「《やったー!》とか《捕まえた!》とか、そういう意味みたい」
演:南野陽子
概要
『仮面ライダーガッチャード』の登場人物。本作の主人公・一ノ瀬宝太郎の母親。
女手一つでキッチンいちのせを切り盛りする肝っ玉母さん。冒険家として海外を渡り歩き、全く帰ってこない旦那を信じながら、創作料理を作っては常連客からからかわれる息子を温かく見守る。
小さい頃は両親(宝太郎の祖父母)から厳しく育てられていたようで、肝っ玉なのはこの影響と思われる。
学生時代は「ヨーヨー研究会」に所属していたとのこと。
宝太郎が錬金アカデミーにも通学していることは知らず、九堂りんねや銀杏蓮華、鶴原錆丸らアカデミーの生徒のことを「部活動で知り合ったお友達」と認識しており、黒鋼スパナに関しては高度な料理センスから「あの子、バイトで雇えないかしら?」と好印象を持っていた。
迷える少年少女達には優しくアドバイスをすることも。
だからといって放任主義では無いようで、勉強が苦手な宝太郎に対してそれなりに叱っている。冬映画では、宝太郎が赤点を取ったテストの答案を隠してた件をめぐって喧嘩してしまい「ガッチャでも何でもしなさい!」と突き放してしまったが、これがクロスウィザードの夢に違和感を持つ要因となった。
宝太郎が戦いから帰ってきた際には、宝太郎の謝罪に対して「外泊するならちゃんと言いなさい」と言いつつ本当は寂しかったことを吐露しながら抱きしめて仲直りした。
ニジゴンのタマゴ(タマゴン)が生み出した宝太郎の心象風景の中でも現れてオムライスを作ってくれた。
第47話でガエリヤの策略により、人々にケミーと錬金術が知られてしまい、宝太郎の身元がバレたことで店にケミーの力を狙う暴徒が押し入り店内をめちゃくちゃにされ、たまたま食事に来ていた常連客が追い払ってくれた中、構わず配達の弁当を作っていた。この騒ぎで宝太郎が仮面ライダーで錬金術師であることは薄々感じ取った様子であり、後で話を聞くと言って常連客が警護に付く形で配達に行っている。
最終話では、最終決戦を前に帰って来た宝太郎から自分が仮面ライダーであること、グリオンの野望を止めるために行かなければならないことを告げられたため、彼の背中を後押しし、りんねたちの分まで作っていたおにぎりを宝太郎に渡し、笑顔で息子を見送った。