注意:この記事は『仮面ライダーTHE WINTER MOVIEガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』の重大なネタバレを含みます。
スーツアクター:齊藤謙也
概要
『仮面ライダーTHE WINTER MOVIEガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』に登場。
レベルナンバー10のジョブケミー「クロスウィザード」が釘宮リヒトの悪意と結合して誕生したマルガム。
クロスウィザードを踏襲した菱形の装飾が施された紫色のローブに身を包んだ魔法使いのような姿をしている。胸部はマルガム共通の銀色のバンドが肋骨のような形状で巻き付いているが、そこからクロスウィザードの角(帽子)がはみ出していることで取り込んだクロスウィザードの視界を遮っているかのような悪趣味なデザインになっている。
また、両肩から素体の両腕が火の玉のような頭部に掴みかかるように生えており、魔法を発動させる仕草をしているようにも、苦悩で頭を抱えているように見える。
尚、体が隠れるほどのローブの影響かマルガムの要素は比較的控えめで全体的にクロスウィザードの要素が強い。
能力
各属性の頂点に立つレベルナンバー10のケミーの力と最高位の錬金術師である釘宮リヒトの能力も合わさり、これまで登場したマルガムとは別格の強さを誇る。
人々に理想の夢を見せるクロスウィザードとは対照的に大勢の人々に悪夢を見せ苦しめ、やがて死に至らしめる。他にもポーンジャマトとジャマトライダーの軍団を召喚、ギーツⅨですら自力で外せない程の強力な鎖を生成する、周囲を無差別に吸い上げる巨大なゲートを生み出す、対象者の足元を凍らせて身動きを封じるなど様々な魔法を使いこなし、レベルナンバー10のマルガムに相応しい強さを持つ。また、ヴァルバラブレイクをまともに喰らっても動じない程の防御力を持つ。
また、変身者の個人的な執念も相まって、戦ったギーツⅨを含めたライダー4人にも一方的にやられる事は無い戦闘力を披露した。
また、接近されても孔雀が羽を広げたような派手な装飾が施された大剣を武器として振るい、魔法を使わない近接戦闘もかなりの強さを誇る。
活躍
誕生直後に大勢の人々に悪夢を見せ、彼らが死ぬ前に自分を止められるかを競う悪夢ゲームを始め、ジャマト軍団を呼び出し自身はガッチャード・スチームホッパー、ギーツⅨらと戦う。
戦闘中に鎖でギーツⅨを拘束し、ガッチャードやヴァルバラドを追い詰めるが、途中バッファとヴァルバラドにギーツⅨの拘束を破られ劣勢となり、ダメ押しに鎖から流れたエネルギーで変身解除したスパナにトドメを止そうと剣型のエネルギーを飛ばすも、新たな戦士によって魔法を打ち消されたばかりかそのまま必殺技を受けて撃破された。
しかし、執念を燃やすリヒトはブラックホールのような穴を錬金術で生み出すとクロスウィザードを無理やりライドケミーカードから引き剝がし、再びウィザードマルガムに変貌。空に巨大なゲートを生み出し、大勢の人々やスパナ、景和たちを吸収。
英寿の足を凍らせ、とどめを刺そうとするがギーツケミーが庇ったことで防がれる。見下しているケミーに自身の邪魔をされたリヒトは怒り、重症を負ったギーツケミーを吸収することで最後の姿・ギーツキラーへと変化する。
映画の後日譚となる『超バトルDVD 仮面ライダーガッチャード どうする!?宝太郎とりんねがいれかわっちゃった!!』にも登場。
こちらでは映画の戦いで倒しきれなかった魔法使いジャマトの生き残り数体が合体した別個体であり胸に「Ⅱ」のゼッケンをつけている。
厳密にいえばマルガムかも不明な存在であり、クロスウィザードとは完全に別個に存在していた。
余談
関連タグ
ドラゴンマルガム:本編に登場するレベルナンバー10のマルガム。