身柄を交換される。

信長の叔父。織田彦五郎と信長のどちらに加担するが決めかねていたが、帰蝶の調略により信長につくをこと決意、尾張国守護代・織田彦五郎を殺害する。後に家臣に殺害される。

  • 織田彦五郎信友(演:梅垣義明)

尾張国守護代、今川義元、斎藤高政と盟約を結び信長と対立するも、信長側に寝返った織田信光に殺害される。

浅井家編集

織田家家臣編集

信長の家臣。

元々は尾張出身の農民で、行商をしながら独学で徒然草の読みを学んでいたところ、遠江の街道で東庵と駒に出会い、その後に駿府で荒くれ者に襲われたところを駒に助けられる。駒には字の読み方を教えてくれるようにせがみ、侍となっての立身出世を望んでいることを明かす。その後は織田家の隆盛を見て取り尾張へ向かう。

後に信長の家臣となり、信長の美濃平定後に美濃入りした光秀に引き合わされた時には百人組之頭となって接待役を任されるほどになっており、光秀に義輝暗殺謀議の噂を伝える。

信長の上洛に関して事前に京に潜入して情勢を探っている。


一見すると飄々としてひょうきんで陽気な印象の好漢だが、その実、心理戦や情報戦に長けた油断ならない人物。「敵」と見做した相手には一切容赦しない冷酷さをしばしば覗かせる。

その内面には貧しい境遇で育ってきた自身の出自の低さへの鬱屈、武家に対する根深いコンプレックスと憎悪がどす黒く渦巻いている。

光秀に「あなたにとって”平らかなる世”とは何か?」と問われた際には、それまでに無い重たく低い口調で「かつての儂のような貧乏人がいない世ですかな・・・」と漏らした。

秀吉の家臣。毛利攻めに同伴し、細川藤孝の密書を秀吉と共に確認した。

信秀の重臣で相談相手。主命により美濃との同盟、信長と帰蝶の縁組を主導する。

織田家重臣。信勝の2度の謀反に従うが、3度目の謀反で美濃の斎藤高政の関与を知り信勝から離反、信長に密告する。

長久信長に仕えていたが、突如追放される。

信長がみずから取り立てたものとして斎藤利政に紹介する。

室町幕府編集

室町幕府・第13代将軍。細川晴元ら重臣との戦いが続き時に京都を逃れるなど治政は安定していない。鉄砲の威力に注目し、国友村や本能寺での製造を命じている。

管領・細川晴元失脚後、三好長慶と争い和睦、京に帰るが実権のなさを朝倉義景に見透かされ、織田信長に失望される。

武士らしからぬものの考え方に朝倉義景、織田信長ら大名に資質に疑問をもたれる人物。

仏門に入り一条院門跡となっていたが、兄・義輝が松永久通と三好三人衆に殺害されたことにより還俗、三好家重臣・松永久秀と幕臣・三淵藤英、細川藤孝らの手引きされ越前に身を寄せる。

身柄を預かった朝倉義景は軍勢を率いて上洛しようとしたが、嫡男を殺されたことにより、一転、上洛を断念、その直後、義昭は美濃の織田信長の元に身を寄せ上洛、室町幕府・第15代将軍に就任するが、力のなさを細川藤孝に見限られる。

