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お前は大事な…俺達の息子だ。」


演:戸次重幸


変身する仮面ライダー

仮面ライダーベイル仮面ライダーデストリーム


概要編集

五十嵐幸実の夫であり、一輝大二さくらら三兄妹の父。50歳。


一家で銭湯を生業にしているが、元太本人は動画投稿者として一攫千金を目指す絵に描いた様なダメ親父。かと思われていたが···(衝撃の真実を参照)

しかし家族を愛する気持ちだけは本物で、家族に吉事がある度に、号泣しつつ「家族そろって○○○ができて幸せ」と口にする程。

実際に、第8話で大二のフリをしていたカゲロウがその本性を表して仮面ライダーエビルに変身、一輝に襲いかかった際にはエビルに立ち向かっていく等、普段の頼りない姿からは想像もできない勇猛さと父親らしさを見せた(無論、戦う力を持たない元太が敵う相手ではなくあっさりと吹っ飛ばされたが)。


また『しあわせ湯=家族の家』でもあるためか、第24話以降のアクシデントでしあわせ湯の客足が遠のいた際は、普段のダメっぷりは鳴りを潜めて家業に真面目に勤しんでいた。


一方、ジョージ・狩崎からはなぜ無意味な動画配信を続けているのかを不審がられており、彼の行動には何か裏があるのかもしれない。


人間関係編集

子供達からは呆れた目で見られながらも、妻の幸実からは未だにゾッコンなほど愛されている等夫婦仲は極めて良好で、現状における元太の唯一の理解者


第3話では一輝に嫌われているかのような演出がされている(判を押そうとする前から一輝には「関係ない人扱い」される、露骨に嫌な表情をされている等)が、基本的には良好だと思われる。

第13話では元太の動画の企画『筋トレドミノ』に協力(?)している。


絡みがあまりなく、どう思われているのかは不明だが、少なくとも悪くはないと思われる。


幼い頃は兄妹で一番懐いていたが、現在は年頃の女の子らしく毛嫌いしている模様。

食卓で「ママ、なんでこんな変な人と結婚したの?」と母親に聞いていた時には、元太も流石にショックを受けていた。


元ちゃんの限界チャンネル編集

元太の運営するバイチューブアカウント。ジャンルは恐らく「やってみた系」。


活躍編集

  • 第2話「悪魔はあくまで悪いやつ!?」

1話でのデッドマン襲撃事件で入院中の幸実に、黄色い紙1枚で折った三つ首の鶴を差し入れる。


  • 第3話「人質トラブル、どうする兄弟!?」

一輝に代わって新都市開発課の2人を相手にする。ご近所の皆さんから期待の眼差しを寄せられており、あれだけダメ親父っぷりを大っぴらにしていながら、ご近所さんの信頼は失っていない様子(但し、直後に都市開発課が用意した契約書に判を押そうとして、一輝を中心にその場の常連客から一斉に取り押さえられるシーンが流れると、見事にその期待を裏切る動きを見せたが)。


  • 第5話「世直しライダー! 裏切り者は誰だ!?」

「フェニックス公認企画」と称して、「世直し元ちゃん」なる企画を始める。一輝が色んな人の相談を受け解決するのだが、自分は殆ど何もしないどころかのぼり旗・顔出しパネル制作費用に53,328円も使った為、反省を何枚も習字で書かされた。


  • 第6話「エビルの正体!衝撃のショータイム!?」

悪徳弁護士の工藤康に関する情報を集めて一瞬は一輝やさくらに見直されていたが、実際はぶーさんが調べた物だった。


衝撃の真実編集

2021年12月26日最後の放送であった第16話にて、ぎっくり腰が悪化し、ヒロミの紹介でフェニックスに属する病院で診てもらったのだが……検査時に撮ったレントゲン写真の結果、心臓が存在していない事実が発覚した。

また、同話にてギフのミイラから心音に酷似した周波数の音が発せられている事実が判明しており、何らかの関係性があると思われる。


そして第21話にて、赤石英雄オルテカの暗躍によってギフの覚醒が促され、脈動が激しくなるにつれバイスと共に元太も苦しみ始め、きな臭さが加速し始める。


更に第24話では、しあわせ湯を訪れた狩崎への礼として元太が彼の背中を流している時、元太の胸元(=明らかに心臓のすぐ横)に縫合の跡がくっきりと残っている様子が映し出され……




やめろベイル……俺の家族に、手を出すな……!









