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イギリスの妖怪

いぎりすのようかい

イギリスで伝承されている妖怪で、一般には妖精や水妖と呼ばれているものが多い。
目次[非表示]

概要

イギリスで伝承されている妖怪で、日本においては妖精水妖と呼ばれているものが数多く知られている。

現在伝承されているものは、島のケルトと呼ばれるケルト人によるケルト神話の神々や魔物がキリスト教の伝道後に零落したものであるともされるが、ドルイドによる儀礼や祝祭は同化することによって文化として残り、その中でもカボチャ提灯(本来はカブ)を造ってお化けに仮装するハロウィンは、現在においても形は変われど続いているものの一つである。

またベオウルフなどの叙事詩や中世のアーサー王伝説などに登場する魔物なども知られており、さらに16世紀にシェイクスピアによって書かれた『夏の夜の夢』によって妖精のイメージが一般化している。

近代になり、産業革命によって急激に人口が増加したロンドンにおいて、様々な事件や実在の人物をモデルとした幽霊話や都市伝説などの怪談が生まれ、ルイス・キャロルによる小説『不思議の国のアリス』などを筆頭に、不思議な生き物や怪物が登場する文学作品が多数生み出されている。

世界的に一般化しているドラキュラフランケンシュタインの怪物ミイラ男などの怪物もイギリスの小説家たちによるゴシック小説によって生まれた存在であり、さらに現在のファンタジー作品の原典であるといわれ、様々な怪物が登場する『指輪物語』の作者トールキンもイギリスの言語学者である。

実存主義などの思想によってキリスト教の信仰が衰退すると、その反動からか「新異教主義(ネオペイガニズム)」によるウイッカや、アレイスター・クロウリーの魔術結社の台頭などのオカルト思想が生まれ、古代の信仰が蘇らせられるのと同時に新たな神格がいくつも生まれることとなった。

なおイギリスという国の呼び方は日本独自のもので、正確にはグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)であり、実際はイングランドウェールズスコットランド北アイルランド(イギリス王室属領のマン島含む)という4国の同君連合型の単一主権国家である。

そのため、各地域ごとに独自の言語による多彩な妖怪が伝承されているといわれている。

一覧

この項では隣国であるアイルランド共和国の伝承も掲載する。

ケルト神話


イングランドの伝承

  • アスレイ(Asrai)
  • アビーラバー/アビー・ラバー(Abbey Lubber)
  • ウィー・ウィリー・ウィンキー(Wee Willie Winkie)
  • エイキン・ドラム/エイケン・ドラム(Aiken Drum)
  • エインセル(Ainsel)
  • エルフ・ブル(Elf-Bull):妖精の雄牛。
  • ガイトラッシュ(Gytrash)
  • カロパス
  • キティー・ウィッチ(Kitty-Witch):マイケル・エイズルビー・デナムの『Denham Tracts』に記述がある妖怪。“子猫魔女”という意味だが詳細不明。
  • 切り裂きジャック(Jack the Ripper)
  • ギャリートロット/ガリートロット(Gally-Trot)
  • ギャリーベガー(Galley-Beggar)
  • クラップカン/クラップカンズ(Clap-Cans)
  • ゴグマゴグ(Gogmagog)
  • シーブ
  • ジャックフロスト(Jack Frost)
  • シュリーカー/シューリーカー(Shrieker)
  • スカーバグ(Scar-Bug):マイケル・エイズルビー・デナムの『Denham Tracts』に記述がある妖怪。“傷痕虫”という意味だが詳細不明。
  • スナップドラゴン(Snapdragon):マイケル・エイズルビー・デナムの『Denham Tracts』に記述がある妖怪だが詳細不明。“噛みつき竜”という意味だが、キンギョソウを意味する言葉でもある。
  • スプリガン(Spriggan)
  • ダンター(Dunter)
  • タンタラボーバス
  • チャーチグリム(Church Grim)
  • チャーンミルク・ペグ/チャーンミルク・ペッグ(Churnmilk Peg, Churn-Milk Peg)
  • 鉄かせのジャック/鉄枷ジャック/ジャック・イン・アイアンズ(Jack-in-Irons)
  • ドゥアガー(Duergar)
  • トム・ティット・トット(Tom Tit Tot)
  • ナイトバット(Night-Bat):マイケル・エイズルビー・デナムの『Denham Tracts』に記述がある妖怪だが詳細不明。
  • ナッカー(Knucker)
  • ノッカー(Knocker)
  • ハイター・スプライト(Hyter Sprite)
  • バズビーズチェア/バズビーズ・ストゥープ・チェア(Busby's Stoop Chair)
  • バネ足ジャック(Spring-heeled Jack)
  • ピクシー(Pixie)/パック(Puck)
  • ブーア
  • ブラックバグ(Black-Bug):マイケル・エイズルビー・デナムの『Denham Tracts』に記述がある妖怪だが詳細不明。
  • ブルーキャップ(Bluecap)
  • ブルベガー(Bullbeggar)
  • ブルー・ベン(Blue Ben):竜。
  • ペグオネル/ペグ・オネル/ペッグ・オネル(Peg O'Nell)
  • ペグ・パウラー(Peg Powler)
  • ペンドラゴン
  • ムリアン(Muryan)
  • モーゴウル(Morgawr)
  • ヤースキン(Yarthkin)
    • グリーンコーティー(Greencoatie)
    • ストレンジャー(Stranger)
    • ティディムン(Tiddy Mun)
    • ヤレリーブラウン/ヤラリーブラウン(Yallery Brown)
  • ランカシャーの竜
  • レッドキャップ(Redcap)
  • リャナンシー(Leanan Sidhe)
  • ローヘッド・アンド・ブラッディ・ボーンズ/トミー・ザ・ブラッディ・ボーンズ/ブラッディ・ボーンズ/トミー・ローヘッド/どくろのトミー(Rawhead-and-Bloody-Bones, Bloody Bones, Tommy Rawhead)
  • ワイアーム/ウィルム(Wyrm)
    • アンピプテラ/アンフィプティール/アンフィプテア/アンフィバプテア(Amphiptere)
  • ワーム(Worm)


