「行こうニジゴン!」
ニジゴン「ゴン!ニジゴン!レッツラゴン!」
『EXTRA!』
『SPECIAL!』
ニジゴン「ガッチェンジ!」
『ゴン!』
「絶対に作ってみせる…ケミーと、人の未来を!」
ニジゴン「ゴンゴンゴンゴンゴンゴーン!!」
「変身!!」
『『ガッチャーンコ!』』
『『ガッチャ! &ゴー!』』
『『レインボーガッチャード!』』
『『ガッチャード!』』
『『ガッチャーーード!!』』
「俺は…"レインボーガッチャード"だ!!!」
概要
『仮面ライダーガッチャード』に登場するガッチャードの最強形態。第38話から登場。
2024年5月12日に公開されたキービジュアルで情報解禁となった。
バックルモードに変形したニジゴンとニジゴンのケミーカードをガッチャードライバーにセットして変身する。
ニジゴンが持つ4元素に加えて変身者である宝太郎を第5の元素として超錬成を行うことで世界を構成するすべての要素を内包した、いわば錬金術における一つの完成形態である。
なお、一応変身時にどのガッチャンコケミー形態のカードも使用しないが、一応過剰なダメージを本人が受けた場合はレインボーガッチャードからスチームホッパーへと弱体化する場面もある模様。
変身音は小西克幸氏とニジゴンのボイスを務める岡本信彦氏(上記の斜線部分)のユニゾンとなっている。
変身シークエンス
カードをドライバーにセットすると背後に現れた巨大なカードからニジゴンが出現。
ニジゴンをバックルモードに「ガッチェンジ」(変形)させてドライバーに装着すると、宝太郎の背後に巨大なニジゴンの幻影が出現。
ポーズを取ってドライバーのアルトヴォークを引くと幻影のニジゴンがレインボーブレスを吐き出しそれがアンダースーツに変化。続いて幻影ニジゴンの身体が各部装甲に変化し装着され、変身が完了する。
初変身時は希望の存在たるレインボーガッチャードを体現するかのように、巨大な虹が空にかかった。
また、短縮変身の場合は虹色の矢印のみが出現し、幻影は現れない。
外見
青を基調としながら、肩、腕、脚等に虹をイメージしたラインが入っており、さながら「青空にかかる虹」を体現しているようなカラーリングとなっており、その姿は子供が絵に描いたようなヒーローのような雰囲気も感じさせる。
複眼となっている矢印は巨大になり、横から見ても矢印に見えるほど飛び出している。胸部の変換炉は爆発を起こしているように見え、肩アーマーも矢印のような形をしている。
レインボーガッチャードの初報キービジュアルのキャッチコピーでも「無限の未来へ─────」と記載されている通り、暁色でキャッチコピーが「希望は過去に─────」となっているデイブレイクとは対照的な扱いとなる。
スペック
身長 | 204.1cm |
---|---|
体重 | 101.0kg |
パンチ力 | 82.0t |
キック力 | 100.0t |
ジャンプ力 | 172.0m(ひと跳び) |
走力 | 1.0秒(100m) |
言うまでもなく性能はプラチナガッチャードを一回り上回る超・高スペック。(ガッチャードのスペックの法則もあり)パンチ力・キック力・ジャンプ力で見ればスチームホッパーのちょうど10倍。ケミーの召喚能力を除いた素のステータスもこれまでのガッチャードから大きく上昇しており、五重錬成された5タイプミクスタスのマルガムすら一方的に撃破してしまう。歴代令和ライダーの最強フォームと比べるとパンチ力はギーツⅨ以上でアルティメットリバイスとほぼ互角、ジャンプ力はクロスセイバーやオールマイティセイバー、ギーツⅨ以上とそこそこ高水準。その分キック力はワーストクラスに低く設定されているが他が強すぎるためぶっちゃけ誤差同然。平成だと全体的にアルティメットフォームに近い数値。
レインボーガッチャードの「虹の力」を使えば、これまで一度変貌されるとケミーごと倒すしかなかった冥黒のマルガムに対してもケミーを救出しつつマルガムのみを倒すことが可能となっており、変身時の光によって白くなっていたホッパー1、スケボーズ、アントルーパーも元に戻すことに成功した。