毛利輝元を頼りに鞆の浦に御所を構えるが、信長と権力争いをしていたころの猛々しさを捨てて元の穏やかさを取り戻しており、小早川隆景の志のなさに幻滅を感じる。

幕府奉公衆で義輝の側近。鉄砲商人・宗次郎の店で光秀と会うが、鉄砲の使い勝手の悪さに「戦の役に立たぬ」と判断する。冷静な人物で将軍家の為なら非情の決断も厭わない。

最期まで足利義昭に忠誠を誓い、織田信長に背いたため、切腹を命じられる。

幕府奉公衆で義輝の側近、藤英の異母弟。血気が盛んな理想家肌。光秀の説く将軍像に共感を示し、彼の一番の理解者かつ親友のような間柄。

道三が高政に敗れたことを知り、各地の大名に光秀を匿うことを依頼する書状を何通も書き送る。

幕府重臣として、足利義昭を将軍をとして奉じた後、秘かに義昭を見限り織田信長に内通、本能寺の変直前にも光秀の内情を秘かに羽柴秀吉に書き送る。

藤孝の長男。織田信長に命じられ光秀の三女・たまを娶る。

室町幕府の実権を握る管領。

将軍・足利義輝を擁立するも傀儡とみなし、横暴なふるまいが目立つ。

近年では配下の有力武将・三好長慶との対立が激化、刺客を送る。

第13代将軍・義輝、第15代将軍・義昭に仕える。

朝廷編集

第106代天皇。

織田信長がだれかに褒められることを望んでいることを見抜き、褒め称えて朝廷の権威復興に利用しようとするが制御できない人物もであることを悟り、光秀に信長の監視を命じる。

演者の好演もあって「歴代大河屈指の美しい天皇」とも評される。

五摂家の一つ、近衛家の当主。伊呂波太夫とは共に育った姉弟のような間柄であり、彼女からは「さき様」と呼ばれている。朝廷方面の政治工作などで光秀と関わる。

大納言。正親町天皇の側近。古今の文学に通じる知識人であり、同じく古典に通じる光秀を気に入り、彼と帝の間を取り持った

比叡山延暦寺座主。正親町帝の実弟であり、美しさの化身とも言える帝に対して醜い自分にコンプレックスを抱いており、財力で兄に対抗しようとする生臭坊主。

各地の大名編集

前・美濃国守護。一度は守護代の斎藤利政に追放されたが、甥の頼純の死(利政に毒殺)により、傀儡として再び守護に立つことを利政から要請される。

利政への対抗策として高政に接近し「わが子のように思っている」と声をかけ、織田信秀に再侵攻を促す使者を送るなど、油断のならない動きを見せる。

利政を暗殺しようとして失敗、「次はない」との警告を受けて逃亡する。

  • 土岐頼純(演:矢野聖人)

美濃国守護。頼芸の甥。

頼芸追放後、守護代の斎藤利政に擁立され帰蝶を娶る。

傀儡であることに不満をもち、織田との密通により利政を追い落とそうとしたが織田は大敗、密通も露見したことで利政に毒殺される。

駿河国主。駿河、遠江、三河の三国を統べる当時最強の大名の一人。

織田信秀と小競り合いをくりかえし、信秀に致命傷を負わせる。

ちなみに片岡氏は真田丸で大谷吉継を演じた。

その後も織田との勢力争いは続き、遂には自ら尾張に大軍を率いて侵攻するも、信長の戦術に敗れ、桶狭間で首を討たれる

義元に仕える軍師。

信長の器量を見抜いて早いうちに滅ぼすことを目論むが、心ならずも死去してしまう。

三河有力者の嫡男であるが織田家の人質となっている、後の天下人・徳川家康。

今川に仕える為に母を捨てたとして父広忠を嫌っている。

織田と今川の人質交換を経て駿府の今川義元のもとで学ぶことに。

今川義元に逆らうことをためらい、叔父・信元の密使を一度は追い返すが、駿河方の道具にされているを実感したことにより離反し、桶狭間に向かわないことを決断。これにより取り潰しを免れ、戦が終わった後に岡崎へと戻り、母とも再会を果たした。

