データ
概要
『仮面ライダーガッチャード』第32話に登場。
エンシェントケミー「アクマノカリス」が犯罪者の男の悪意と結合して誕生したマルガム。
背後から赤い瞳を持つ紫色のアノマロカリスが背後から銀色の素体に抱き着いたように拘束されており、正面から見れば角を幾つも生やした悪魔を思わせる姿をしている。
久々に登場したグリオン一派が誕生に関与していない、純粋な人間の悪意に反応して誕生した銀色の個体で、依り代となった人物に関しては謎が多いが、柄の悪い服装や言動から犯罪者であるのだけは間違いなさそうである。
能力
伸縮自在の触手を自慢とする瞬発力で操り、アスファルトを貫く程の破壊力を生み出す事ができ、自身の戦闘フィールドである水中ではより強力な武器となり、狙われた物は逃れる事は出来ないとされている。
活躍
物語開始時点で既にアクマノカリスを憑依させており、ガッチャードと戦闘していたが素体が単なる犯罪者であることもあって劣勢に追い込まれていた。
それでも触手を操って応戦するものの錆丸や蓮華のサポートや戦闘経験を確実に積んだガッチャードの敵ではなく、自身の触手を利用されて自らを拘束して身動きが取れなくなった隙を突かれ、スチームホッパーフィーバーを叩き込まれて爆散。アクマノカリスも無事に封印された。
ケミーと結合していた犯罪者の男は往生際悪く自分よりも弱いであろう錆丸たちに襲い掛かるも、宝太郎たちと同様に成長を遂げている二人に呆気なく取り抑えられた。
アノマロカリスマルガム(ケミー因子)
「待っていたぞ、錬金術師!借りを返してやるよ!」
データ
- ケミー:アクマノカリス(ケミー因子)
- 身長:207.9cm
- 体重:118.1kg
- 特色/力:暴走/触手/高速遊泳
第49話に登場。
冥黒王・ガエリヤの冥黒の力で、犯罪者の男の体内に残るアクマノカリスの因子と男の強い悪意が暴走・結合し、人間単体でマルガムと化した姿。ガエリヤが事前に作り出していたいわば「置き土産」。
素体部分が冥黒王が生み出すマルガム共通の赤黒いものに変化している以外は、アノマロカリスマルガムとほぼ同一。
以前の個体とは桁違いの悪意と戦闘力を持っており、伸縮自在の触手から繰り出される一撃は鉄塊をも容易く貫く程までに威力が上昇しており、水中ではより戦闘力を発揮できるらしい。
クロトーの手によって脱獄したらしく、ガエリヤが死んだ後も有り余る力を使って逃げ惑う民間人を襲撃し、駆けつけた宝太郎達に気付くと以前に倒された仕返しをせんととばかりに襲いかかる。
人々がケミーに対して疑念を抱いてる影響なのか、力が発揮できない状態の仮面ライダーレインボーガッチャードにダメージを与えることには成功したが、最終的にはレインボーホッパー1のカードをエクスガッチャリバーに装填して発動した「ホッパー1ストラッシュ」を喰らい撃破された。
余談
- アノマロカリスがモデルの怪人は近年では『仮面ライダーリバイス』のアノマロカリス・デッドマンがいる。こちらも既存のスーツを改造している。
- スーツはドラゴンフライマルガムの改造。金色化や冥黒化を除けば、何気に唯一スーツが改造されたマルガムである。
- 冥黒の三姉妹が絡まない銀色素体のマルガムになるが、公式からは「野生の悪人」とネタにされていた。
- 変身者の男を演じたのは、スーツアクターにして顔出し出演俳優としてもおなじみの村岡弘之氏(オープニングはノンクレジット、設定上の名前は「犯罪者」というド直球なネーミングだとか)。直近では『ブンブンジャー』第1話でも青里ファミリーのパパ役で登場している。
- スタッフブログによれば、「撮影所で村岡さんと遭遇した際、『ブンブンジャー第1話見ましたよ!』とお伝えしたら、『ガッチャードにも出してくださいよ!』と言われたので即実行させていただいた次第」との事。
関連タグ
マーレラジャマト→アノマロカリスマルガム(ケミー因子)