また肉体強化や解毒、回復、治癒など、ありとあらゆる特殊効果を有している。
厳密に言えばこの虹の力はニジゴンに由来する能力のため、副産物としてこれ以降の宝太郎はレインボーガッチャード抜きでもニジゴンのカードを使用さえすれば冥黒のマルガムを撃破しつつケミーを救出することも可能となった(第46話ではプラチナガッチャードの状態でニジゴンのカードを使用してヴェノムダケを再ガッチャしている)。
胸にあるのは「プレシャスアタノール」と呼ばれるレインボーガッチャード用に錬成された変換炉。 「太陽の輝き」と呼ばれる究極の錬成炎を用いて友情や情熱、希望といった変身者の内なる感情、ニジゴンをはじめとする数々のケミーの力、大気や水といった様々な錬金素材により無尽蔵のエネルギーを発生させているとされる。
腕や脚は1秒間で約7回の錬成を継続的に行うことでその組成や形状などを常時変化させているらしく、瞬間的に肉体を再錬成してその場に必要な攻撃を仕掛けることが可能。虹=七色に合わせ、攻撃の際に音階に沿った七つの音が鳴ることもある。
脚の「ガッチャブーツ」は飛行や潜航といった推進系特殊機能を錬成することで深海から宇宙まで、あらゆる場所を活動範囲とする。
腕の「ガッチャグローブ」はあらゆる物質を自在に変化させる錬金術を得意とし、打撃の瞬間に対象を再錬成することであらゆる物質を破壊可能とする。また、手をつないだ対象に力を分け与えることも可能。
この能力は宝太郎の意思で触れれば基本的にどんな物体でも再錬成可能で、劇中では地面を液状化して一時的に地下を伝って高速移動、触れた柱から触手を生やす様にして自在に操作して攻撃する、受け止めたドンポセイドンのトライデントを巨大な剣に再錬成して逆に敵を斬り裂く…とその汎用性はカードの一手間あるプラチナガッチャード以上。
第41話ではジェルマンの攻撃をも防ぐ壁、第47話では即興で高台を錬成してヴァルバラド・エンジェコプターカスタムを撃墜するといった応用も見せている。
この錬金術はミナトにも「なんて自由な錬金術」と驚嘆される程の力で、宝太郎本人の錬金術師としての成長に加えてタマゴンとの関わりを経て「錬金術は料理と同じ」という独自のコツを掴むことで成し得ている。
肩にある「レインボーベクトショルダー」は装甲材はニジゴンの卵の殻と同じ特殊金属「オリカルカム」で構成され、外的錬成を完全に拒絶し、あらゆる攻撃を退ける強度を持つ。その強度は変身解除してしまった仲間を庇うために防戦一方になっていたとはいえ、冥黒王3人とゴーレムの同時攻撃を受けても変身解除したのみで、宝太郎には目立った外傷がなかったことからもうかがえる。
ド派手な複眼「ベクトアイリス」は人間の視力を70倍に強化する機能を備えている。 また、水流や風向、物質にかかる荷重の大きさと方向など視界内の様々な物理現象を大小様々な矢印で表示して視認することも可能。また、可視光以外の電波やX線なども捉えることができる。
ベクトアイリスと一体化したアンテナ「レインボーアンテナ」は視覚に加えて聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感、そして第6感さらには第7感と呼ばれる力で超常的な存在も捉えることができる。
後述の技も相まって正に最強かつ完成形と呼ぶに相応しい形態だが、フルスペックを発揮するにはニジゴンとその前に産み出された100体のケミー全てと共鳴する必要がある他、宝太郎自身のメンタルも戦況を左右させる諸刃の剣。そのためケミーの誰かが欠落した際にはプラチナガッチャードに活躍を譲ることになり、エルドとの最終決戦ではニジゴンを黄金化されたことで変身不能にされてしまった。
必殺技
- レインボーフィーバー
アルトヴォークを一度押し込んだ後にニジゴンの頭部を1回押し、再度アルトヴォークを引いて発動する必殺技。敵を投げ飛ばした後に上空から強力なライダーキックを炸裂させる。使用時には一度虹色に分身が生み出されるため、一度のレインボーフィーバーで複数の多段攻撃を生み出す。