よみがえる悪魔

五十嵐三兄妹に襲いかかるオルテカ達の前に、突然ベイルに憑依された元太が姿を現す。

デモンズドライバーと同形の赤いベルトカブトバイスタンプを用いて仮面ライダーベイルに変身し、瞬く間に2体のギフテリアンを葬った。

そして、そのまま実子である三兄妹まで手に掛けようとしたが、すんでのところで元太の意識が復活し、ベイルを止めた事でどうにか事なきを得た。


そして、それまでベイルドライバーを保管していた狩崎真澄(及び以前彼から話を聞いていたジョージ)の口から、衝撃の事実が語られる。


それは、元太がギフの細胞を体内に組み込まれた唯一無二の存在である事。


素性(ネタバレ!!)編集

彼の本名は白波純平

25年前、純平はとある事故で瀕死の重傷を負い、当時ギフに関する研究を任されていた真澄によって治療を施されたのだが、その方法が驚異の再生能力を持つギフの細胞を彼の心臓に移植するという、常軌を逸したものであった(真澄も自身の行いを「悪魔に魂を売った」と称した)。この過程で彼の悪魔ベイルが誕生する。

それにより九死に一生を得た純平だったが、ギフの遺伝子をその身に宿した彼を待っていたのは、彼の命を救った真澄ら悪魔研究者の最高のおもちゃとして尊厳を傷つけられる、血みどろで空虚な地獄の様な日々だった

そして「デモンズシステムのデメリットを克服できる唯一の人間」となった純平は、両親を殺した赤い悪魔への復讐心を胸に秘め、仮面ライダーベイルとして日夜戦いに身を投じる事となった。


政府機関ノアが生み出した、失敗作の悪魔の処理をこなすだけの虚しい日々に純平の心は疲弊していったが、幸実と出会った事で救われ『同志』である伊良部正造の助けを借り、ノアを脱走。その過程で記憶を失い、顔を変えて名を“元太”へと改め、彼女と結婚し三人の子を授かった。ちなみに“元太”は幸実が付けてくれた名前で、(恐らく)しあわせ湯及び五十嵐家も彼女の実家であった模様(要するに婿養子)。

「家族そろって○○○ができて幸せ」の下りは、過酷な人生で普通の幸せの経験が乏しかったゆえ、記憶をなくしていても毎回「普通の幸せ」を噛みしめる嬉しさを無意識に味わっていたからだと思われる


この件は、現在でも「裏切られた」としてベイルから恨まれており、物語が始まる18年前にはベイルに発見され襲撃を受けるものの、その際に一輝から生まれたバイスによって難を逃れていた様である。


上述の通り、現在の元太からはベイルと共生していた頃の記憶が欠け落ちているが、ギフの細胞を埋め込まれた心臓とベイルが彼の身体に戻る事で、記憶が復活するものと推察される。


それらとは別途で開発されていたデモンズシステム「人間の寿命を食い尽くす」デメリットは、ギフの遺伝子を体内に宿せば克服できる模様(これが「元々判っていたが、科学的な倫理観から実行に踏み切れなかった」or「元太の体を解析していく過程で初めて判った」のかは不明)。

ギフの遺伝子を宿す彼の特性はやはり子供達にも受け継がれており、彼らの内に潜む悪魔はそれぞれに特異な性質が見られ、いずれも明確な自我を備えている。

しかしながら問題は、彼に移植されたギフの遺伝子が子供達にどの程度の影響を及ぼしているかという点である。医療機関で異常が発見されてこなかった様なので、現状は目立った変異等はないようだが…

