芳国
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ほうこく
小野不由美氏・著の小説『十二国記』に登場する国。
大陸の北西にある恭州国から海を隔てた向かい合わせの位置にある。
首都は蒲蘇(ほそ)。宮殿名は鷹隼宮(ようしゅんきゅう)という。
特産品には乏しく、民の暮らしを支えるのは牧畜と林業である。
冬は厳しい寒さとなり、降雪が多い。
健仲韃が王位についた30年間、仲韃は法治国家として知られた柳北国にならって法を整備する。
仲韃の治世下、汚職にまみれた官吏は処刑され、前王の失政により乱脈を極めた宮廷は落ち着きを取り戻していくかに思えた。
しかし、仲韃は他者の汚職を許さない厳格な人物であったため、妬みからくる王妃・佳花の讒言に気づかずに法を遵守することに固執、これにより国民の1/6にあたる50万人が処刑されることになり、ついには峯麟が失道の病にかかることとなった。
この惨状に、恵州の州候・月渓をはじめとする各地の州候が立ち上がり、王宮に攻めあがると官吏たちの多くも反乱軍に加わることとなった。仲韃は少数の近臣とともに討たれ、王妃・佳花と二代にわたって暗君を選んだ峯麟も罪を問われて月溪たちに討たれた。
唯一、処刑を免れた仲韃の娘・祥瓊は一命を救われ、仙籍から抹消され庶民に落とされることとなる。放浪の果てに彼女は公主の役割を果たさなかったことを悔い、慶東国の王・中嶋陽子の宮廷改革に協力した祥瓊は最下級の女性官吏・女史として陽子に仕えることとなった。
その間、王と麒麟が討たれた芳極国は月渓が仮王として立ち、次の王と麒麟に玉座を引き渡すために朝廷と国力の維持に力を注いでいる。
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すべて見る- 春の蕾 雪の花
春の蕾 雪の花 1-2
続編です。芳国を舞台にしたお話です。今のところ、オリジナルキャラしか登場していないのであしからず。 ※2015年12月28日に加筆・修正しました。 【1-1】→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2245641 【1-3】→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22513617,471文字pixiv小説作品 - 十二国記 オリジナル
遠方より来たる朋 前編
「春の蕾 雪の花」からちらちら出てきた彼が登場するお話です。 十二国の世界に山客が来るなら、きっと論語も伝わっているはず!…という妄想が入っております。 家の構造は中国の古民家(?)の四合院を参考にしています。 【後編】→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3876508 ※私の作品は、オリジナル要素を多く含みます。ご注意ください。 小説内ででくる節の訳を載せておきます。 参考にどうぞ。 「学んで思わざれば則ちくらし。思うて学ばざれば則ちあやうし」 →学んでも自分自身で考えなければ、頭の中が整理されず、はっきりした状態にならない。考えるばかりで学ぶことがなければ、危険な独善に陥る。 「其の身正しければ令せざれども行わる。其の身正しからざれば令すといえども従わず」 →自分自身が正しくさえあれば、命令などしなくとも人々は行動する。自分自身が正しくなければ、例え命令をしたとしても人々は従いはしない。 「速やかならんと欲することなかれ。小利を見ることなかれ。速やかならんと欲すれば則ち達せず。小利を見れば則ち大事成らず」 →事を急いではいけない。小さな利益にとらわれてはいけない。急げば事は失敗に終わるし、小さな利益にとらわれては大事を成す事はできない。20,993文字pixiv小説作品 - 春の蕾 雪の花
春の蕾 雪の花 1-1
初めての投稿です。十二国記の世界観が好きすぎて、オリキャラで話を作ってみました。小説を書くこと自体も初めてなので文章や表現が下手かもしれませんが、それでもよければご覧ください。 ご意見や感想などありましたら、お気軽にどうぞ。 ※2015年、12月28日に加筆・修正をしました。 【1-2】→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22489347,441文字pixiv小説作品 - 春の蕾 雪の花
春の蕾 雪の花 3-2
期間を開けてしまいましてすみません(>_<)いよいよ最終章です。初めての投稿ということで至らない部分もあったかと思いますが、最後まで見てくださった方々、本当にありがとうございました(*^^*)これからも春姫を中心とした物語を書いていきたいと思いますので、よろしくおねがいします。 【3-1】→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2263205 【雪の降る苑で】→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2443944 エピローグです13,789文字pixiv小説作品 - 十二国記 オリジナル
可愛い妹
