ギギスト「理解するぞ。自分の本質と向き合うのが怖いのだろう?これが黒い炎の真の力だ……!」
「マケン…!」 「グリフォ〜ン…!」
「ドンドン…!」 「ハオォ〜ッ!」
「ヴァンフェン!!」
データ
概要
『仮面ライダーガッチャード』第38話に登場。
ギギストが空間転移能力を使用して捕獲した「マケンタウロス」「ギングリフォン」「ドンポセイドン」「ハオーディン」「ヴァンフェンリル」の五体のファンタスティックケミーの悪意を暴走させた上で、多重錬成して生み出したキメラ型マルガム。
神話で語り継がれる伝説の力を合わせ持ち、超常的な攻撃を連続で使用し圧倒する最強のマルガムである。
横に配置された舌を出す青い狼を模した頭部を中心に、矢をつがえるケンタウロスを模した右肩と巨大な翼を持つグリフォンのような左肩、槍を構える二柱の神(どちらも曲がりくねるマルガムの腕で顔を覆い隠されている)で構成された水色と金色に彩られた両腕を持つ。
高貴で神聖な幻獣や神々をモデルにしたケミーを掛け合わせたにも拘らず、恐ろしい悪魔然とした怪物の如き容姿になっている。
素体の腕は10本もあり、それぞれが各部位を構成するケミーに絡まるように纏わりついている。特に胸部の素体の交差された両腕は、取り込まれたケミーのモデルをまとめて抱えているようにも見える。
能力
マケンタウロスの弓矢、ギングリフォンの飛行能力、ドンポセイドンの三叉槍と水流操作、ハオーディンの槍、ヴァンフェンリルの爪、更には天候操作と非常に豊富な攻撃法や能力を併せ持つ。
冥黒のマルガムが持つ桁違いの悪意の強さに加えて、ケミーの中でも高位の存在であるファンタスティックケミーが5体も融合していることもあって、これまでの激しい戦いを乗り越えてきたマジェードとヴァルバラドを単独で圧倒するほどの戦闘力を持つ、最強のマルガムの名に相応しい実力の持ち主。
しかし、あまりにも強大すぎる力故に融合しているケミー達に大きな負荷がかかっており、うめき声を上げて終始苦しんでいる様子が見られた。
活躍
宝太郎を匿った卵を奪取せんとするギギストがスパナ/仮面ライダーヴァルバラドとの戦闘中、空間錬成で捕えた五体のファンタスティックケミーを自身の錬金術で強引にマルガム化させることで誕生。
蓮華の喝で、自責の念から立ち直ったりんね/仮面ライダーマジェードが参戦し、ギギストも空間転移で卵の元へ向かったため、二対一の状況となるも、圧倒的なスペックで強引に攻め込み、変身解除にまで追い込んでエネルギーを充電して右腕の三叉槍から放つ衝撃波で消し去ろうとする。
しかし、絶望から立ち直った宝太郎と新たに生まれた101体目にして幻のケミー・ニジゴンの力で変身する仮面ライダーレインボーガッチャードと交戦し、彼の自由な発想から生み出される錬金術によって翻弄されてしまう。
最期は掴み掛かったところを空中へと思い切り飛ばされ、隙だらけな所をレインボーガッチャードの必殺技「レインボーフィーバー」を喰らって敗北・爆散。五体のケミーも活動を停止することなく無事に解放された。
関連タグ
マケンタウロス、ヴァンフェンリル、ハオーディン、ギングリフォン、ドンポセイドン
ケルベロスマルガム、ドラゴンマルガム:同じファンタスティック属性のマルガム。どちらもケミーを単体で使用している(後者はレベルナンバー10を使用)。