いずれにせよ、彼の悪魔であるベイルによると元太は家族を欲しがっていた様だが(両親を失った過去から、家族を求めるのは想像に難くない)、ギフの遺伝子を継ぐが故に、彼の子供達が戦いに巻き込まれてしまったのは皮肉でしかないだろう。


第25話以降編集

伊良部によって安全な場所に匿われていたが、第28話の終盤で再登場。純平だった頃の記憶が戻り混乱するも、ベイルの手から家族を守るため暫くの間身を隠す事を決めたらしく、「必ず戻って来る」という内容の手紙を残してしあわせ湯を去ってしまう。

現在はウィークエンドに身を寄せており、第32話にてさくらと再会を果たした。


この辺りから、記憶と共に純平本来の人格になっており、自分の不始末で望まぬ戦いを子供達に強制してしまった事を悔いていた。また序盤から見せていた、明るくおちゃらけていた部分も無くなっている

第36話では責任感からか、ベイルの始末をする覚悟を決めているが身体への負担から戦闘は難しい模様。

第38話では、御子柴朱美赤石英雄の手によって消滅させられた事で、『最後の希望』となる筈のバイスタンプの製作が八方塞がりとなってしまった狩崎親子に「俺の細胞を使ってくれ」と提案。真澄がそれに応じ、当初は反対していた一輝を説得する事で何とか手術は行われたが、バイスタンプが突如リジェクション反応を起こし、元太も心拍数が急激に低下して命の危機に瀕することに。戦闘から突然戻って来た一輝がバイスタンプの入ったケースを破壊した事で手術は中止され、細胞の完全除去には至らなかったものの、何とか生き残る事はできた。

その後、しあわせ湯にて伊良部と共に一輝、さくら、幸実に無茶をした事を土下座して謝罪したが、3人から「そのキャラ止めなって」「いくらなんでもそんなにすぐ性格変わる?」と言われてしまい、「タハッ!」という謎の笑い声の後、結構無理して純平を演じていた事を明かした(ちなみに、伊良部もシリアスな雰囲気を無理して醸し出していた事を明かしていた)。

それ以降は、妻の幸実とともに一輝とさくらを見守り大二の行く末を心配している一方で、かつての相棒であったベイルとの決着をつけるために真澄のもとを訪ね、その後ジョージの元にベイルドライバーを携えながら何かを頼んでいた…。



第42話以降の活躍編集

ジョージにベイルドライバーを改修してもらい誕生したデストリームドライバーを一輝とさくら経由で貰う。その際に、一輝とさくらに感謝の気持ちを述べ、「あいつが今、暗闇の中を彷徨っているなら、俺がベイルと戦うことで別の道を示せるはずだ。それが、父親として俺ができる全てだ。」と大二に対する思いも2人に吐露した。さくらから「ベイルを倒したら、パパの身体はどうなるの?」と聞かれた際は、不安な顔を見せず「大丈夫だ。」と答えた。


その後、息子たちが寝静まった後に幸実とともに夕食のカレーを食べた。その際に、「ママさん、ごめんな。俺と一緒にいたせいで普通の人生を歩むことができなくなってしまって…。」と妻に対する申し訳ない気持ちを吐露し謝罪したが、幸実は「普通の人生なんてある?100人いたら100通りの人生がある。他人と比較しなければ、誰の人生もドラマティックでしょ?」「だから、あなたがどんな人生を歩もうと私はあなたを見守る。」「それに、私はパパさんと一緒にいられて幸せだよ。」と答え、元太を励ました。


