雁国

えんこく

　小野不由美氏・著の小説『十二国記』に登場する国。

概要

　雁州国。国氏は「延」。十二国のひとつ。北東に位置する国。首都は靖州にある関弓。宮殿名は玄英宮。北寄りの為、冬の寒さはかなり厳しい。

　原作「東の海神_西の滄海」での主な舞台となっている。

　現王朝は500年続いており、奏南国と共に長寿王朝として知れ渡っている。現在の延王は尚隆。十二国一の武人としても名君としても知られ、延帝と尊称される。王朝の長さに見合って繁栄しており、国民の生活は豊かである。農業、商工業共に栄えており、特に大規模な土木工事や建築では十二国で最も優れているとされる。また、王も延麒も蓬莱の出身である為か海客への偏見が少なく、同じく半獣への差別も比較的少ない。

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