「二人の気持ち」のその後のお話です。 あとがき→http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=59009905 二人の気持ち→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7253396 ※私の作品は、オリジナル要素を含みます。13,226文字pixiv小説作品 - 十二国記
十二国記15のお題 其の三
お題01~03は其の一、04は其の二をご覧ください。そちらから続いているヲ話です。 お借りしたお題の配布サイト様は閉鎖されたようです。移転先をご存知の方、お知らせ下さい。 新刊読了しました。そして『魔性の子』を含めて全巻読み返し中。 次のお題はなるべく早く…… 【お願い】2019/11/22追記 http://sei.qee.jp/docs/ ←こちらで配付されているATOK十二国記用語・単語ファイルは新刊の字句追録はしないようですので、自分用に追録がてら単語・字釈の登録作業をしています。作業速度は超鈍足ですし、見落としが多々あると思うのでATOK愛用者の方、共同作業しませんかー? メールください。よろしくお願いします。55,971文字pixiv小説作品 - 暁光
暁光 終
※ネタバレになるかもしれないので、最後にお読みください。 いままで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。いよいよ最終話です。 約一月で投稿し終えましたが、いかがだったでしょうか。始めは、既存のキャラクターを動かすことにプレッシャーを感じ、別のお話を考えておりましたが、芳国を舞台にしてしまった以上、彼無しで話を進めるのはどうかと思い、このような話を創りました。 初めて十二国記を読んだのは小学6年生くらいで、その当時はおじさんである月渓のことはあんまり好きではありませんでした(笑)しかし、大人になって読み返し、この話を創るにあたって彼のことを深く考えるようになって、彼のことが大好きになりました。真面目で、威厳があり、確固たる意志を持っていても、不器用で、人間臭い彼が大好きです。 最後の話で、桓魋との絡みも書けて、作者としても一読者としても嬉しかったです。桓魋も大好きです!大人の男って感じがしますwそしていつか、陽子とオリキャラの絡みも書いてみたいです。彼女たちはきっと、気が合うと思うんですよね(^^) そして、名前だけ出てきているオリキャラの話やもう一つ考えている大きな話も書いていきます。ですが、来年社会人ということもあり、年明けから勉強に専念しなければいけないため、いつ投稿できるかは未定です(;_;)早くて数か月後、遅くて一年以上後だと思います。ですが、いつになるか分からないので、気長に待っていただけるとありがたいです。 最後になりましたが、いつもみてくださっている方々、本当にありがとうございます。正直、無名私が投稿したオリジナル小説を、こんなに読んでいただけるとはおもっていなかったので、本当に嬉しいです。閲覧数が少し伸びるだけで、小躍りしたくなりますw評価やブックマーク、さらには私をフォローしてくださる人がいたりと、皆様の温かさを感じるとともに、この十二国記がどれだけたくさんの人々に愛されているかも感じます。 かなり長文になりましたが、十二国記を通して皆様にお会いできたことを、大変うれしく思っております。また、どこかでお会いできることを楽しみにしております。 ありがとうございました。 【9】→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3191928 【次作】→ できれば今年度中に ※私の作品には、オリジナルキャラが多く出てきます。15,654文字pixiv小説作品 - 春の蕾 雪の花
春の蕾 雪の花 3-1
最終章その1です。二人がとうとう蒲蘇へ到着します。この章では二人がこれからの道を決めていくお話です。それでは、どうぞご覧ください。 【2】→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2260164 【3-2】→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=227887811,689文字pixiv小説作品 - 十二国記 オリジナル
遠方より来たる朋 後編
前編をご覧くださった皆さん、ありがとうございます。後編です。 英達と春姫、釉尚の掛け合いは書いていてとても楽しかったです。 彼はこれからもちょいちょい出てくると思います。 ちなみに、釉尚のモデルは「ルーンファクトリー4」のレオ〇さんです。 プロフィールにも書いてありますが、仕事がカレンダーどおりではないので、投稿&更新は不規則になります。ご了承ください。 2015/4/1に加筆・修正いたしました。 【前編】→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3861552 ※私の作品は、オリジナル要素を多く含みます。ご注意ください。 小説内ででくる節の訳です。 「朋有り、遠方より来たる。亦た楽しからずや」 →友人が珍しく遠方から訪ねてきてくれた。こんなうれしいことはない。22,400文字pixiv小説作品