その後、ベイルと決着をつけるため仮面ライダーデストリームに変身、ベイルもクリムゾンベイルへと変身してついに激突。

紅きベイルとデストリーム

最初は互角の戦いであったものの、必殺技「クリムゾンフィニッシュ」と「デストリームフィニッシュ」の打ち合いに間一髪競り勝ち、ボロボロになりながらも何とかベイルに勝利することができた。しかし、元太はそんな状態でありながらもすぐさまクリムゾンベイルバイスタンプを回収し、消滅寸前のベイルに押印してベイルをスタンプに吸収。そのままスタンプを自身の身体に押印したのだ。


実は、元太は自身とベイル、どちらも生き残ることを選択しており、それを実現させるために真澄に依頼、その結果誕生したのがクリムゾンベイルバイスタンプであった。

精神世界にて、元太はベイルと最後の会話をする。


「もういいだろ、ベイル。俺の中で大人しくしていろ」

ベイル「……憎んでいるんじゃないのか?」

「……俺はお前を許すよ」


白波純平は悪魔を、それを生み出した自分自身を許すことはできなかった。

しかし、家族を得て幾度も『変身』した彼は、もう孤独な復讐者ではなくなっていた。


ベイル「そうか…貴様は、俺が復讐しようとした男ではないのか…」

「ああ。俺は純平じゃない。五十嵐元太だ」

ベイル「五十嵐、元太…俺は貴様を許さないぞ。永遠にな…。」


そうベイルは捨て台詞を吐いて、元太と同化して消滅していった。

しかし、その台詞にはどこか元太を認めているようにも聞こえた


こうして、元太は25年にもわたる自身の悪魔との激闘に決着をつけることに成功した。


そして大二に「俺はベイルと生きていく。自分の悪魔を許すよ」「いい男ってのはな、どんな時でも自分を許せる男だぞ」と伝えて諭すが、ドライバーの反動で失神してしまう。その後まるで大二を五十嵐家から引き離すかのように放たれたギフの攻撃に巻き込まれてしまった。だが、仮面ライダーオーバーデモンズに変身していた牛島光の援護のおかげでアルティメットリバイスの能力で撤退に成功したため、第46話までは傷が癒えるまで静養していた。



バトルファミリア編集








ここから先はネタバレです。未見の方は注意!











息子・娘たちから、妻・幸実との夫婦旅行をプレゼントされ、非常に喜んでいた。一応、護身用としてデストリームドライバーを持って来ていたものの、手荷物検査に引っかかってしまう。しかし、「これは…、ドライ…、そう!ドライヤーです!ドライヤー!」と誤魔化したことで何とか突破し、飛行機に搭乗した。その際に、搭乗前に家族写真を撮ってくれた大谷希望と親睦を深めた。しかし、アヅマ率いるテロリストによるハイジャック事件に巻き込まれてしまう。元太はアヅマから銃を一時強奪して構えるも、すぐさま取り返された上に蹴られて吹っ飛ばされてしまう。

エリア666到着後は、外海雅人にハイジャック事件の真の目的を告げられ、息子達が標的にされていることに妻とともに憤慨していた。

その後、ギフの細胞を無理やり採取されて外海の思惑で暴走してる子供達の悪魔必死に止めようとするが、その声も虚しく届かずただただ自分の悪魔にいたぶられていく息子たちをただ見ることしかできずにいたが、希望が突如乱入し、キメラドライバーを強奪したことで状況が一変。子供達がいたぶられる様を見ることしか出来ずについに堪忍袋の緒が切れた幸実が奇跡を起こしたことでフィフティゲイルバイスタンプが誕生、息子たちが変身した仮面ライダーを「仮面ライダー五十嵐」と名付けた。

その後はバスを運転する幸実をサポートするために、バスの中に侵入してくるギフジュニアから乗客を守りながら生身で相手するなど本編では見たことのない大立ち回りを披露。マンドリル・デッドマンを満身創痍になりながらも倒し、アヅマに追い詰められていた希望を連れて逃走することに成功する。(その際に、逃走の手助けをしてくれた仮面ライダーギーツを目撃している。)

