概要
ドルアーガ配下の魔物の一種。無数のロープのような触手を持つイソギンチャクのような形状で、その触手で触れたものから生命力を吸収して我が物とするという恐るべき能力を持つ謎の生命体である。普段は触手を収め、柱状のボディで直立しているが、一度獲物を見つければ触手を伸ばして執念深く追い掛けてくる。
特徴
原作『ドルアーガの塔』においてのローパーは、剣を抜いた状態で交差した場合は、ナイト族などと同様に交戦して倒すことができる(但し、一定以上の強力な剣を持っていないと倒せない)。また、剣を収めた状態で交差した場合、ギルの体力が最低値になってしまう。この状態でローパーと再び交差しても死ぬことはないが、ナイト族など体力の概念のある敵と交差することはできなくなる(交戦した途端に体力不足で死ぬ)。
なお、本作のローパーは色による能力差はない(ただ、同種でも個体によって得点に差がある)。基本的な命名原則は体色ではなく触手の色による。
ローパーの種類
グリーンローパー
橙色の身体に緑の触手を持つ。25階より出現。
レッドローパー
緑色の身体に赤の触手を持つ。37階より出現。
ブルーローパー
灰色の身体に青の触手を持つ。50階より出現。
続編、外部作品
続編『イシターの復活』では、グリーン・レッド・ブルーに加えてイエロー・ピンクのローパーが登場(ブルーローパーは体色が黄色に変わっている)。また「スーパー」の名を冠する素早いローパーも現れる。ほとんど呪文が効かず、カイは苦戦を強いられる。ちなみに、ピンクローパーには「ACローパー」という別名が付けられている。
『ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ』では、属性に合わせて実に10種類ものローパーが登場するが、いずれも高いHPと防御力を持ち、通常の攻撃で体力を吸収してくるため非常に倒しにくい。その上、普段なら切り札になるジェムによる魔法攻撃は無効、しかも常にギルのレベルに合わせた強さで現れるため、苦戦は必至である。
『ドルアーガオンライン THE STORY OF AON』では接触ダメージがあり、触れられるとダメージを受け続ける。命綱の防御魔法を一瞬で剥ぎ取られるヤングカイや体力が低いワルキューレにとっては天敵ともいえる存在。特に、レアモンスターのハイパーローパー(メイン画像がそれ)は、迂闊に触れた英雄たちの体力を一瞬で奪い去ってしまう。
なお、あるクエストで味方のオーン兵が魔物使いの妙技を見せることがあるが、操るのがよりによって危険なハイパーローパーで、英雄たちから苦言を呈されている。
また、別のクエストでライバルキャラクターと共闘することがあるのだが、サキュバスとの共闘の際には彼女がペット(?)の2匹のローパーを使役する(名前は「Greed」と「Lust」)。
『ナムコクロスカプコン』では、原作通りグリーン・レッド・ブルーの3種が登場。防御力が高く、毒の状態異常を付加してくるので厄介。