概要
「チョ~、面倒なんすけどぉ~」
人間態 / CV:ベルナール・アッカ
第4・5話で登場した、腕だけでなく肩や脚にも鋭利な爪を生やした猫モチーフの通常ファントム。
宿主は屈強なアフリカ系の男性だが、生前の名前や詳細は不明で生前の人物に成りすまして行動する事を目的としていない様子。そのため、OPのクレジットでも「ケットシー」としか記述されていない。
身軽な身体による素早い動きから、鋭い爪を長く伸ばして敵を引き裂く攻撃を得意としている。また、両腕を刃の様に変形する事も可能。
ピアニスト・高木栄作を絶望させて新たなファントムを誕生させるよう幹部ファントム達から命令を受けるが、自身はファントムを誕生させるよりも人類を抹殺する方が楽と考えていた(ユウゴもこの考えには理解を示していたが、ミサに一蹴されている)。
芸術家気質のゲートが標的の為、直接利き手を潰して絶望させようとした。
猫の為か、性格は不真面目かつ面倒臭がり屋。初登場時は宿主の姿にも係わらず廃車の上で日向ぼっこをしているなど、行動心理は猫そのもの。
ウィザードとの最初の戦闘も面倒になったから逃亡。2回目での戦闘でも「木の上で眠たいから」とウィザードに懇願し(当然却下され木の上から落とされた)、その後ウィザードに止めを刺されかけるが、晴人の魔力が切れ変身が解けたのを見るや返り討ちにするチャンスだったにもかかわらず「やめた」と言い捨て再び逃走した。
その後、何度か高木を狙うチャンスがあったにもかかわらず、面倒臭がって行動を起こさなかったためにミサに処刑されかけ、ユウゴにグールを貸し出されてしぶしぶ出撃するなど、その怠けっぷりは筋金入り。
最終的にはハリケーンスタイルのスラッシュストライクで倒され、爆散した。
それまでの「幹部に忠実且つ外道な性格、人間社会に紛れながら活動していた」一般ファントムとは一線を画すコミカルでどこか憎めないキャラクターやインパクトのある人間体はネットでも話題となり、ゲスト怪人でありながら一躍カルト的な人気を誇った。思想や行動はファントムらしく残虐ではあるのだが、そこに至る理由はあくまでも「楽だから」に他ならない。
ちなみに過去作品で既に面倒臭がり屋の怪人というのは登場していたが、その怪人はあくまで「自分の任務を妨害されること」が面倒臭いのであり任務自体は全うする気でいたため、そもそも動くことを嫌がるケットシーの方がズボラさでは数段上であったと言える。
余談だが、人間態と声を外国人が演じる怪人は仮面ライダー555のジェイ / クロコダイルオルフェノク以来。劇場版も含めると仮面ライダーフォーゼのカタル / サドンダス以来の登場となる。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダーウィザード ファントム(仮面ライダーウィザード)
リンクス・ゾディアーツ、レオ・ゾディアーツ:前作におけるネコ科モチーフとしたライダー怪人。
ガンマン・ロイミュード・・・・同じ人が演じている。ただしこちらは性格が違う。