廃墟で一休みした際には希望と対話し、彼に自身の経験を重ねるかのように「勇敢と無謀を履き違えたらいけない。」「復讐なんて君の両親が望んでいるわけない。自分の命を粗末にするな!」と諭した(自身の悪魔たるベイルを当初は許せなかったものの、デストリームとなって決着をつけ、許すことができた元太が言うのは感慨深いものを感じる)。

その後、エリア666の脱出を妨害する悪魔軍団をさくら、希望とともに生身で応戦していたが、門田ヒロミ夏木花玉置豪が援護のために参戦したことで悪魔軍団の相手を彼らに任せ、さくらとともにシックに苦戦する大二の援護に向かい、仮面ライダーデストリームに変身。クロコダイルゲノミクスでシックにダメージを与えるなど息子たちと連携して追い詰めていき、最後は「デストリームフィニッシュ」を叩き込み、シックを撃破。その後、全員で脱出を果たし、安堵していた。

エリア666での戦いが終わったあとは、家族でお風呂に入って子供達とゆっくり湯船に浸かっていた。


監督が坂本組のため、終盤ではギフジュニア相手にバスの手すりを使った絞め技など、戸次さんによるキレのいいアクションが披露されている。


第47話以降編集

第47話編集

一輝とともに動画投稿のためにドミノ倒しのリベンジに勤しんでいたが、ラブコフによって全て倒されてしまい、阿鼻叫喚の声をあげていた。

その後、狩崎/仮面ライダージュウガによる襲撃の際にバイスがアルティメットバイスに変身したことで一輝とバイスによる契約がさらに進行し、一輝が自分の両親の顔を忘れてしまった際には悲痛な表情を浮かべていた。その後、バイスから謝罪されるが、「バイスは一輝のためを思って変身したんだろ?ありがとな。」と慰めた。しかし、一輝が家族との思い出を忘れることに悲しむ幸実を見て、悲しい顔を浮かべながら妻を黙って慰めるしかなかった。


第48話編集

前話のこともあってどこかよそよそしい一輝に対して、「お前がどうなろうとも、お前は俺たちの家族だ。」と声をかけ、抱きしめた。


第49話編集

家族との思い出を全て忘れてしまった一輝に対していつも通り接していたが、どこか馴染めない一輝は申し訳なさと疎外感を感じることとなり、バイスとともにしあわせ湯から出ていってしまう。

その後、街中で暴れるバイスを止めるためにデストリームへ変身したが、アヒルのおもちゃに憑依したバイスにコモドドラゴンゲノミクスの攻撃を弾き返された上、そのまま飲み込まれてお尻から排出されるという何ともみっともない形で敗北してしまった。

だが、これは演技であり、バイスから頼まれたヒロミと狩崎に協力する形でわざと負けていた。

一輝がアルティメットリバイに変身した後は、2人の悲しい戦いをただ見守ることしかできなかった。


最終話『あくまで家族、いつかまた会う日まで編集

一輝とバイスが楽しそうに戦ってる様子を見て、「自分の悪魔とこういう風に戦えるのって羨ましいなあ」と呟き、ベイルと自身ではできなかったことをしている一輝を幸実と一緒に楽しそうに見つめていた。

その戦いから数ヶ月後、バイチューブを始めた幸実の人気度が自身よりも高い様子を見て少し嫉妬をしていた。


MOVIEバトルロワイヤル編集

新しく四男・五十嵐幸四郎を授かっており、家族と共に慰安旅行に行き、一輝、大二とともに露天風呂を満喫していた。(しかも、よりにもよってデストリームの顔が大事な部分を隠すためのモザイクになっている。)

その後、イザンギバリデロの襲撃により重傷を負った一輝の元に妻・幸実とともに駆けつけ、幸四郎を攫われたこと、大事な家族である一輝を傷つけられたことに対する行き場のない悔しさをぶつけ、彼らの元に向かおうとしたが周りから制止されていた。身体のこともあってかイザンギ、バリデロへの対処は大二達に任せた。