分身のキックが命中するたびに七音音階が順番に鳴る。
第42話ではガッチャーブラザーズのマッドパイレーツワイルドにヴァルバラドと一緒に発射されてそのままライダーキックを放っている。『ザ・フューチャー・デイブレイク』ではガッチャートルネードを使用したバージョンでデイブレイクやマジェードと共に仮面ライダードラドに使用している。
ガンバレジェンズでは10の光球を放ち、構えを取って飛び蹴りを放つ演出が取り入れられている。
- ガッチャーレインボーフィーバー
アルトヴォークを一度押し込んだ後にニジゴンの頭部を3回押し、再度アルトヴォークを引いて発動する必殺技。ガッチャーブラザーズの能力を開放する必殺技であり、使用時には召喚したブラザーズ達も必殺技を発動することができる。
第39話ではガッチャーブラザーズで召喚した分身が対象を竜巻で拘束して攻撃した後、本体がライダーキックを炸裂させる。
第41話ではスチームホッパー、アントレスラー、ライトニングジャングルのそれぞれの必殺技を発動しジェルマンの動きを封じている。第45話ではスーパークロスユーフォーエックスと同時に発動し、ジャングルマルガム(ケミー因子版)を撃破した。
ガッチャージガンにアントルーパーとサボニードルのレインボーケミーカードをスキャンして発動する銃撃技。発動時には矢印が描かれた紋章と共にスキャンしたカードのエフェクトが現れる。劇中ではサボニードルの針の弾丸をアントルーパーの能力で増加させることでバッテリーマルガム(ケミー因子版)を撃破した。
- トルネードアロー(テンフォートレス)
ガッチャートルネードにテンフォートレスのレインボーケミーカードを装填、要塞の持つ強力なオレンジ色の砲弾を3発撃ち込む。レベルナンバー10だけあって着弾すれば大爆発を受ける程の高火力を持つが、黒い炎の力を纏って強化された仮面ライダーヴァルバラドによって3発全てを弾き飛ばされてしまった。
- ホッパー1ストラッシュ
エクスガッチャリバーにホッパー1のレインボーケミーカードをスキャンさせ、虫の大群が集まったかの様な巨大な刃で一方的に敵を斬り倒す。劇中ではアノマロカリスマルガム(ケミー因子版)を3回連続攻撃し、撃破している。
ガッチャーブラザーズ
「さぁ、ガッチャタイムだ!」
『ガッチャーンコ!(ガッチャンコケミー名)! ヒァ・ウィー・ゴーン!』
ガッチャードライバーに他のケミーカードを装填することで発動するレインボーガッチャード専用の特殊能力。レインボー化した他のケミーを召喚できるほか、装填したカードがガッチャンコケミーの場合、レジェンダリーレジェンドよろしくそのカードに対応した分身体を呼び出す。
召喚された分身体は通常のガッチャードとの差異として、上記のものに加え胸のパッションアタノールがレインボーガッチャードとの同期によって青色の「ブラザーアタノール」に変化し、ガッチャーブラザーズの証である「ブラザーマフラー」が追加されているほか、複眼が虹色になっている。
ライドケミーカードをバックル状態のニジゴンが「レインボーブレス」でレインボーケミーに再錬成、その状態でガッチャードライバーに装填することでケミーを召喚する。腰の「ブラザードライバー」はガッチャードライバーと同形状だが、装填されているカードがこのレインボーケミーカードであるため結果的に見た目が変化している。
錬金術においては本来「人とケミーの多重錬成」で成り立つ仮面ライダーをケミーの組み合わせのみで錬成するという規格外の錬金術であり、レインボーガッチャードの能力とそれを実現させる宝太郎の底知れなさを示していると言える。
見方を変えれば、ケミーのみでマルガムを錬成できるギギストの分身であったニジゴンらしいカウンター能力でもある。
プラチナガッチャードが「ケミーの力を“借りて”共に戦う形態」ならばレインボーガッチャードは「ケミーを“呼び出して並び立ち”共に戦う形態」と言えよう。
