CV:???
スーツアクター:齊藤謙也
概要
『仮面ライダーTHE WINTER MOVIEガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』に登場する怪人であり、本作におけるラスボス。
容姿
仮面ライダーギーツⅨをアナザーライダーの如く歪めたような禍々しい外見をしている。
カラーリングは白と赤が基調だったギーツⅨに対し、新たに黄色のカラーリングが追加されている。
特徴的だった複眼はギーツⅨと対照的に閉じており、クラッシャーに当たる口元は吠え立てる獣の様に牙が剥き出しになっている。またよく見ると鼻頭があり、ギーツⅨと比べてより獣らしい顔立ちとなっている。
背のマントは紙垂の様な形状になっており、モチーフ元の神社に奉られている九尾の狐の要素が含まれている。
腰元のブーストマークⅨレイズバックルに当たる部分は九本の排気ユニットがマントと同じく紙垂状に置き換わっているが、OPでの英寿や白英寿が有刺鉄線で縛られている様を彷彿とさせる。
正体
ここから先は重大なネタバレです! 未見の方は注意!
正体は、浮世英寿に恨みを持つ錬金連合の調査官である釘宮リヒトが変貌した姿。
物語の終盤でウィザードマルガムに変貌した釘宮は「悪夢ゲーム」を開催して英寿への復讐を果たそうとしたが、九堂りんねが新たに変身した仮面ライダーマジェードに敗れた。
しかし、再度クロスウィザードを吸収しウィザードマルガムへと変貌した後に黒鋼スパナ・銀杏蓮華・鶴原錆丸・桜井景和・鞍馬祢音・吾妻道長、無数の一般人を取り込み、最後に英寿を庇ったギーツケミーを取り込んで、ウィザードマルガムからさらに進化を遂げた姿である。
その性質上、本来は「ギーツマルガム」ともいうべき存在である。またケミーを2体取り込んでいるため、一応システムや原理的にはガッチャードに近い複数の錬成を行った怪人でもある(どちらかと言うと「ウィザードマルガムギーツミクスタス」の方が近いか)。
動向は釘宮リヒトの記事を参照。
能力
変化前のウィザードマルガムと比べると特殊能力は少なく、純粋な戦闘力で相手をねじ伏せる。
戦闘ではウィザードマルガムと同じく孔雀の意匠がある大剣を使用する。
マントを展開することで飛行が可能で、ガッチャードとギーツの攻撃を挟み撃ちで食らってもそれをものともせず反撃するなど防御力も高く、錬金術を駆使した巨大化能力も使用できる。
余談
- 発表当初、ネットニュースなどでは「アナザーギーツ」という名称で紹介されたが、公式によって訂正された。
- 同映画の脚本を務める内田裕基氏によると、アナザーギーツという名称は脚本執筆の際の仮の名称だったと自身のXで公表した(おそらく仮表記のままメディアに伝わってしまったと思われる)。
- これらの名称については『ガッチャ大作戦』監督を務めた山口恭平氏も明確に否定しているほか、助監督・演出の竹内祐一氏も「現場では勝手にアナザーギーツと呼んでいた」と語っている。
- 同映画の脚本を務める内田裕基氏によると、アナザーギーツという名称は脚本執筆の際の仮の名称だったと自身のXで公表した(おそらく仮表記のままメディアに伝わってしまったと思われる)。
- 元々「悪いギーツⅨ」というオーダーを受けており、三次曲線が多いデザインのため、デザイン画だけではなく、バストアップの半身雛形を作りながらどうなっているのかを確認し、デザイン画を仕上げている。
- 頭部はデザイン画の段階では耳があることから頭部が大きくなると思い、スーツアクターの頭が首のところに来ることで顔を小さく作るように描いたが、造形ではスーツの都合上普通にマスクを被る形で造形されている。
- ウィザードマルガムにも共通するが、CVの本宮泰風氏は過去に『仮面ライダーシリーズ』で伊坂/ピーコックアンデッドを演じた。
- 入場者特典ではライドケミートレカ化している。このため、唯一ケミーカード化したマルガムということになる。
関連タグ
仮面ライダーガッチャード 最強ケミー★ガッチャ大作戦 ︎︎釘宮リヒト ︎︎ギーツⅨ
ライダーキラー:ある意味「キラー」の名を持つライダーを歪めた存在の始祖。
チノマナコディエンド変身態/ライダーワルド/ヘルギフテリアン/ハッタリ闇:いずれもアナザーライダーではないが、仮面ライダーを歪めたような容姿の怪人。
仮面ライダークロスギーツ:ギーツの夏映画の敵で、「ギーツゆかりの力を取り込んだ」「ギーツⅨに酷似した姿」「巨大化能力を持つ」「こちらもてんこ盛りフォームとも扱える戦士に敗れており、“X”の名前を持つ」という共通点がある。ちなみに肩書きは「神殺しのメラ」。ギーツの力を封じたため、肩書も踏まえるとある意味彼もギーツキラーといえよう。
仮面ライダーシーカー:前作の冬映画におけるラスボス。ただし、「デザイアロワイヤルのシード枠選手として正式にエントリーしている」「コラスがゲームマスターを務めていた時代に連戦連勝を重ねた元デザ神常連」と、ギーツキラーとは真逆の要素を持つ。
キュウビマルガム:本編で登場した九尾の狐モチーフのマルガム。こちらはケミー1体と結合した純粋なマルガムで善意による結合だったが、その宿主が予想より斜め上の存在だった。