異教
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いきょう
異教とは、ある宗教からみて異なる(別の)宗教をさす言葉である。
英語ではペイガン(Pagan)、ヒーザン(Heathen)が「異教」の意味を持つ。
ヒーザンは一神教含む他宗教全般を指したり、多神教徒の中でも古代ギリシャ人やローマ人を指したりする語であり、「野蛮人」や「無作法者」を意味したりもする。
ペイガンもまた、多神教全般を指すが、同時に無神論者も指す。語源は田舎者を意味するラテン語であり、こちらも侮蔑的な響きの単語である。
他宗教を指す語が同時に侮辱、否定の意味を持つという意味で仏教用語の「外道」に似ている。
(一般的な意味では「邪道」の方がニュアンスは近いが。)
近代になってヨーロッパの古代多神教を復興しようという運動が起こり、その担い手たちは蔑称であったペイガンを自身を指す言葉として用いた。
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