正室・築山殿と嫡男・信康が武田勝頼に内通していることを知らされ、光秀に相談するが内通が事実であることを知りこれを処断、その後も光秀と誼を通じる。

竹千代(後の徳川家康)の父。

人質として今川に差し出すはずの嫡男・竹千代を織田信秀に奪われる。

義元の援けを得て織田との戦の準備を進めていたが、信長の放った刺客に襲われ命を失う。

竹千代の母・於大の方の異母兄。

広忠を討った織田の真意に首を傾げ、密偵(菊丸)を清州に放つ。

桶狭間では織田方につき、尾張に迫る今川軍から離反するよう甥・元康に密使を送る。

竹千代の母。織田から今川に身柄を移された竹千代を案じる。

桶狭間では元安に今川方から離反することを勧める書状を送る。

室町幕府・13代将軍・足利義輝に仕える有力武将。

直接の上司であった管領・細川晴元と近年対立、刺客を送られるが、光秀と久秀、義輝の指示を受けた細川藤孝らの活躍により、辛うじて窮地を切り抜ける。

三好長慶に仕える武将。光秀と意気投合し、銃一丁を与える。

これまでの大河で描かれがちだった従来の「戦国乱世の梟雄」のイメージではなく、最新の歴史研究に基づく人物像が話題となった。一言で言うと、このオヤジに匹敵するナイスミドル伊達親父

京に戻った将軍・足利義輝の御所近くで光秀と再会、刺客に襲われた主君・三好長慶を光秀、細川藤孝らとともに退ける。その後も長慶の重臣として重用されていたが長慶の死後、将軍・足利義輝と対立。久秀は追放してことを済ませようとしたが嫡男・久通と三好三人衆が暴走し義輝を殺害。あわてた久秀は三淵藤英、細川藤孝らと覚慶を越前に逃がす算段をつける。その一方で敬愛する義輝を失った光秀に怒りも向けられるもそれを受け止め、彼の進むべき道を示した。

その後は自分の所領である大和(今の奈良県周辺)の領地を巡って筒井順慶と争うが、光秀が「ならば久秀殿に我が所領の坂本を差し上げます」という大胆な提案に「正気か?!」と腰を抜かすほど驚くなどの紆余曲折を経て信長の配下になるも、ゆえあって裏切ってしまう。光秀は古くからの付き合いのある久秀との戦を避けるべく奔走するが彼の決意を変えることはできず、久秀の一番の宝物である平蜘蛛を託される。

なお、新型コロナウイルスの世界的な大流行の影響で放送スケジュールが大幅に遅れたため、久秀の最期は年明けに繰り越しとなり、そのせいか年末のPVでは第九と「久秀炎上」のテロップをバックに自害する久秀と言う大河ドラマ史上類を見ない扱いをされ、視聴者に強い印象を与えた。なお、これも最新の研究に準じ、自害の際に平蜘蛛に火薬を詰めて自爆した描写はなかった。しかし、光秀の手元に残された平蜘蛛は久秀自爆以上の影響力を光秀に残し、彼が本能寺の変に至る遠因の一つとなったため、「やっぱり爆弾(特大サイズ)じゃねーか」「ある意味自爆以上の爆発力」とファンの間では囁かれることに。

越前国主。無駄な争いを好まぬ保守主義者。

細川藤孝から光秀をかくまう書状を受け取り、織田信長・帰蝶夫妻の息のかかった伊呂波大夫から光秀をかくまうことを依頼されたことにより、光秀一行を受け入れる。

道三とはちがった形でものを「金」で考える傾向があるが、得があると思えば「金」を出すこともいとわない抜け目なさがある。

三好長慶と争った将軍・足利義輝に実権がないことを見透かし、光秀を使者に送る。

信長と誼を通じていたが、本能寺の変直前、秀吉の讒言により、次の標的にされてしまう。

甥の毛利輝元を支えるが、志の無さを義昭に嫌われる。


※ 1988年放送の『武田信玄』では織田信長を演じた。なお石橋は「な、な、何の因果でしょうか!?」と答えている。



その他編集

京の都で「名医」と評判をとる医者。伊呂波太夫より駒を預かり助手として育てた。

博打が趣味だが博打に滅法弱く、身包みを剥がされては金目当てで各地の有力者から請われて診療している。その裏で情報のやり取りから金をせびることもしばしば。

一座を率いる高名な芸妓。その名声は貴族や商人・有力大名にも知れ渡っており、同時にその裏で人身や情報売買や間諜を司る集団でもある。尾張に嫁いだ帰蝶からは何かと依頼を受けている。

