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概要

生没:永正17年(1520年)~文禄2年8月5日(1593年8月31日)

諱は久秀のち兼員。通称は彦八郎、彦右衛門。

宗久は薙髪の後の名。

千利休津田宗及とともに茶湯の天下三宗匠と称せられた。

近江源氏佐々木氏の末裔で近江国高島郡の地侍・今井氏高の子という。堺に赴き納屋宗次の居宅に身を寄せ、武野紹鴎に茶を学び、やがて紹鴎の娘婿となり多数の家財茶器などを譲り受けた。

鉄砲や火薬などを商うことによって財をなし、足利義昭織田信長に仕える。特に信長には紹鴎伝来の名物茶器を献上してつながりを深め信長の筆頭政商の地位を築いた。後には豊臣秀吉にも茶頭として仕えている。

宗久の後を継いだ宗薫(兼久)も優れた茶人で秀吉に御伽衆として仕えた。しかし秀吉没後は徳川家康と接近し、家康六男の松平忠輝伊達政宗の娘・五郎八姫の婚約成立に尽力し、その後も江戸幕府に仕えた。

フィクションでの演者

・NHK大河ドラマで宗久を演じた人物

ちなみに林氏は後述のように子の宗薫も演じているが、陣内氏は1990年の『太平記』で宗久の先祖の佐々木道誉を演じている。

・NHK大河ドラマで子の宗薫を演じた人物

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