概要
1496〜1555
今川氏の譜代の重臣。雪斎は通称で本名は崇孚(すうふ、もしくはそうふ)。
臨済宗(禅宗の一派)の僧侶。今川義元の執政・軍師として知られる。向かうところ負け無しのチート坊主である。
若い頃からその俊英さで名僧として知られ、27歳の時に今川氏親によって義元の教育係として京から招かれ、僧侶時代の義元の師となっていた。その後、今川家の家督争い(花倉の乱)において義元を支援し、その家督相続に大きな貢献を果たした。
一方で外交面や軍事面にも高い能力を持ち、後北条氏・武田氏との甲相駿三国同盟を中心となり取りしきり締結させたり、織田家との抗争でも信長の兄・織田信広を生け捕るなど大活躍し、信秀期末期から信長期初期にかけての織田家を窮地に追い込む要因を作った。
桶狭間の戦いの5年前の1555年に死没しており、彼がいれば桶狭間の悲劇は起きなかったであろうとされる。
創作物における太原雪斎
武将風雲録から初登場。知謀・政治系の能力値の高さは全武将でもトップクラスで、今川家を支える柱石のような存在。
彼が存命であれば桶狭間の戦いの結末はまた違ったといわれており、最近の信長の野望シリーズではこの説をとって今川義元と太原雪斎にコンビを組ませて尾張に侵攻すると桶狭間の戦いを失敗させる事が出来る。
大志では大名の施策力を消費して自軍を強化するコマンド「大命」システムが新登場。今川家専用の大命「雪斎の教え」は今川に戦争を仕掛けた時、強制的に講和し6ヶ月間戦ができなくなるというもの。必要施政力の少なさの割に効果はチート級に強力で、CPUの今川家を少しでも追いつめると即発動され半年を無駄にされるため、多くのプレイヤーを泣かせた。
SRや漫画「センゴク外伝 桶狭間戦記」でのカードを含めて3枚も登場している。
武器:槍 声:藤本たかひろ
「そもさん、この戦、善や否や、武で示されよ、喝!」(3Empires特殊台詞)
3Empiresでは戦史演武・北条氏康の章のイベントや今川義元とのイベント「黒衣の宰相」に登場。特に「黒衣の宰相」では蹴鞠を没収して義元が蹴鞠を返して欲しいと言った際に蹴鞠の技を披露し、その技を見た義元を驚愕させた。
クロニクル3では小早川隆景と島左近が義元に対して雪斎の教えを伝授させてもらえないかと尋ねたが煙に巻いたため花倉の乱について触れたこともあり、義元が裏の顔(魔呂)を見せるほど秘密であった為に教わる事が出来なかった。
4Empriesでは固有武将の1人として登場したが、特殊台詞は無くなった。
- センゴク権兵衛:桶狭間外伝
おそらく太原雪斎(及び今川義元)をいちばん魅力的に描いた作品。センゴク権兵衛のスピンオフであり、仙石秀久が生まれる前、今川義元と太原雪斎の出会いから物語ははじまる。
どこかの世紀末覇者を髣髴とさせる厳つい風貌をしている。
歴代大河ドラマ演者
参考:歴代大河出演者