禅宗
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ぜんしゅう
禅宗とは大乗仏教宗派のうち、「禅」の法門を土台とする宗派の通称・総称である。
使用例の傾向、用語としてのノリは「浄土教」や「密教」に近い。「浄土教」に浄土宗や浄土真宗、時宗、融通念仏宗、「密教」に真言宗や天台宗、チベット仏教におけるそれがあるように、「禅宗」にも曹洞宗、臨済宗、黄檗宗などがある。
禅宗とは「禅を仏教信仰・実践の根幹に据える宗派」を指す一般名詞のようなものであり、「禅宗という名の宗派」は存在しない。
教科書において曹洞宗と臨済宗が「禅宗」とひとまとめに語られている事について修正するよう曹洞宗、臨済宗、そして臨済宗と団体として連合している黄檗宗が要望を出した際のコメントにおいて 曹洞宗側の宗務庁担当者は「禅宗は宗派ではなくジャンル。座禅や精進料理をイメージしているのだろうが、正しく表記してほしい」と語っている(曹洞宗と臨済宗「個別に記載を」 教科書会社に要請)。
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