ギギストの発言や公式サイトでの扱いから分かる通り、ガッチャーブラザーズは仮面ライダーとして扱われている。
これは分身体と言えどガッチャード(宝太郎)を通じて2体のケミーが1人の仮面ライダーに変身しているようなものと判断されたためと思われ、合体ライダーもしくは怪人が変身したライダーと同様の扱いと考えれば良いだろう。
宝太郎本人ではないため錬金術は使えないものの、フォームごとの能力は全て備わっており、ワイルドモードへの変身も可能。性能自体は元のフォームと全く同じだが、ブラザーアタノールの機能によりレインボーガッチャード本体からのパワー供給を受けることで遜色ない力を発揮する。
この能力共有はレインボーガッチャードにも適用されるらしく、第44話ではヴェノムマリナーの水中適応能力を付与される場面もある。
またブラザードライバーの機能もガッチャードライバーとほぼ同一であるため、レインボー側の操作に依存しない単独での必殺技発動や、追加パーツ合体による強化変身まで可能となっている。
なお、大ダメージ(及び後述の様な特定の条件による錬成の不安定化)を受けると自動的にブラザーズの錬成が解除され、ケミーカードに戻った後にドローホルダーに収納される模様。
また、ブラザーズを召喚するにはニジゴンを含む101体のケミーのパワーが必要であり、1体でも欠けると召喚できないという致命的な弱点も存在する(ニジゴン曰く、「おいらの力は先輩達が揃っていないと完全にならないんだゴン」)。
実際に第46話ではガエリヤにドローホルダーからヴェノムダケを奪われた影響で、召喚していたアントレスラーの錬成が解除されてしまっていた。
一応この「ケミーカードが揃っていないとブラザーズを錬成できない」という判定は厳密には冥黒王を含めた敵に奪われたらという意味であり、劇中ではりんねとスパナ、錆丸や蓮華などが何体かカードを所持した状態だが特に問題なくブラザーズを召喚している。
また、この召喚に必要な101体はニジゴン以前に正規に作られたケミー達を指すため、レプリケミーやカメドーンなどのイレギュラーなケミーがマルガム化された際もブラザーズを召喚できている。劇中では機会はなかったが、レジェンドライダーケミーカードやギーツケミーらも対象外と思われる。
劇場版の『ザ・フューチャー・デイブレイク』では宝太郎の未来への移動後はガッチャーブラザーズを召喚していない(正確に言えば宝太郎がガッチャーブラザーズは101体のケミーがいなければ持続して錬成できないことを知ったのは劇場版後の時系列のため、一応平行世界の隔たりががあってもブラザーズを召喚できたかは不明)。
原初のケミーであるドラゴナロスとガイアードを召喚する必殺技。レインボーブレスの効果で虹色に発光しており、ドラゴナロスの強力な炎やガイアードの強烈なタックルを敵にお見舞いする。生みの親でもあるギギストに反旗を翻した。なお、本来この2体のケミーはガッチャンコケミー形態の一種である「ガイアードラゴン」の組み合わせなのだが、カードを1枚ずつスキャンしているので分身体ではなくそれぞれのケミーを直接召喚する形となっている。
レインボーケミーとなったアッパレブシドーとスケボーズを使用して召喚したもう一人のガッチャード。元のアッパレスケボー同様にガッチャートルネードを駆使して敵を薙ぎ払う。
劇中ではレインボーガッチャードと遜色のない超高速移動能力を発動した。
レインボーケミーとなったメカニッカニとゴルドダッシュをガッチャンコして呼び出したガッチャーブラザーズ。宝太郎の変身したゴルドメカニッカーからさらに能力が向上しており、冥黒の王であるギギストの電撃光線を真正面から防ぎ切る程の防御力やギギストの肉体を貫通するレベルのビームを発射可能。
第45話にも登場予定だったが、尺の都合で登場シーンが全カットとなった。(その証拠に公式SNSのスチール写真では確認可)。『ザ・フューチャー・デイブレイク』では序盤にスチームホッパーと共に召喚されたが、とある者に瞬殺されてしまった。
