ウェールズ
うぇーるず
グレートブリテン島南西部に位置するグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(英国・イギリス)を構成する自治地域の一つ。
ウェールズ語では「同胞」を意味するCYMRU(カムリ)と呼ばれており、「ウェールズ」はイングランドの古語で外国人という意味である。
英国構成四地域の中で唯一、国旗からユニオンジャックに意匠が取り入れられていない地域であり、一部からはウェールズの意匠を取り入れた新国旗を制定すべきとの声もある。
それに伴い、英紙「デイリー・テレグラフ」では新国旗の試案を募集し投票を行ったのだが……どうしてこうなった。
国旗には、ウェールズの象徴である赤い龍(Y Ddraig Goch)が描かれ、背景は国章のネギ(西洋ネギ/ポロネギ/ニラネギ/リーキ(leek) - ウィキペディア)の色彩を表現している。
守護聖人は聖デヴィッドであるが、土着の聖人で「聖コセン(St. collen ウェールズ語では「MABSANT COLLEN」)」という方がいらっしゃって、スォイゲルの辺りにある塚で、はびこる妖精どもをばったばったとやっつけた話が伝わっている。
グレートブリテン島のイングランドの西、スコットランドの南西にあり、南北と西を海に囲まれる。山がちで、全土の1/4が国立公園もしくは特別自然美観地域、森と湖に恵まれた自然豊かな丘陵地帯である。資源埋蔵に優れ、古くから鉱工業が発達している。
首都は南東部にある最大の都市カーディフ。かつてはローマ帝国やノルマン人が築いた要塞であり、産業革命期には石炭の集散地として栄えた。その南西にある第二の都市スウォンジーも銅産業で発展した街である。北東部にあるレクサムの街は炭鉱に加えてビール醸造でも栄えて来た。
元々は1066年のアングロ・サクソンの侵略から逃れたケルト人の一派であるブリトン人たちが住んでいた地域。統一はされておらず、イングランドに対しては常に抵抗していた。13世紀にウェールズ北部に位置するグウィネッズ王国が勢力を拡大。ルウェリン・アプ・グリフィズ(Llywelyn ap Gruffydd)の代でウェールズの大半を支配下に治め、「プリンス・オブ・ウェールズ」(ウェールズ大公)を名乗るようになった。
しかし、その後間もなくしてイングランド王エドワード1世との戦争に敗れ、ルウェリン及びその一族が死亡。そしてエドワード1世は長男のエドワード(後のエドワード2世)に「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を与え、ウェールズはイングランドの支配下に入った。なお、イギリスにおける第一王位継承者が「プリンス・オブ・ウェールズ」を名乗るようになったのは、この頃からの慣例である(ただし女性には当てはまらない)。(ここから、「プリンス prince」(「君主」「公」)が、「皇太子」の意味を持つようになり、やがて広く「王子」の意味をも持つようになった)。その後、バラ戦争やクロムウェルによる独裁などで度々政争の舞台となっている。
ちなみに「処女王」として知られるエリザベス1世を輩出したテューダー家はもともとウェールズ貴族の家系である。
ウェールズ人は性質勇猛で王朝で重きをなす者も多く輩出したという。21世紀になった今でもなおウェールズ人としてのアイデンティティーは強い。
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