「血の匂いが足りねえ…」(第9話)
「その首、へし折ってやらぁっ!」(同上)
データ
概要
『仮面ライダーガッチャード』第9話に登場。
プラントケミー「ジャングルジャン」が護送中の凶悪犯・矢吹恭一の悪意と結合して誕生したマルガム。
大量の葉と赤い果実を生やした巨大な大木がそのまま人の形を形成したかのような姿をしており、宛らトレントを思わせる凶悪な人面を浮かばせている。素体となる銀色の両腕は後ろから木を抱き締めるような配置となっており、手の形はまるでハートマークを形作っている。
無尽蔵ともいえる大地のエネルギーを吸収することで、各部位を急成長させることが可能。これにより枝の伸縮や幹を巨大化させて攻撃したり、自らを巨大化させて相対する存在を蹴散らす事もできる。
また、ケミーを憑依した矢吹のメンタリティーが強化されたことで狂暴化しており、相手構わず襲い掛かる習性を持つ。
活躍
第9~10話
凶悪犯としてもう一人の犯罪者と共に警察に護送されている途中、ケミーの捜索で京都を捜索していたクロトーが護送車を襲撃。矢吹を車外に出すとライドケミーカードに封印されていたジャングルジャンを解放し、彼の悪意と結合させる形で誕生。
太秦映画村で巨大化し、さらにケミーカードのほとんどを持ってこなかった為に変身できない宝太郎を追い詰めるもりんねが持っていたレンキングロボとヤミバットのケミーカードでバットキングロボワイルドモードに変身したガッチャードと巨大戦を繰り広げる。
しかし途中ガッチャードがエネルギー切れを起こし変身解除、等身大サイズに戻って生身の状態の宝太郎を一方的に痛めつけるがそこへ宝太郎の連絡を受けた蓮華と錆丸がゴルドダッシュで駆けつける。
二人の加勢によってスチームホッパーに変身したガッチャードと交戦し、無数の枝による攻撃を仕掛けるも新たな組み合わせのゴルドメカニッカーに変身されたことで形勢が逆転。火力にものを言わせた戦闘で追い詰められ、止めのゴルドメカニッカーフィーバーによる重量級の踵落としが脳天に直撃したことで敗北・爆散した。
ジャングルジャンは再度カードに封印され、描写こそなかったが気絶した矢吹も再度警察に逮捕された。
第25話
10年前に冥黒の三姉妹が錬金アカデミーを襲撃した際に生み出された別個体が登場した。
ジャングルマルガム(ケミー因子)
「早くお前も化け物になれよ!ならねぇのか?なら、死ねっ!」
データ
- ケミー:ジャングルジャン(ケミー因子)
- 身長:136.8cm~
- 体重:261.2kg~
- 特色/力:暴走/急成長
第44話の終盤から登場。
冥黒王・ガエリヤの冥黒の力で、矢吹の体内に残るジャングルジャンの因子と矢吹の強い悪意が暴走・結合し、人間単体でマルガム化した姿。公式サイトではジャングルマルガム(冥黒)とも表記されている。
素体部分が冥黒王が生み出すマルガム共通の赤黒いものに変化している以外は、ジャングルマルガムとほぼ同一。
能力も同じだが、冥黒の力が加わった事で以前よりも悪意も戦闘力も強大で、宿主の凶悪なメンタリティーも増幅している。
クロトーの手引きで脱獄を果たし、ガエリヤによってかつての記憶と残されていたケミー因子で再度超常的な力を手に入れると、彼女たちの命令を受け、加治木と会うために上京し待ち合わせしていた聖を襲撃し、クロトーと協力して彼女を誘拐。封じられた記憶を全て思い出した聖を更に追い詰め、マルガムにせんと襲いかかる。
その後、聖が生み出したバッテリーマルガムとともに仮面ライダーレインボーガッチャードと交戦するが、ガッチャーブラザーズとして仮面ライダースーパーガッチャードクロスユーフォーエックスを召喚されたことで分断され、最後は通常の回転攻撃であっさり撃破された。
余談
樹木の要素を取り入れてたライダー怪人は仮面ライダー(新)に登場するキギンガー以来44年ぶりとなる。