ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

失道

しつどう

道理にかなわない行いを意味する言葉。小野不由美の小説『十二国記』に登場する。
目次 [非表示]

小野不由美の小説『十二国記』における「失道」の概要編集

小野不由美の小説『十二国記』に登場する言葉。

天の摂理によって選ばれた王が、いつしか堕落して民に重い税を課したり、王に諫言をする麒麟や官吏を遠ざけ、佞臣の甘言を入れて悪政を施すことにより起きる現象。

これらの現象により、天変地異が起こり、妖魔が出没、最後には「王と一心同体」と称される麒麟が「失道の病」にかかり、国が傾いていく。小説ではどのような症状が出るか明らかにされてないが、アニメでは黒い斑点が現れ、やつれていった。

これらの現象を止めるには王が行いを悔い改めるか、みずから王位を降りて、麒麟が新たな王を選ぶか(禅譲)の二者択一しか残されていない。

しかし、王が行いを改めたからと言って国の傾きを止められるかと言えばそうでもなく、王が禅譲したからと言ってすぐに国の乱れが止まるわけでもない。

(王が国を建て直すことももちろんあるが)新たな王が国政の乱れを正すまで、国の傾きも止まらないのである。

語源編集

「失道寡助」という四字熟語からきている。

四字熟語失道寡助(しつどうかじょ)
意味道理にかなった正しい行いをしなければ、誰からの助けも受けることはないということ。
「道」は仁と義の道のこと。
「道を失えば助け寡なし」とも読む。
『孟子』「公孫丑・下」

関連タグ編集

十二国記 麒麟

関連記事

親記事

十二国記 じゅうにこくき

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 560

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました