放浪癖のある、外見年齢20代はじめぐらいの男。
朗らかかつ飄々とした態度で、口が達者。一見して人が良さそうだが物事の駆け引きに長けており、時に見た目に似合わぬ奥深さを感じさせる。
落ち着いたな物腰や裕福そうな衣装は身分の高さをうかがわせるが、一方で剣を扱う経験があったり世界各地を旅していたりとその素性は謎めいている。
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以下、ネタバレ
卓朗君。宋王を筆頭とする櫨(ろ)一家の次男。
奏国は治世600年の大国家で、利広の実年齢もそれ相応。深みや経験の豊富さはその年月故のものである。
太子としての役目はあまり得意ではないのか「国庫を湯水のように使う」と自分で言って逃れようとするが、課せられた分はしっかりこなす様子。
王宮での暮らしに飽きるとふらっと飛び出し世界各国を放浪するがなんだかんだ言いつつもいつかは家に戻ってくるので、奏国の情報源になっている。
傾いた国でよく風漢と出会う。お互いに素性を明かしたことはないものの、付き合いの長さが長さだけに相手が誰であるのかは感づいている。