スコットランドの伝承



ウェールズの伝承

  • 赤い竜/ア・ドライグ・ゴッホ/ウェルシュ・ドラゴン
  • アーヴァンク
  • アダル・スーフ・グイン(Adar Llwch Gwin):人語を解する鳥。
  • アデリン・ア・コルフ(Aderyn y Corph):“屍鳥”を意味するが、アメリカオオコノハズクやモリフクロウを意味する言葉でもある。羽根もしくは翼が生えていないにも関わらず空を飛び、戸口で「デウフ、デウフ」と鳴く。死の前兆として現れる怪鳥であり普段は幻想の地に棲んでいるという。
  • ウォーターリーパー/サムヒギン・ア・ドゥール
  • エサスダン/エシュシロン(Ellylldan):夜に迷った旅人を沼地や湿地に誘い込むというウィルオウィスプの一種。
  • エサソン/エサースロン
  • エスキスエルウィン/アスギスィルイン(Ysgithyrwyn):巨大猪。
  • カースライル(Cythraul):ウェールズ語で悪魔のこと。
  • カヒライス/カイライス/カハラエス(Cyhyraeth):災害の前に泣き叫び、人の死を予告する精霊。
  • グウィバー
  • グウィライオン
  • グウィルギ(Gwyllgi)
  • グウレイグ
  • グワルセーグ・ア・シーン(Gwartheg Y Llyn):湖の牛。乳白色をしている。
  • タルイス・テーグ/タルウィス・テグ/タルウィス・ティグ/タルウィス・テーグ
  • バグベア/バガブー
  • ファド・フェレン(Fad Felen):“黄色い死”を意味する病気の精霊。髪と歯と目が黄色いという。


アイルランドの伝承


マン島の伝承


イギリス全域の伝承

キリスト教文化およびヨーロッパ全域の伝承で英訳されているもの含む


騎士伝説・叙事詩


その他


幻の古生物


近現代の創作

シェイクスピアの作品群

ルイス・キャロルの作品群

当該記事および子記事群を参照。

J.R.R.トールキンの作品群

当該記事および子記事群を参照。

J・K・ローリングの作品群

当該記事および子記事群を参照。

アレイスター・クロウリーの神秘思想

当該記事および子記事群を参照。

モンティ・パイソンの作品群

ガリバー旅行記

ゴシック小説・SF小説

ハマー・フィルム

MGM

その他の創作物

  • キューブライム(Cube Lime):パブリックドメインのフリーシェアワールド異世界ロクシア』という企画の中で創作された架空の植物。イギリスがモチーフであるブリガニー王国原産の植物であり掌大の四角いライムが生るという。(2021年)
  • モリー・マローン(Molly Malone):アイルランドの首都ダブリンを舞台にした曲に登場する。魚売りを営んでいた女性の幽霊。(1833年)

イギリス出身であるとされるもの

関連イラスト

イギリス伝承系まとめ_その1
【WORK】世界の本当に怖い妖怪・モンスター (下巻)


関連タグ

外国の妖怪 アメリカの妖怪 西洋妖怪 イギリス アイルランド
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妖精一覧 妖精 水妖

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