人物評編集

本業をそっちのけで一攫千金を目指して動画投稿する絵に描いたようなダメおやじに当初は視聴者は呆れたりするなどいまいちな評価だったが物語が進むにつれて徐々に元太自身の壮絶な過去が明らかになったり、かつての相棒との因縁に決着をつける為戦いの最前線に立ったり、戦いで迷いや葛藤を見せる子供達に背中を押したりする等視聴者の評価が大きく変わり最終的に「最高の父親ライダー」と高く評価されており物語前半と後半で評価が手の平を返すかのように180度変わってくる。


父親ライダーのお約束を破った男編集

平成2期後半から半ば常識になりつつあった父親ライダーの悪い要素である

  • 息子ライダーとの親子喧嘩、主人公サイドを導くために一戦交わす
  • 己の目的の為に他人はおろか家族すらも利用する
  • 毒親
  • 最終的に命を落とす

これらのお約束を全部破っておりそれどころか彼が仮面ライダーデストリームに変身する動機のほとんどが自分の子供の為に変身している


  • 初変身:ベイルとの因縁の決着と並行して自分を見失っている息子大二を導くため

  • バトルファミリア:シックと戦う大二とさくらをサポートして勝利へ貢献

  • 第49話:バイスと一芝居打って記憶を無くした息子の一輝を救うため

五十嵐元太は「仮面ライダー」として「父親」として終始子供達を見守りそして導いており妻の幸美とは違うベクトルの「父親ライダーとしてのおやっさん枠」で立ち回り主人公たちを導いてる。

その為シリーズでは珍しく自身の子供である主人公サイドと一切交戦することなく(一時的にベイルに乗っ取られて子供達を手に掛けようと暴走するが主導権を間一髪で戻しており最終的に戦うこともなく未遂に終わっている)終始サポートに徹している。


余談編集

  • サンデー福岡の役者インタビューによると、喜怒哀楽の1つが欠落しているとされ、背景に過去何かがあったことが既に示唆されていた模様。また、それが事実であると後押しする様に、第8話で幸実から「パパさんを好きになったのは『自分がないところ』」と発言している。

  • 上述の通り、元太もまた歴代のライダーの変身者達と同じ「巨大組織の特殊な実験によって人外の力を得てしまった」という、所謂お約束の道を通った人物であった事が判明した。
    • 『リバイス』は、「悲劇の改造人間」「その血を受け継ぐ子供達」の戦いの物語としての側面を持っていたのである。
      • 「事故を受けて改造手術、仮面ライダーになる」という点及びライダーベイルは旧1号/本郷猛を(バイク事故は『仮面ライダー』撮影中に怪我をしてしまった本郷役藤岡弘、氏を)、デストリームは新1号を彷彿とさせる(それに伴い、リバイスの世界の“1号”はベイルに当たるという声も多く、ハイパーバトルDVD第2弾「2号ライダーはじめました!」でも指摘されていた。)。

  • 今後の動向が最も気になる時に一時的とはいえフェードアウトしてしまった彼だが、これは演者の戸次が同時期に放送しているNHK連続テレビ小説・『ちむどんどん』にレギュラー出演している故のスケジュールの都合。おのれちむどんどん!
    • しかし今作の撮影に配慮してか、『ちむどんどん』第37話ではまさかの他の登場人物による台詞によって、死が宣告されるという形でフェードアウトしてしまった。そっちもそっちで可哀想…というか放送中なのにブッキングさせるから…
      • ちなみに第40話の劇中に芝居で夫婦喧嘩を演じた際、幸実から「パパさん、名演技!役者になったら?」と笑顔で言われたのに対して朝ドラ、出られるかな?あからさまに中の人ネタメタ発言をかましているあのさあ···
      • 後に、「仮面ライダーリバイス公式完全読本」でのインタビューによると、元々台本には無く、現場のテスト段階で試しにやってみたところ、思いのほか好評だったため採用されたとのこと。