駒は先代に拾われており、彼女のことを妹のように思っている。

京の名門・近衛家とも深いかかわりがあるらしい。

堺の鉄砲商人、三好家重臣・松永久秀とつながりがあり、並み居る有力大名や武士たちにも動じない胆力をもつ。

後に織田信長の茶頭となる堺の豪商。

南北朝時代の武将・佐々木道誉と血のつながりがある。

 



放送スケジュールの変更編集

  • 放送開始前の2019年11月16日、帰蝶役の沢尻エリカが合成麻薬MDMA所持で逮捕された。沢尻は第一話から登場しており、逮捕時に第十話まで撮影が終了していたため撮り直しを余儀なくされ、放送開始が1月5日から1月19日に延期された。2019年度大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」ではピエール瀧がコカイン使用容疑で逮捕された上、徳井義実も税金滞納問題を起こしていることから、2年連続で大河ドラマ出演者が不祥事を起こしたことになる。
  • 2020年はCOVID-19が世界的に流行した年であり、感染拡大を阻止すべく「麒麟がくる」でも収録が一時中止されている。その後、緊急事態宣言の解除に伴い、撮影は6月30日より再開、8月30日より無事放送が再開された。…のもつかの間、翌週9月6日は台風10号の影響によりニュースに差し替えられてしまった。放送は翌週に延期されている。結果として、大河ドラマでは『炎立つ』以来26年ぶりとなる、年を跨いでの放送が決定した。ちなみにあちらは大河ドラマを半年周期にする構想があっために当初より越年放送が予定されており、相次ぐトラブルで放送期間を変更した本作とはまた事情が異なる。なお、大河ドラマシリーズで1年を超えて放送されたのは本作が初めてである。
  • なお、放送スケジュールが先送りされた結果松永久秀は新年早々に自害することになり、先述の通り年末を跨いだためか「第九」が鳴り響く中大炎上して自害するPVが作られる羽目になった
  • このような事情もあり、放送回数は例年よりも少ない全44回(2010年代の大河ドラマは全50回の作が多く、本作直前の『西郷どん』『いだてん』は全47回)。斎藤道三の敗死した長良川の戦いや今川義元の敗死した桶狭間の戦いといった前半の山場では大規模な屋外ロケを用いた合戦描写が行われていたが、休止以降は感染症流行による大規模ロケの制限もあってか、比叡山焼き討ちや本能寺の変などは局所戦的な描写に留まった。姉川や長篠といった織田軍の主要戦闘もほぼ描写されず、光秀に縁故の深い朝倉義景すら、一乗谷の戦いなどが描かれることはなくテロップで死んでいる。
  • 終盤は駆け足度合いが強まり、なんと最終回の開始時点でまだ本能寺の変が始まっていなかった。一体残り時間でどうすると視聴者が気を揉む中、本能寺での戦闘と信長の死こそ十分に描かれたが、まさかの山崎の戦いはナレーションのみで終了。また、芦田愛菜を起用し、光秀を主役とするなら当然サイドストーリーとして重く描かれるだろうと視聴者達が考えていた光秀の娘・たまの物語は、ガラシャの洗礼名すら出ることなくフェードアウトしてしまった。最後まで、スケジュールの圧迫や撮影の制限などに泣かされた大河という一面があった。

『麒麟がくるまでお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル』編集

放送再開までは、これまで放送された戦国時代の大河ドラマにスポットを当てたスペシャル番組を放送。

『麒麟がくる』との比較も交えながら、これまでの戦国大河の名場面を振り返りる内容となっている。

司会は、お笑いコンビ「麒麟」のメンバーである川島明と、大河ドラマに過去9作出演した、俳優の高橋英樹が務める。麒麟は、このスペシャル番組の放送が終了した後も、『麒麟がくる』の公認サポーターとして活動をつづけた。


