曖昧さ回避
- スコットランド伝承に登場する妖精の一種。当項目にて記載。
- ゲーム『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルシリーズ』に登場する種族。→セルキー(FFCC)
- ゲーム『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル エコーズ・オブ・タイム』に登場するウルズ。
- 『伯爵と妖精』に登場する妖精。当項にて記載。
- 『トキメキファンタジー ラテール』に登場するキャラクター。
- 『ロードオブヴァーミリオン』における使い魔のクラスの一つ→セルキー(LoV)
- 『僕のヒーローアカデミア』に登場するキャラクター。→セルキー(ヒロアカ)
伝承上のセルキー
人間と変わりない姿をしており、美男美女である。それぞれ自分用のアザラシの毛皮を持っており、それを被ると完全なアザラシの姿となる。
もともと海に住む種族で、海ではアザラシ状態で生活しているが、地上に現れる時は海中等に皮を隠す。
アザラシへに変化に必要な皮を失うと海に戻れなくなってしまう。
男のセルキーは好色であり、その美貌を生かして人間の女性を口説きあわよくば肉体関係になろうとする。しかしその後の事は感知しないという淡白ぶりも併せ持っている。
逆に女のセルキーは自分から人間の男性と関わろうとはしない傾向にある。しかし皮を盗まれたり隠されてしまうと、盗んだ相手の言いなりになってしまう。
人間の男に皮を盗られた女セルキーがその方法で男の妻にされ子供をもうける話もある。
そして彼女たちはたいてい、隠されたアザラシの皮を見つけ出して海に帰ってしまう。
「伯爵と妖精」に登場するセルキー
こちらもアザラシの妖精で、海で死んだ人間の化身だと言われており、人間に近い性格をしている。
毛皮を脱ぐと人間と判別がつかない姿になり、毛皮もクルミ大の青い玉になる。毛皮を隠されると海に帰れなくなり、毛皮を持つ者に隷属するしかない。また、毛皮を燃やされると持ち主のセルキーの魂も尽きる。
永い寿命を終え命が尽きる時、信頼していた人間に対する永遠の友情の証として、「心臓(宝石のアクアマリン)」を渡すセルキーがおり、リディアも母から受け継いだ「心臓」のペンダントを持っている。
関連イラスト
関連タグ
ローン...同一視される事もあるアザラシの精霊。
白鳥処女説話...異類婚姻譚のひとつで、日本では羽衣伝説が有名。
人ならざる乙女が帰還のためのアイテムを奪われてしまい、現世の人間の妻として暮らす説話群。