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概要

ガイ・フォークスとはイギリスで火薬反逆陰謀事件(ジェームズ一世暗殺未遂)実行犯の1人。グイド・フォースとも言われる。

ハッカー集団アノニマスの仮面はこのガイ・フォークスに由来し、英語で男を意味する「Guy」も彼由来である。

人物

旧友のイエズス会士オズワルドテシモンドはフォークスを「会話や振る舞いが楽しく、喧嘩や揉め事を避け、友達に誠実である」「軍事に精通している」と評価している。

伝記作家アントニアフレーザーはフォークスの外見面について「背が高くがっちりとした男で、赤毛の髪に当時流行の八の字の口ひげと濃いあごひげを蓄えていた」と記し、内面について「行動的な男……知的な会話もこなし、肉体の責めにも抵抗し、少なからず敵を驚かせた」と記している。

要はイケメンでカッコイイ軍事マニアって事である。

火薬陰謀事件

ガイ・フォークス自身はカトリックであり、当時プロテスタントだったジェームズ一世の宗教政策が寛容でなかったため、イングランドのカトリック教徒たちが失望した事に端を発する。

イングランド国教会成立から続く長いカトリックへの迫害に耐えかねたロバート・ケイツビーを初めとするイングランドとウェールズのカトリック教徒の中で集団が結成。議事堂にて国王と側近を大量の火薬で爆発させるという寸法。

フォークスはスペイン戦争に10年従事した経験があったので火薬の扱いには慣れており、計画には期待が持たれた。

しかし決行の前日になり、事前の密告でフォークスが火薬の前にいて導火線を持っているところを目撃される。

ロンドン塔に収監されたフォークスは最初の取調べではジョン・ジョンソンと名乗り、強気に振舞った。多量の火薬と共にいたことについて聞かれると「スコットランドの乞食どもを祖国の山に送り返してやるためだ」と返した。フォークスは議事堂を吹き飛ばす予定であったことを認め、失敗を残念に思うと述べた。フォークスの堂々とした態度はジェームズ1世の歓心を買い、まるでローマ人のようだと賞賛した。

しかし拷問がエスカレートしていくにつれフォークスは余裕を失い、遂には首謀者のケイツビーを初めとする協力者の名前を吐いてしまう。

フォークスを初めとした他8名は見るも無惨な処刑を受ける。

フォークスは長い拷問で衰弱しており、絞首刑の後に待ち構える生きながらの鳥葬を受けるのは死んでもゴメンだと思い、絞首刑台から飛び降り、自ら首の骨を折り死亡した。享年35歳。

ガイフォークスとアノニマス

ガイ・フォークスの男気に当てられた4chanオレら達はアノニマスを結成。

しかしガイ・フォークスはあくまでもテロリストであることを留意しておきたい。

別名・表記ゆれ

ガイフォークス

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