放送日程編集


余談編集

明智光秀役が長谷川博己氏である事から、『明智光秀=苦労人の事務担当』にかけて『長谷川博己=苦労人の矢口蘭堂』。つまりシン・ゴジラにかけた様々な憶測が発表当時からネタにされている。(シンゴジの膨大なキャスト数から誰か被る確率は非常に高く、大河の出演経験者も多数いる)


一例として、

今川義元歌舞伎片岡愛之助)なら、○○は狂言(野村萬斎)だな』(●●はキャスト不明の武将が入る)

『「乱世を終わらせる麒麟が来る」(TVCM)→「来るのはゴジラだろうが」』


先述の不祥事で不安視されていたものの、迫力ある戦闘シーンと各俳優の熱演、過酷な戦国時代の民衆描写、普段テレビに触れる機会の少ないターゲットにも話題になったことで健闘し、初回平均視聴率は19.1%と『真田丸』並みの高視聴率を記録。

それ以降はやや下降気味ではあるものの平均12~15%で安定している。



話題編集

第1部の序盤では、光秀が依頼を受けて様々な土地へと旅に出て問題の解決に当たるという展開が多く、一部の視聴者からは「まるでRPGのようだ」との評もあった。


また、初の4K放送の戦国大河ということもあり第一話から登場人物たちの鮮やかな着物の色合いが話題となった。これまでの大河では登場人物たちの衣装は基本的に落ち着いた色合いが多かった(派手な衣装や明るい衣装を身につけるのは特異な人物だった)ため、その明るい色調に驚く視聴者も多かった。

実はこの明るい色調の服も近年の研究に基づいた時代考証の産物である。この時代、着物を染めるには天然由来の成分を使うしかないため、逆に黒などの濃い色合いを出す方が難しかったのである。そのため、淡い色合いの着物ほど安価であったのではないかと近年では考えられており、作中でも淡い水色の着物から始まった十兵衛が、仕官して地位が上がるごとに衣服の色が濃く、暗い色調になっていく様子が描かれていった。


第一話では松永久秀役を演じた吉田鋼太郎氏と堺の鉄砲を扱う商人宗次郎を演じた声優の大塚明夫氏の共演がネット上で「よく似てる」と大きな話題となった。

三好家の一家臣と町の商人のわずか数分のやり取りなのだが、まるで第六天魔王同士のような雰囲気すら感じさせるにらみ合いである

ちなみに大塚明夫氏が演じる伝説の傭兵この時代の火縄銃を現代の戦場で使ったことがある

また、あまり知られていないが、吉田鋼太郎と大塚明夫は舞台関係の仕事がきっかけで知り合い、30年来の親交を持つ盟友同士である。


第二話「道三の罠」では斎藤道三が茶を煎じて土岐頼純を毒殺するが、演者の本木雅弘氏が出演しているCMや映画から「伊右衛門おくりびと」などとネタにされた。

伊右衛門の公式アカウントも反応している。


第六回「三好長慶襲撃計画」では明智光秀、細川藤孝、松永久秀、三好長慶という戦国通からすれば超豪華な4人組が一堂に会して襲撃した賊に立ち向かうという構図となり、舞台の演出も相まって視聴者の印象に残るシーンとなった。


第八話「同盟のゆくえ」から第九話「信長の失敗」冒頭にかけて登場した松平広忠であったが、あまりにも早々に退場してしまった。演じた浅利陽介氏はこれまで出演した大河でも短命・薄幸な役が多く、視聴者からは惜しむ声が多かった。一方で信長亡き後天下統一を成し遂げた家臣の政権に引導を渡す人物転生するのではとネタにされている(しかも転生先によっては今川義元とよく似た顔の智将にまたマークされてしまう)。


信長が足利義昭を伴って上洛するまでは正室の斎藤帰蝶が信長の出世のために陰で手を回している事が多く、まるでアイドルをプロデュースしているようなポジションに見えたことから視聴者からは「帰蝶P」などとあだ名が付けられた。