レインボーケミーとなったホッパー1とスチームライナーをガッチャンコして呼び出したガッチャーブラザーズ。
基本形態ではあるが発揮される力はレインボーガッチャードに劣らず、ジェルマン戦ではホッパー1の軽やかな動きとスチームライナーのパワーを存分に生かした格闘戦で渡り合った。第45話に至ってはバッテリーマルガムを一度撃破するなど、ガッチャーブラザーズの中でも明確に活躍が多い。
宝太郎のスチームホッパーと比べるとホッパー1の無邪気な性格や能力が全面に出た形態となっているためか、よりアクロバティックな動きや飛び跳ねての頭突き攻撃などのアクションが多くなっている。ライダーキック時に行う片足を上げる動作も健在。
実は本編登場に先駆けてケミーニジゴンのパッケージ裏の遊び方に既に公開されていた。
レインボーケミーとなったアントルーパーとレスラーGをガッチャンコして呼び出したガッチャーブラザーズ。レスラーG本人が変身しているだけあってか、宝太郎の変身したアントレスラーからよりプロレス技の頻度が上がっている。頑強で俊敏なジェルマンを相手に、スチームホッパーの攪乱で隙を作っては抑え込んで投げ飛ばしてと大きくペースを乱す役割を担った。
レインボーケミーとなったジャングルジャンとライデンジをガッチャンコして呼び出したガッチャーブラザーズ。通常のライトニングジャングルから電撃のカラーリングが虹色に変わっており、単純な電撃の威力も向上している。
レインボーケミーとなったサボニードルとホークスターをガッチャンコして呼び出したガッチャーブラザーズ。宝太郎の変身体と比べるとケミーの意思が全面に出ているためか、ガッチャートルネードやエクスガッチャリバーではなくサボニードル自身の針攻撃で戦闘を行う。
第42話にて縦横無尽に飛行能力でマルガムを撹乱したが、敵の砲撃によって撃墜されてしまい錬成解除、そのままカードの姿に戻ってしまった(これが初のガッチャーブラザーズの敗北シーンである)。
レインボーケミーになったマッドウィールとパイレッツをそれぞれ使用して召喚したガッチャーブラザーズの一種。劇中ではワイルドモードのみの登場。敵をアームで捕まえて殴り付けたり爆撃を行ったりとかなり容赦のない戦法で敵を追い詰めた(公式サイトでもこの容赦のなさはガッチャーブラザーズだからと言及されているため、マッドウィールとパイレッツ本人の意思が全面に出た性格の様である)。
余談だが、劇中ではスパナから直接マッドウィールを借りて召喚しているが、仮面ライダーヴァルバラドは変身解除しなかった(この時のヴァルバラドはオロチショベルカスタムに変身していた)。
因みにマッドパイレーツ自体は4話以来の登場である。
レインボーケミーとなったディープマリナーとヴェノムダケをガッチャンコして呼び出したガッチャーブラザーズ(ディープマリナーはりんね所有のカードを渡され使用)。第44話に登場。マッドパイレーツ同様に4話以来の登場である。
レインボーガッチャードにディープマリナー本体の水中適応能力を付与した上、ディープトルピードを使用した遠隔攻撃や宝太郎との水中コンビネーションでサブマリンマルガムを翻弄する活躍を見せた。ただやはりキノコ由来の能力は使用していない。
スーツが他フォームに改造されて再登場も絶望的だったため、今回のためにスーツを再改造される形で再び映像作品に登場したのには驚いたファンも多かったとか。
第45話にてスチームホッパーのガッチャーブラザーズがレインボー化したユーフォーエックスのケミーカードとエクスガッチャリバーをブラザードライバーにクロスオンすることで変身した形態。レインボーレベルナンバー10ケミーの錬成体だけあって非常に強力で、ジャングルマルガムを回転攻撃だけであっという間に撃破してしまう程の実力を見せつけた。
なお、ケミー3体の錬成ではあるがこの状態ではユーフォーエックスの自我の方が全面に出る模様。「スーパークロスユーフォーエックス」という名称は公式サイトによる物である。
