ヒッポグリフ
17
ひっぽぐりふ
西洋の合成獣の一種。
上半身がグリフォン、下半身が馬という、『グリフォンは馬を嫌悪し、捕食する』とされることから【ありえない存在】の比喩表現に用いられる。
名前は馬を意味するヒッポス(Hippos)とグリフォン(Griphon)の合成語。
一般に大鷲の頭と翼、馬の耳と後半身、獅子の前半身を持つ姿で描かれる。
pixivではヒポグリフで検索したほうが多くヒットする。
その誕生の背景には諸説あるが、一般にグリフォンの雄と雌馬との交わりによって誕生すると言われる。
ヨーロッパには嘗て不可能を表す比喩として「グリフォンに馬をつがわせる」(グリフォンは馬を獲物とする習性があると言われる事から)と言うことわざが存在したが、このことわざが時代を経てヒッポグリフを生み出す事になったらしい。
『オルランド』伝奇への登場
おそらく最も明確に物語に登場した最古のヒッポグリフ。
“シャルルマーニュの十二勇士(パラディン)”の筆頭・ローランを主役としたイタリアの古典伝奇『狂えるオルランド』にて、十二勇士の一人であるアストルフォの騎乗獣として登場している。
『ハリー・ポッター』シリーズへの登場
コメント
コメントが未記入です