利政と高政の最終決戦において、利政は黒い頭巾に黒い鎧を身につけ、「おぬしの父は、この道三じゃ!!」と高政に言い放つなど、某暗黒卿を思わせる描写が見られ、話題となった。


第十八回「越前へ」では落ち延びた光秀一行を迎えたユースケ・サンタマリア演じる朝倉義景の曲者振りと、支援金を申し出る様と、従者に光秀が座っていた床をえぐるように拭けと命じている場面から「コロナ対策をする朝倉義景」「朝倉給付金」なるパワーワードがSNSなどで飛び交う事となった。(前者については光秀がきっぱりとお断りしているが)


第十九回「信長を暗殺せよ」では足利義輝と三好長慶が和睦の印として互いに品々を交換し合う場面にて、一瞬だが三好側から公方様(足利将軍家)宛に献上、または足利から三好宛に下贈されたらしき一振の刀が登場する。この突如出現した謎の刀が某付喪神を顕現して戦うゲームのクラスタ達の火をつけ、早くもTwitterでは何処のなんという銘の刀なのか特定および考案合戦が繰り広げられた。

(時期的にはこの二振りのどちらかという説が有力の模様)


第二十一回「決戦!桶狭間」をもって放送は一旦休止となった本作だが、「序盤から強大な敵として立ちはだかった今川義元を道三が目を離すなと言わしめた織田信長が討ち、それを光秀が見届ける」という形で終わったため、ここまでを第一部と考えると綺麗に収まっている

またこの回で毛利新介が今川義元にトドメをさすシーンは大きく飛び上がって突くという派手な演出になっており、「FFのジャンプじゃねーか!」「毛利新介のジョブが竜騎士と当日の話題の中心になった。

他にも松平元康(徳川家康)が今川家臣鵜殿長照から伝えられた無茶な命令に従わない意思表示として自らの家臣と床を叩いたが、このリズムがQueenの『We Will Rock You』で使われるリズムに似ていたという指摘があった。

さらにこの戦いで織田信長が今川義元から分捕った刀『宗三左文字義元左文字とも』が十九回同様某刀ゲームクラスタ達の火をつけ、今川義元が奮戦する場面では「宗三左文字が使われてる!!」と話題になった。


『麒麟がくるまでお待ちください』では、ある程度『麒麟がくる』と時代背景が同じ作品をチョイスしたため、ほぼ毎週にわたって、本能寺の変で織田信長が討ち死にを遂げるシーンがお茶の間に流れることになり、ファンの間では「パラレルワールドを巡りながら同じ結末を見せられているようだ」というツッコミの声が上がった。


放送の再開された8月30日令和仮面ライダーの第一作『仮面ライダーゼロワン』の最終回でもあったが、なんと最終回で高政を演じた伊藤英明氏が新たな敵ライダーとして出演し、そのまま劇場版でも登場することが判明。本編では突然ナレ死という少々物足りない退場だったためか「十兵衛から父の遺言を聞いた結果がエデン<楽園>(=大きな国)か…」「“謎の男”エスって斎藤の"S"かよ」など、大河ファンクラスタの注目を集めた。

なおゼロワン本編のキーキャラクターに真田丸の石田三成がいたり、そもそも初代仮面ライダーが本多忠勝だったことを始め、大河ドラマと仮面ライダーシリーズの共通出演者は非常に多い。


第三十二回「反撃の二百挺」にて姉川の戦いが描かれたが、コロナ対策のためか、数秒で描写が終わってしまった。このため、ソーシャルディスタンス合戦などと話題になった。


染谷将太がインタビューで「これまでと違う信長」と語ったように、本作の信長は過去作のような革命児としてではなく、当時の権力や伝統を重んじ積極的に利用するという保守的な人物で、後半は時の天皇をはじめとして宮中の内裏など貴族と信長との関わりを描かれることが多かった。