『ファイナルステージ』で召喚した。
余談
- 令和ライダーの中でメインカラーが青色の主役ライダーの最終形態はクロスセイバー、アルティメットリバイ&アルティメットバイスに続き3人目(リバイとバイスを別々にカウントするなら4人目)。
- 変身音は主題歌「CHEMY×STORY」のサビのフレーズから来ている(変身音のメロディのキーも主題歌とほぼ同じである)。
- 第39話の予告にてガッチャーブラザーズ発動の構図がレジェンダリーレジェンドの分身召喚能力のそれと類似しているからか想起した視聴者が多く、登場してないにも拘らず「カグヤ様」がトレンド入りする事態が発生し演者の永田氏本人も反応している。また、一部では「分身能力は宝太郎がレジェンドをリスペクトしたのではないか」との声も上がっている他、公式も「カグヤのゴージャスな大盤振る舞いが宝太郎の心理に影響してそうですね笑」と言及している。
- 実際、分身能力自体はともかく第39話で発動時に「さあ、ガッチャタイムだ!」と発言しているため決め台詞はインスパイアないしは触発された可能性がないとも言い切れない。
- 『EXTRA!』『SPECIAL!』など明らかに何かしらの玩具特典限定で終わる可能性が多い音声が本編で採用される稀有な例。
- 本編では、ニジゴン未装填の状態でも小西氏と岡本氏のユニゾンボイスとなっているが、玩具版ではニジゴンを装填しないと岡本氏の声は流れないため完全再現ができない。
- 地面の液状化と鉄骨の触手はギーツ夏映画で先行登場した時にも用いた戦術。このことと、「万物はこれなる一者の改造として生まれうく」を詠唱していたことなどから、その時の宝太郎はケミー101体を全てガッチャしてタイムロードの力で本編終了後の時空からやってきたのでは?という考察が立てられている(もっとも、夏映画の先行登場の時点では設定が固まり切っていない事があるので、時系列的に関係はないと思われるが宝太郎の錬金術師としての成長を描く上で夏映画の戦闘描写を再利用した可能性は否定できない)。より正確に言えば「ギーツ夏映画での戦闘シーンはケミー全ガッチャ後にタイムロード、ナインテイル、ギガントライナーのいずれかで時空移動して参戦したものと見れば、後付けではあるものの本編の描写も矛盾しない」と言う表現が妥当か。
- 近年の令和ライダーのスタイリッシュな最終形態の中で比較的ごつめで個性的な見た目のデザインをしており、ファンからはヴィジュアルが解禁された際「平成ライダーっぽい」と感想が上がっている。また、それに加えて「虹」もあいまってこの曲を連想した視聴者も多い模様。因みに劇場版限定フォームの名称は「ミラクルガッチャード」である。
- 虹のデザインはオレンジ→赤→紫→青→黄→オレンジ…のループとなっているが、まずもって日本の虹色ではなく、恐らくどの国の虹色にも該当しない配色となっている。合成の関係で緑が使えないことは言及されているが、果たして藍色はどこへ行ってしまったのだろうか…。
- 『フィギュア王』No.322によると、元々は100体のケミーによるてんこ盛りフォームを最強フォームとする案が挙がっていたが、「そうなると、マジェードやヴァルバラドと共闘できなくなる。」という理由で却下された。(後にその案はアルティマスチームホッパーへと間接的に採用された。)
関連イラスト
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キングフォーム:旧世代シリーズ5番目の昆虫がモチーフでカードを使用する青い主役ライダーの最強形態。
コズミックステイツ:全てのキーアイテム(?)の力を使えるが、それ相応及びそれ故のデメリットがある主役ライダーの最強形態繋がり。こちらのライダーが登場する作品も「明るく楽しい、青春時代」がコンセプトになっている。
仮面ライダーゼロツー:バッタがモチーフの令和ライダー作品の主役ライダーの最強形態。
ギーツⅨ←レインボーガッチャード