  • 第42話放送後に視聴者からは、過去の因縁であるベイルとの決着という話の展開やベイルとの和解、『リバイスレガシー・ベイル』主題歌のMy_dream(しかも幸実映美くららのソロアレンジである)が流れたことも相まって、「これもう『リバイス』じゃなくて十数年後の『仮面ライダーベイル』真の最終回じゃないか」といった感想が続出した。


  • 中の人である戸次は「変身できたら役者辞めてもいい」&「『変身』と言ってみたい」と冗談と期待の混じったインタビューをしていたが、25話でベイル、42話でデストリームに本当に変身したため、一部から「マジで辞めちゃうんじゃないか」との不安の声がSNSで上がっている。だが、2022年6月7日に行われた舞台「奇人たちの晩餐会」公開ゲネプロ・取材会に登壇した際に、苦笑いしながら発言を撤回したため、ファンはホッと胸を撫で下ろした。
    • とは言え、そうした発言が出るほどの大願だったことは事実なようで、自身の使用するベイルドライバー&デストリームドライバーユニット発売に際して公開されたインタビュー動画で「軽い燃え尽き症候群とでも言いましょうか」「今後何を目標に役者やっていったらいいか分からなくなった」「オファーの連絡をマネージャーから受けた時、返す刀で『変身できるんですよね?』と聞いた」とも語っている。
    • また、舞台「奇人たちの晩餐会」公開ゲネプロ・取材会に登壇していた共演者の中には、かつてコウガネ/仮面ライダーマルスを演じた片岡愛之助もいたため、「コウガネと元太が並んでるじゃん。」という声が散見された。実際、取材会で戸次がこのことについて触れており、「愛之助さんも確か仮面ライダーに…。」と愛之助にフリを入れていた。

  • 父親ライダーが作中で一作品で別々の仮面ライダーに変身するのは実は仮面ライダーキバ紅音也以来14作振りである(父親”ポジション”であれば、が該当すると言えばするが、完全な父親、または単独変身となると音也以来)。
    • なお、音也は3回目のダークキバへの変身で身体が負荷に耐えきれず死亡してしまったため、第49話にてデストリームが再び登場したことで第42話と『バトルファミリア』を合わせると3回目になり、存命のまま一作品で別々の仮面ライダーに変身した初の変身者となった。

  • バトルファミリアでの親子での同時変身シーンについて、戸次は「変身ポーズが各々違うのに、ほぼほぼ同じタイミングで変身完了しててすげぇぇ!」と興奮していた模様。

  • もしもネタではあるが、一年前のpixivで既に元太が変身することを予言していた者がいた(ただし実際の物語の展開は真逆であったが)

もしも仮面ライダーリバイスのメインライターが○○だったら⑧


  • MOVIEバトルロワイヤルでは、出番が「バトルファミリア」よりも少なめだが、その理由が「スケジュールの都合」であったことが「仮面ライダーリバイス公式完全読本」でのインタビューで明らかになった。
    • そのせいか、デストリームは未登場となった。なお、変身した状態で登場し撃破されて生身を晒す…という流れならできなくもなかったらしいが、変身シーンをやらなきゃ意味がないということでこれも却下となった。本人曰く、悔しい思いをしたとのこと。


関連タグ編集

仮面ライダーリバイス しあわせ湯 父親 おやっさん 改造人間


百瀬龍之介同作品の劇場版に登場した父親ライダー


風祭真鷹山仁に受け継がれた遺伝子によって様々な因縁が発生してしまった父親ライダーの先輩方


紅音也主人公の父親。ふざけた言動で周囲の反感を買いやすい、から深く愛されている、2種類のサブライダーに変身、息子の為に命を懸ける点が共通している。


鞍馬祢音翌年の作品の登場人物。動画配信者である点,重大な秘密(ネタバレ注意!)を抱えている点が共通する。


五十嵐家編集


おやっさん

福添准五十嵐元太/五十嵐幸実一ノ瀬珠美

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