また、藤吉郎(後の豊臣秀吉)に佐々木蔵之介が起用されたことも話題となった。これまでの秀吉は「チビのサル顔」と言うイメージで、これまでも大河ドラマでも竹中直人や小日向文世といった比較的小柄な俳優が演じることが多かったが、本作では身長182cmの佐々木蔵之介が起用され「秀吉にしては高身長でイケメンすぎ」「菊丸役の岡村隆史のほうが合ってる」との声だったが、実際には従来の秀吉のおちゃらけた雰囲気と冷酷な野心家的雰囲気を見事に演じ分け、「これはこれでいい」「寧ろ今までで一番いい」との声も上がった。


最終回では秀吉の家臣として登場した黒田官兵衛を演じる濱田岳はかつて大河ドラマ『軍師官兵衛』で官兵衛の側近栗山善助を演じていた。いでたちや振る舞いもその時の善助が見ていた黒田官兵衛(荒木村重の監禁されて足が不自由になり、顔も険しくなった後期の姿)を完璧に模したもので、僅かな時間の登場だったが往年の大河ファンからは歓喜の声があがった。


本作のラストシーンは史実をなぞることの多い大河ドラマとしては異例の匂わせ方で締めくくったため賛否が分かれている。コロナによる予定変更のせいでこういう形で終わらざるを得なかった等の意見も出ているが、実は件の人物と麒麟には少なからず関係している物品が伝わっており、タイトルの時点でこのラストは決まっていたとも考えられる。

実はこの結末はゲームの方で既に展開されており、光秀が信長への忠義に苦しむ様や、天下泰平と正しき世のため、暴君となった信長をせめてもの贖罪として自ら介錯するために討つ覚悟を決めた事が本能寺の変へと繋がっていく流れはそのまま反映されているともいえる。


十二国記編集

「民を慈しむ君主のもとには【伝説の霊獣・麒麟】が表れる」という共通点から、番組開始時点からネット上でこの小説が話題になった。

また、ストーリーの上で王になった織田信長が傲慢になり暴走し始めたころからSNS上で「失道」と書かれ、王を選んだ明智光秀は実は麒麟で、王の暴政に悩む「失道の病」にかかかったと書かれるようになった。


サブタイトル編集

サブタイトルの一部が往年の特撮ドラマ『ウルトラセブン』をオマージュしているのではないかと話題となった。


第1回『光秀、西へ』 ⇒ 『ウルトラ警備隊西へ』

第4回『尾張潜入指令』 ⇒ 『アンドロイド0指令』

第5回『伊平次を探せ』 ⇒ 『明日を探せ』

第6回『三好長慶襲撃計画』 ⇒ 『セブン暗殺計画』

第10回『ひとりぼっちの若君』 ⇒ 『ひとりぼっちの地球人』

第17回『長良川の対決』 ⇒ 『零下140度の対決』

第19回『信長を暗殺せよ』 ⇒ 『マックス号応答せよ』

第22回『京よりの使者』 ⇒ 『ノンマルトの使者』

第43回『闇に光る樹』 ⇒ 『闇に光る目』


キリンホールディングス編集

シンボルに麒麟を用いるキリンビールキリンビバレッジは、光秀ゆかりの地である滋賀県愛知県で「麒麟がくる」が印刷された地域限定ラベルのキリンビールやキリンレモンを販売した。→詳細はこちら


また、SNS上では「麒麟がくる」の本放送のことを、キリンビールの主力商品に引っ掛けて本麒麟と呼んだり、本放送よりも先に放送されるBSプレミアム版を一番搾りと呼んだりするなど盛り上がっていた。

キリンビール公式アカウントでも、本放送開始10分前には、「#本麒麟待機」ハッシュタグを付けてツイートしていた。→最後の本麒麟待機


放送終了後に撮影された新CMでは光秀役の長谷川氏と信長役の染谷氏が共演している。


関連項目編集

大河ドラマ 呪われた大河ドラマ 帰蝶P


いだてん〜東京オリムピック噺〜麒麟がくる青天を衝け

関連記事

親記事

大河ドラマ たいがどらま

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1686682

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました