概要
ワイルドハギス(野生のハギス)とはスコットランドのハイランド地方に棲んでいる、伝統料理「ハギス」の原料となる動物。
急な山腹を素早く走るように適応しており、左右の脚の長さが異なるという特徴を持つ。
山を時計回りに走る左足が長いものと、反時計回りに走る右足が長いものの2種類がおり、同じ方向に走る雌雄同士が交尾するため雑種は生じない。
満月の夜に心の清らかな者だけが目撃できるとされ、あまりにも見つけにくいことからカモノハシのように嘴を持つ丸っこい獣、または長い三本足を持つという姿も伝わっている。
現地では年末にハギスハント(Haggis Hunt)という行事があり、捕らえたワイルドハギスを使って作られたハギスを食べて一年の健康を祈る。
この動物を捕らえるのは熟練者でないと難しいが、グラスゴーのケルビングローブ美術館に標本が展示されているので、是非訪れて見てみることをお勧めする。
実は...
というジョーク(本当の材料は羊の内臓)であるが、アメリカ人観光客の3分の1が存在を信じていたとの2003年の調査結果もある。
創作での扱い
最終巻特典の小冊子参照。