概要
『Dungeons & Dragons (以下D&D)』のローパー(Roper)は石筍に擬態するモンスターであり、円錐形の岩塊に似た本体には獲物を捕食する巨大な口と単眼を持つ。
また地上に適応した亜種もおり、こちらは枯れた木の幹に擬態する。
ローパーが生息する洞窟には、天井からぶら下がり鍾乳石に擬態する石のような殻をもつ軟体動物ピアサー(Piercer)も生息していることが多く、現場では長い間ローパーの幼体と見なされていた。
後に全く別種のモンスターであることが判明し、ローパーの幼体も発見されたが、「ローパーの幼体をピアサーと呼ぶ」慣例が引き継がれてしまい、同じ名前で生態は全く異なる二種の「ピアサー」が存在する事態となってしまった。
『D&D』以後の作品では擬態に関する設定は重視されず、本体部分も生物的に描かれたものが多くなり、イソギンチャクやタコ、食虫植物などを意識したデザインのものが主流になっている。
また、触手もちという(別の意味で)恵まれたデザインから、pixivにおいてはエロ作品が沢山あり、今日も今日とて美少女たちを触手責めで骨抜きにしているのだとか……
関連作品
『エレフローパー』を参照。
ダゴンやたこまじんと同属であることから、「ローパー=タコの怪物」という解釈に基づいているようである。まぁダゴンも元々タコではないんですが…
モンスターの一種として登場し、剣を出さずに交差するとギルの体力を最低値にする。
このため剣を出して交差し、被害に最小限に留める必要がある。
→詳細はローパー(ドルアーガの塔)を参照。
敵として登場。
『シンフォニア』辺りまでは『ドルアーガの塔』に準拠した姿だったが、『アビス』からは円柱形の体の上に1~3対の触手を生やした軟体動物といった感じになった。
基本的に主人公たちに立ちはだかる敵キャラとして登場する。
円柱形の体型に無数の触手と身体的特徴は概ね一致するが、やけに可愛らしい口元が確認されており、見ようによっては愛玩生物に見えなくもない。
対戦モードではプレイアブルキャラとして使用することができ、分身で撹乱したり、ドリルや風船に模して攻撃したりと、なかなかトリッキー。
ローパー(魔物娘図鑑)を参照。
拠点目掛けて侵攻するエネミーとして登場し、接触したユニットに対して麻痺させる特性を持つ。
しかしR-18ゲームの生まれでありながら、麻痺させたあとはそのまま放置という、エロゲーにあるまじき行為を行う魔物だったりする。その生態(仕様?)からいつしか『紳士』と呼ばれるようになった。
なお、変異種は麻痺させてもなお殴ってくるため、注意が必要。
第五弾『ヴァトラスの剣』に、ザビロニア帝国のモンスターとしてギガンローパーが出現。
ダンジョンに棲息しており、ラナール地方のモンスターとしては強力な部類のHP330。
モデルはMS-12ギガンで、頭部の無反動砲は多数の触手に、両腕は長めの触手に、下半身の車輪部分は足盤になっており、「ローパー=イソギンチャクの怪物」という解釈に基づいているようである。
ギガンをベースとしたカラーリングは、イソギンチャクとしても普通にありえる現実感を持っている。
まだ登場悪魔に通常のファンタジーRPG色が強かった、初代に登場した「物怪(外道)」ルーパー系のモデルであると思われる。
ピンクルーパー、サンドルーパーと色違いの数種が登場し、逆さ反転した青いグラフィックのものがア・バオア・クーである。
当該記事参照。