尚隆
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しょうりゅう
本記事では、小野不由美の小説『十二国記』の登場人物について解説。
本名は小松尚隆(こまつなおたか)。蓬莱では瀬戸内の国人水軍、小松氏の後継ぎだった。
自分の実家の滅亡を目の当たりにし、延麒六太に自分一人だけ助け出されて選定を受ける。
人口が本来の1/10の30万人まで減り、凌雲山が折れたと言う意味の『折山』と言われるほど荒廃し一度滅びたと言われる雁国を立てなおし、五百年の大王朝を築き上げた人物。十二国一の剣客としても有名だったりする。
やることはしっかりやっているが、衣服の簡素化を要求して官吏と300年の戦いの末に折り合いを付けたり、『風漢』という偽名を使ってしょっちゅう市井を出歩いて官吏の頭痛の種になるなど、王様らしからぬ行動を繰り返している。気軽に行ってはならない外国に赴くこともしばしば。
時折、刹那的な一面を垣間見ることがある。
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十二国記15のお題 其の二
2017/02/14 改稿版と差し替え お題01~03は其の一をご覧ください。そちらから続いているヲ話です。 2016/4/17 お題04up 05以降はおいおい…… お題は http://topaz.raindrop.jp/shikoku/index.html ←こちらでお借りしました。61,220文字pixiv小説作品 - 月の裏側のウサギと・・・
【テニプリ】 前史 還る場所 【十二国記】
今回は尚隆の話。 あの時何を思ったのか。 シリーズですがこの話だけなら単純に十二国記の尚隆の話としても読めます。 黄昏の岸の時の話です 私が、尚隆を余人の到底及ばぬ傑物と思う理由は、実は黄昏の岸にあります。 黄昏の岸の一文。 “波に翻弄されている岸と、岸に向かって広がる街と。 故国を時間の中に沈め、現れた異国に、彼は目礼をする。国と人の弔いに代えて――” さてこの一文、尚隆は誰に、目礼をしたのでしょう? 故国を時間の中に沈めてしまった異国の、その人達に、尚隆は多分目礼をしたのだと思うのです。自分が蓬莱に渡ったことで、この蝕で死んでしまう人が居るかもしれないから。 自分はそれには、なんの責任も背負ってはやれないから。 もはや無い自分の国と、そして今、現実に、亡くなったかもしれない、自分の国の民ではない、けれど自分が『死なせた』人への弔いに、代えて。 目礼とは主に敬意を示す。 敬意と感謝。その対象は多分、自分故国に対してだけではない。 最初に読んだときから私はそう思ったの。 だってその前にわざわざ、書いてあるんだよ。 “すでに国はなく民もなく、まして知人の一人もいない。ならばそこは、紛れもなく異国だ。” 異国の街を振り返って、“目礼”したんだ。 自分の故郷が異国になっていても、自分の民を思うのと同じように。 だから、尚隆が雁の王なんだ。 小松の若様のまま、雁の王で在れる理由。 執筆中のこのシリーズとしてはどうして、何を思って1000年を生きたのか。 とってもみじかいけれど、入れるなら絶対ここだと思った。 そしてこれから蓬莱に行くキャラ達に繋がる話。 尚隆がどういう人か、伝わってくれるといいな。同じ考えの人いるかな?2,050文字pixiv小説作品 - 「延帝の紅瓊」シリーズ
番外編01「幽玄の宮に吹く新風」
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荒籬の遭遇
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