概要
『コミック@バンチ』にて2011年3月号より2017年9月号まで連載。略称は「リアじゅう」。
単行本は全15巻。
異形が住む「エリア51」で人間の身でありながら探偵業を営む、マッコイこと真鯉徳子と助手の河童のキシローが出会う数々の奇妙な事件を描いた作品。
この地の権力者である十神率いる世界各地の神々や、モンスター、UMA、宇宙人らが引き起こす事件に巻き込まれつつも、物語が進むと何故人間であるマッコイがこの場所に訪れて暮らしているのかが明らかになっていく。
大きな事件の合間には、1話完結のコミカルなものや、この地に住むものの生き様などの挿話が挟まれる。
登場人物
真鯉探偵事務所
- マッコイ
本名は真鯉徳子(まごいとくこ)。リトル・トーキョーに事務所を構えており、命の危険も意に介さない過激な手段で事件を解決させるために、超常的な人外達にも一目おかれている。
愛銃はコルトM1911で、当初は神や精霊クラスには通用しなかったがある事件の最中に、以前の持ち主と同じ性格の付喪神として目覚め神殺しの力を身に付ける。
- キシロー
スーツとソフト帽を身に付けた河童。日本で捕獲されエリア51に連れてこられたが、気弱でお人よしのため他の異形に虐待されていた。
マッコイに助けられた恩から助手となったが、実はとある目的からこの街にやってきている。
水を操る程度の力を持ち、偶然手に入れたランプの魔神と同居している。
- 王子
「城」の女王から、白雪姫を渋い顔の7人の小人たちと一緒に800年にわたって守ってきた王子。色々あった後にマッコイの2番目の助手になった。
十神
エリア51内の権力者で十神会議で意思を決定する。
この地に移送される際に多くの力に制限を受けたが近代化を受け入れており、どこからか現れた最初の蛇によって蛇神や竜神が反旗を翻した「蛇の動乱」によってかなりの勢力が削がれている神話も多い。
各神話とも「外つ神」と呼ばれるエリア51外で活動できる一柱を認められており、そのありようは各支配地区を縄張りにするマフィアのようである。
主神はハヤブサの頭部を持つラー。
主神は妙齢の女性姿のモリガン。
主神は4つ目の仮面のような顔の大男マルドゥーク。
主神は隻眼の酔いどれオーディン。
主神はフードをかぶった毒舌な少女姿のモコシ。
主神は長髪で第3の目を持つシヴァ。
主神は髑髏頭のテスカトリポカ。
主神は斉天大聖。妖怪上がりであるので立場は微妙。
主神はサングラスをかけたハデス。この地で存続するために享楽的なゼウスは処分されたといわれている。
主神はアマテラス。引きこもり気味なのでツクヨミが代理を務める。