白波純平
しらなみじゅんぺい
『仮面ライダーリバイス』のスピンオフドラマ『リバイスレガシー 仮面ライダーベイル』の主人公。本編主人公・五十嵐一輝の父親である五十嵐元太のかつての名前。
バイク事故を起こし、重傷を負っていたところノアという組織に拾われ、両親を殺した赤い悪魔を倒すため仮面ライダーベイルに変身し最強の悪魔ハンターとなることを強制される。
ギフの細胞を移植されて蘇生したが、過去の記憶を失っており、自分から全てを奪った悪魔への憎悪を叫びながら怒りのままに対象を殲滅していた。
自らの「バディ」と名乗る『声』と組織に命令されるまま、悪魔を倒していたが後にとある女性の出会いによって運命が変わる。
幸実に救われ、彼女から「元太」と名付けられた彼はしばらく忘れていた人の温もりを思い出し、『家族を失った』というシンパシーから徐々に惹かれていく。
しかし、再びノアによって拘束されてしまうものの後の親友となる男の協力によって組織を脱走する。
ノアの追手を払うべく、『声』に従ってベルトの力を解放すると……そこから現れたのは彼が探していた赤い悪魔だった。
そこで明らかになる真実。それは赤い悪魔ことベイルが両親の命を奪ったこと、そして彼を生み出したのは他でもない自分であること、それを仕組んだのはノアであること……。
「憎いっ。奴らが、憎いっ!!」
悲しみと怒りのままに、悪魔の囁きに飲まれた純平は変身し、暴れてしまう。
しかし、幸実の体を張った懸命な説得によって正気を取り戻すと、それを「裏切り行為」と見なしたベイルが憤慨。
「自分が悪魔なら、それを生み出したお前も悪魔だ」と罵られるも既に迷いはなかった。
「だったら俺は俺も許さない!俺は……俺の悪を断つ!」
自らの悪魔を絶つことを決意した純平は変身し、愛する人を護るためにベイルと激突。彼を撃破し、運命を共にしようとするが狩崎真澄によってベイルは封印。
ノアの主要となる人物も亡くなったことで壊滅状態になった組織から、ようやく自由になることが出来た。
そして、新たな人生と家族を見つけたが、運命は子どもたちを巻き込んで更なる戦いへと誘っていく。
演者の和田は舞台『風都探偵THESTAGE』にて左翔太郎を演じることとなり、1年でタイトルライダーに2回変身した初の俳優となった。
仮面ライダー図鑑の記載によると生年月日は1971年4月3日。ライダーファンには分かる始まりの日である。